「ルーブルで彫刻と遊ぶシリーズ」
昨晩、病気復帰初テレビ出演された桑田圭祐さんを楽しみに拝見しました。
新しいアルバムを購入した息子に便乗し私もこのところ毎日聴いています。
韻を踏む歌詞は、万葉の時代から受け継がれ、同じ言葉でも漢字が変われば別の意味が含まれていくので、表層的に捉えられない意味深な歌となっていきます。
その使い方が最も面白いのが能楽の謡です。
言葉を紡ぐ中、万葉集が出てきたと思えば、いきなり平家物語を拾ってきたり、それを源氏物語に重ねたりして、言葉の表す時空が変わりながらも根底に表現するものは変わらない表現は、日本人独特の表現であるとも思います。
現代の作家に能の戯曲を書いていただくとしたら、桑田圭祐さんに書いていただいたら、面白い新作能ができそうです。
韻を踏み表現する事は世界中でなされていますが、奈良時代から現代の時空をひとっ飛びしながら重ね合わせて行く表現は、知性と教養を素地にしただけではできません。それらを素地にした感性の成せる技だと思います。
観阿弥、世阿弥、金春禅竹の流れから現在を表現する面白さを味わうことも、伝統芸能を守る秘訣かもしれないと感じています。
日本人の持つ感受性は、個性の美です。
個性の美を武器にしながら、生き抜いていきたいものです。
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