明日からお盆になるので、妻は仏壇の中身を出して机の上に並べていて、圧力をかけている。
明日の墓の供える花と、仏壇の花を買わなくちゃいけないが、このくそ暑さでどうせ数日で腐るか枯れるかするのに、悪っ高くなっていて買いたくないんだな。
大磯の民家が玄関先で花を売っていて、時々新鮮でいいのがあるので、その近所の農家の茄子を買う序に出かけることにした。
兎に角気温が下がらない、4時少し前で33℃だったが、意を決して自転車でぶっ飛ばした。
麦わら帽子で西日を背負い、風が出るので割と涼しく感じた。
花は何時もより高くて、しかも小菊の下のほうの葉が枯れていた。
まあ、この暑さじゃ流通過程でかなり傷むから仕方がない、多分これ輸入ものだしね。
茄子も何時もより高くなっていた、農家も世知辛くなっている。
小室直樹の三島由紀夫論を読んでいるが、戦後日本人はサムライが居なくなり、みんな商人になっちゃったと嘆いた。
自衛隊には未だサムライが残っていると信じて、最後の檄を飛ばしたが、軍服は来ていても月給取りだから同調するものはおらず、失望して自刃して果てた。
三島が日本に失われたものを取り戻そうと、文学から行動へと立ち位置を変えてはみたが、日本は全く変わらなかった。
あの頃でさへ、病は膏肓に入っていた、そして今は益々その病状は進んでいる。
岸田などという人間が総理大臣じゃ、日本が独立国家とはとてもじゃないが云えない。
じゃあ、どうするんだ。
少なくとも日航機123便事件の欺瞞を解いて、真実を国民に知らせることから始めなきゃ、何時まで経っても嘘で塗り固められた戦後民主主義から抜け出せない。
ヴォイスレコーダーの公開請求は高裁で棄却されていると思うが、最高裁の判断はどうなったんだろう。
もっともロッキード事件で承認に対し反対尋問することなく有罪判決を受けた時に、日本の司法は崩壊していたが。