五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

腸が幸福感を感じている

2020年10月16日 | 第2章 五感と体感

スロベニアの家庭料理

Wien



腸が幸福感を感じている  2020年10月16日

腸と脳の深い関係を解りやすく
説明した番組を見ました。
(NHKで10月15日21時放映)

「生命体に腸ができ、
腸が脊髄を作り、
脊髄が脳を形成した、」という順番だと知りました。
生命体に最初は脳が無かったことは
知ってはいましたが、
生命体が進化する過程の臓器形成の順番を
初めて知りました。

そして、長い長い腸に張り巡らされた神経細胞の
繊細さと知覚と感覚の関係が、
腸が感じて考えている証拠だということも
納得。

そして、驚くべきことに、
脳が感じる前に、腸が旨味を感じ取っていることも知り、
ラットの実験では、旨味を与え続けたラットと、
旨味を与えられないラットでは、
俄然、旨味を与えられないラットの攻撃性が強い事も
立証されているそうです。

確かに、私自身、何故疲弊した生活が続いたときに
美食に走るのかが、不思議でした。

2009年に(2009年のブログにも記載)スロベニアの
農村にホームステイした際、
一週間の地元の肉と野菜の料理を頂きました。その時、
五臓六腑に無駄なく全て染みわたるような体感を味わったことを
思い出しました。
しかも、その体感が3か月続いたのです。
自分の胃腸が淀みなくすっきりした感覚を覚えたのでした。
先日、鶴見の鶴寿で料理を頂いたときも
料理のはじまりに、シンプルな昆布出汁が
ワイングラスに入れられ、出て来ました。
その昆布だけの出汁を頂いたときに、
臓器に染みわたる感覚があり、
そこで、2009年のあの体験を思い出しました。



(鶴寿の昆布だし)

出汁取りを大事にしている料理家の先生に料理を習ったり、
薬膳料理の先生から教えを受けたりして、
私も、何よりも自然の旨味を大事にしてきました。

体内で感じる事は、
さらに、
太極拳や能の稽古をしていると、
段々と研ぎ澄まされてきたようにも思います。

腸は、必要な栄養分だけ浸透していくそうです。
なので、
必要な栄養分を摂取していないと、
腸は悲しくなるようです。

そうすると、不安感が出やすくなり、
鬱となりやすくなるのだそうです。

私のDNAには、明治時代に根室と函館で
昆布で商いを大きくした祖先の旨味が残っているはずで、
そんなことを妄想していると、
ますますワクワク感が出てきて、
幸福感に満たされた宵でした。

お口に入れる食物によって、
お口から出てくる言葉も違ってくることを
しみじみと納得したのであります。



目黒カルチャースクール
第1金曜日
11月6日(元東急セミナーBEたまプラグループ)
13:00~15:00


目黒カルチャースクール
第3金曜日
10月16日(元東急セミナーBE雪谷グループ)
13:00~15:00
  
講師:越



綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:10月13日第4回(第2火曜日)  
(綾子塾は、限定メンバー制)

③越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:10月22日第2回(第4木曜日)  



紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:10月6日(第1火曜日) 
時間:13時~15時半

小金井勉強会
場所:会報をご確認ください。ユースフルライフ研究所会員限定
日程:10月20日火曜日
時間:13時~15時半

10月10日,11日
2日間コース
場所:武蔵小金井 聖霊会
時間:10時~16時  終了




腸を労わることは、脳を労わる事と同じことを
肝に銘じておきたいものです。

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