キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

good good

2020年02月23日 | Weblog
昨日は下の息子と一緒に春物の衣料品を持って母のところへ行ったが、点滴をやっていた。
持ち込むものはすべて写真を撮ってリストが必要なので、介護師に頼もうとしたが、顔なじみの看護師がやってくれた。
佐賀県由来の名字を持ったこの女性をてっきり既婚者だと思って、旦那さんは九州の出身でしょうと訊いたら、まだ独身で私の親が九州出身ですと云われた。
きびきびした仕事振りではっきりとした人で好きだ。
僕が好意を持っているから先方も好意を持って対応してくれるが、思えば行くたびに母の状況を話してくれるなあ。

帰りに二宮の「ティグレ」によって2種類のバケットを買って帰り、昼は野菜スープと肩ロースのグリル、リーフレタス・フロム・マイガーデンなどで食べた。
食後観るべき動画のリストを30ほど作り、適当に観ながら〇▲×の評価をしながら遊んでいたが、何故か土曜なのにプレシネがあることを思い出し、チェックすると14:30からだったので頭から観ることが出来た。
「グーグーだって猫である」これは大島弓子のエッセイ漫画1996年を2008年に映画化したもので小泉キョンキョンが主演している。
知っている顔は楳図かづお、リリィ、鷲尾真知子、小林亜星、松原智恵子で、若い人たちはほとんど分からなかったが、主人公のスタッフ役の太った女の子のグループを観たことがあり、下の息子にこれが森三中だと教えられた。
90年代の吉祥寺を舞台に飼い猫のグーグーが井之頭公園へ逃亡したり、大島弓子が生殖器官の癌になり入院手術をするところなどを描いている。
大島弓子の名前は知っているが、どんな方か知らないし、作品も読んだことが無い。
映画の中でも、子供の頃から町の文房具屋で道具を揃えてもらい、熱心に漫画を描いていたシーンがあったが、人一倍好きな事でないと大成しないなあと改めて思った。

我が身を振り返り、自分から積極的にやりたいなあと思ったのは40になった時の釣りで、好きなことに出会うのが如何にも遅かった。
晩器大成という言葉はあるが、それは幼い頃より一つの事を研鑽しても才能の開花が遅いことを意味しており、晩年になって始めたことが大成することではない。
まあそれでも、大成するなどとは全く考えず、今は好きなことをやっているから苦悩もなく実に愉しい。
ちなみに猫の名前の「グーグー」とはgood goodの意味らしいよ。

映画が終わったのが4時半で、だいぶ暗くなっていたが下の息子と散歩に出ることにしたが、生憎小雨が降り出していた。
それでも西と東の空が明るかったので出かけることにした。
大磯方面へ行って六所神社の先で折り返し、南側に出て葛川べりに沿って帰って来たが、5時半には本降りとなった。

風呂に入ろうと思って居間で一休みしていたが、もう晩飯が出来たと妻が迎えに来た。
鰹のたたき、赤い茎の菜花のお浸し、豚の生姜焼き、痘苗サラダなどがあったので「菊正純米辛口生酛」を冷で呑んだ。
妻は燗で吞み、下の息子は冷で呑んだ。
9時の真木よう子主演のBSドラマまで母の居間で動画の続きを観た。
本を読まなきゃいけないのだが、観ておかなきゃいけない動画がだんだんと増えてきて忙しい。
地上波のニュースが酷いから、本当の事を知ろうとしたら、自分で情報源を探して、世の中の動きを掴まなきゃいけないから大変だ。
新聞、雑誌、地上波といったメインストリームが、ジャーナリズムの本義を忘れ権力と化してしまい、世論誘導の具となってしまったからには、各人が目を肥やし、自分で有効な情報を見つけ、今何が起こっているのかを知り対処しなければならない。
まあ、ピンキリの情報をスクリーニングする見識・学識・カンが問われる大変な時代でもあるが、これもSNSのおかげで、知的好奇心を持った人に、これほど楽しい時代は無いだろう。

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