[用例研究 256] 〈接觸節 / 接續詞where〉
(BLONDIE By Dean Young & Stan Drake © 1990 King Features Syndicate Inc.)
1 It’s not fair! Every fall half the leaves I rake are from other yards.
2 I hear that we’re getting strong, gusty winds tonight.
3 I’ll wait till tomorrow...maybe they’ll all blow back where they came from.
4 Well, there’s another idea that didn’t pan out!
[解説]
1
・half the leaves I rake: 「ぼくの掃く葉の半分」。I rakeが前のthe leavesを説明してゐます。名詞のあとに節を追加して説明を加へる場合、この節は「接觸節」と呼ばれます。關係代名詞の省略と解することもできます。
2
・I hear (that) S V(~): 「~ださうだ」「~と話に聞いてゐる」
3
・where they came from: 「元のところに」。接續詞whereは「~するところに(/へ/で)」といふ意味を表はします。關係副詞whereの前にto the place(前置詞+先行詞)が省略されてゐると解する觀方もあります。
□參考例文:
Put it back where it was.
それを元の場所に戻しなさい。
4
・pan out: 「(話)(計畫などが)うまくいく」
[意味把握チェック]
1 「フェアぢやないよな(/公正とは言へないね)。毎年秋にぼくが掃く葉の半分はよその庭から來てるんだからな」
2 「今夜は強くて激しい風が吹くらしいな(/吹くといふ話だ)」
3 「明日まで待たう…たぶん風が(葉を)すつかり元のところへ吹き戻してくれるかも」
4 「さてと、うまくいかなかつたアイデアがまたひとつ、か」
[笑ひのポイント]
・吹き戻してくれるどころか、玄關前に吹き寄せられてゐました。目論見と逆の結果が招かれたので、讀者の笑ひが生まれます。物事はさうさう期待通りには運ばないもの、といふ共感・納得感も笑ひに含まれてゐさうです。