五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

「怖い」感情を養う

2013年10月17日 | 第2章 五感と体感
自分の生死に関わることの判断は、自分自身の原初感情をどう解釈するかで生死を分けることもあるかもしれません。

「自分の命はを自分で守る」ことを太古の人々がしてきたことであるから故、現在の私達が今この時を生きているのです。

原初感情とは「怖い」「怖くない」という感情の事です。

この直感力は、経験を重ねた事によって起こる感情であるとも云えそうです。

自分が怖いと思う感情を大切にすることで太古の人は生き延びてきました。

怖い・怖くない
危険・安全

「情報」を得る事で、冷静な自己判断を促すことは確かなことですが、「危機が迫る体感」は当事者でないと解らないのです。

情報を上手に利用することと「怖い・怖くない」という感情を自分がどう取り扱うかを日頃鍛錬しておくと、とっさの時に自分の原初感情を信じる事ができそうです。

慌てる事はなるべく避けたいですが、情報と自分の原初感情を上手に使いこなすことができるよう、私自身訓練する必要があるな、と、今回の台風で感じています。

「怖い」という自分の感情は、他者と違います。
自分の怖いというスケールを信ずることは、自分自身の生命に関わることと繋がっていることを忘れてはならないと思うのです。

「自分の怖い感情」を上手に養い、いざという時に備えたいものです。



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