醸造用ブドウ園

先月中ごろ知人から神奈川県で醸造用ブドウ園を開園したいのでその簡潔なアイディアを出してくれないかとの依頼を受け、長野の農業高校で栽培と醸造の実務経験のある友人に資料を集めて送ってもらうように頼んだのだが、その後別の友人が亡くなったり、母の退院と新たな施設探しなどがあり時間が無為に経過した。
ここ10数年日本のワインの質の向上に伴い栽培技術が日進月歩で、技術は流動的で確定した栽培ノウハウを提示できないと、友人が依頼した先の農業機関、ワイナリー、高校などから回答があり連絡が遅れて申し訳ないとの電話があった。
自分でも調べてみたが詳しい資料は北海道農政局が公開しているもののみで、纏まったいい資料は他に無かった。

下の息子と吾妻山に散歩に行ったが、「菜の花ウイーク」で今季最大の人出だった。
富士山と箱根丹沢山系、相模湾が見事に美しかった。
家に帰ると午前中妻が焼いた叉焼を使い叉焼麺を食べた。
こまちポークのロースを焼いたので美味かったな、豚肉も品質のグレードによって雲泥の差がある。

給油の警告が点滅している車に乗るのは不安だと、マサまでの買い物に付き合わされ、手前のGSで無事給油した。
何で昨日の帰りに給油しなかったのだとぷりぷりしていたが、じつのところセルフで入れるやり方が分からないのだ。
ハワイ駐在の頃はそれこそどこへ行くにも車で、セルフのGSで給油していたのだが、結婚してから給油はもっぱら妻の仕事でセルフに変わってからやったことがない、それには二つ理由があり、一つは小遣いを使いたくない、もう一つは妻が無駄なものと交換するのを楽しみに何かポイントを貯めているからだ。
今回その手順をしっかり観察したので要領が分ったが、緊急時に500円分入れるくらいだろうなあ。

海が良かったのに、マサに相模湾のいい魚がなく、千葉の鰯の丸干しとカツオのたたきを買った。
豚肉は穀物を食べている家畜の脂が身体に非常に悪いとのことなので、放牧豚のロースの塊を買ってみた。
脂がサッパリしているらしいが、美味ければ今後これにしたい。

近頃本を読まなかったので読書の根気が無くなり、読み始めても続かない。
1日5時間くらいは読まないと、買い置きしてある未読の本が生きている内に読み切らないのだが、だんだんそれでもいいやという気になってきているのは、加齢による気力喪失なんだろうなあ。
受け身のTVをぼんやり見ていることが多く、こんなに観るのは中学高校時代以来だ。
あの頃はTVは歌謡曲の全盛で、多くの人が同じ番組を観て同じ曲を聴いていたなあ、今はネットの時代になり、大まかな感受性で一括りにならなくても、微細なところまで共通した感受性の人と繋がることができるから、好きな歌を聴いていられるいい時代なんだけど、政治的な大きな判断のところでは国としての一体感が必要で、そこを結束するのに不都合になあるんだなあ。
全体主義を擁護するわけじゃ無いけど、国として最も大切な安全保障に対して足並みが揃わないと国が亡ぶからね。

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