心配に及ばず。

雨の中の巡回は冷たくて嫌だった。
もしも掛かっていたら嫌だなあと思いながら歩いたが無用の心配でした。
期待の場所を見ていると灰色の動物が横へ動く。
「あれっ、居るんか？」
再度覗くと猿の威嚇する吠え声がする。
罠が有る斜面は落ち葉が綺麗なままである。
「あああ、お猿か｝
せっかくの罠がダメになったなあと気が重いまま斜面を登る。
「あれっ、居らんでえ？」
よく見ると罠の上に猿の手形が丸く付いている、加重を重くするために土冠りを厚くしたり針金を太くしていたので罠は作動せずに済んでいた。
おかげでいやな目に会わずに済んだが周りに２０匹位の群れが平気で前を歩いたり木の枝を揺ってわしを威嚇している。
今日はいけたが明日以降又掛かるかも知れないので猿は好きに成れない。
罠をいじくるタヌキも好きではないがタヌキはわしに取って幸運の大明神なので許している。
昼に巡回は終わり帰宅。
濡れたので昼から風呂に入ろう。

（雨に濡れた茅場のルート、この奥に罠があるので服が濡れてしまう）

降り続く。

寒さは大分慣れてきたがこの時期の雨は困る。
乾燥注意報は解除されるだろうが外で仕事をする人や通勤通学にも辛い雨である。
わしも山へ行き濡れるのが分かっているのでスタートが鈍る。
明日は病院へ知人を乗せて行くため朝の巡回は無理になる。
だから今日はどうしても行かないといけない、もしも掛かっていたら腹を抜いて山へ置いてきても良いだろう？。
まあ、イノシシが少ないのでその可能性も少ないのだが・・・・・・。
所で今朝の犬達の散歩は極短い時間だったが犬達も納得したのか帰りの車にもすんなり飛び乗ってくれる。
さあ、雨対策をどうして出かけようか？。