五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

どこを関わるか?

2016年01月14日 | 第2章 五感と体感
どこを関わるか?2016年1月14日

自分自身の問題と他者の問題を分けられているか否かで、ずいぶん心の持ちようも違うように思います。
家族の問題であれば、我がことのように思うことは当然のことでしょう。
でも、我がことのように思い、相手と自分が一体になっているとしたら、知らず知らずのうちに自分自身に自他混合が起こっているかもしれません。
「お母さん、うざい」と言う子供の言葉があったり「我が子ながら、自分の子が考えている事がわからない。。。」等、我が子と自分の隔たりにストレスを感じるとしたら、そのほうが健全な心模様でありましょう。
気付かぬうちに、我が子の手足になっていたり、親の手足になっていたとしたら、他者の思考と感情と行動についての自他混合は益々激しくなってゆくでしょう。
「我がことのように関わる」ことが自分自身に意識されているか?それとも意識されていないか?
この問い掛けを自分の胸に手を当てて、思い巡らしてみるだけでも、理想と現実のギャップによる何らかの不安感が具体的に見えてくるかもしれません。

どんなに他者を心配しても、自分自身の「心と身体と魂」は、他者と入れ替える事はできません。

では、心配する相手にどこまで関わることができるか。

関わりたい自分がどこまで何ができるかを意識してみると、自分を信じ相手を信じる事の自分自身への信頼感が見えてくるのです。

自分は自分を信じているか?

今年もこんな自問自答をしながら過ごしてゆくことになりそうです。


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