カレーが好きな妻のためにカレーの本を買ってあげたのが5月のことだったが、ついに、その本を基にチキンカレーを作るという。
日本で一番使われている植物油脂はパーム油だが、その単体の製品を見かけたことが無いが、ドレッシングだとかパンや菓子などの加工食品に多用されていて、カレーのルーもほとんどパーム油だ。
そのパーム油のなにが問題かと云えば、不飽和脂肪酸の含有量が多く、心臓の血管の病気になると云われている。
まあ、そんな訳で、肉と野菜とスパイスでカレーを作ってくれて、しかも美味ければ云うことが無い。
高価な秋田産のトマトを使って、昼過ぎに出来上がった。
バスマティライスで、水出しの緑茶と胡瓜の糠漬けで食べたが、今まで作ったスパイスカレーの中で一番の出来だったので驚いた。
カレーの本は、一番多くのカレー本を出している水野仁輔さんの最新書を選んだが、この人、浜松の「ボンベイ」でカレーを食べて病みつきになったようだが、多分その店は湯島の「デリー」に関係している店だ。
学生時代、湯島の「デリー」のカシミールにすっかり心を奪われ、随分と通ったものだが、そこに連れて行ってくれた当時の恋人は、柏の「デリー」を知っていて、そこに関係している店だからと湯島の店に連れて行ってくれたのだ。
黒っぽいスープに茹でた鶏とじゃが芋が浮かんでいた。
とっても辛くて鼻水がスープに落ちるのを手で押さえて食べたな。
あそこのカレーに惹かれて、それを求めてカレー就業をしたとすれば、それなりの技術をお持ちだ。
次回はほうれん草のカレーを作ってもらいたいね。
近頃、チャチなレシピ-が世の中に出回っていてウンザリしているが、もしそれが美味ければ、水野仁輔のレシーピーは本物だ。