五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

飛び降りるタイミング

2007年11月22日 | 第1章 意識と知覚
久しぶりに「青春」といえる話を聞きました。
ある人が、思うところあって、ヨーロッパの某国に留学を決意しました。
「青春」といえるのかどうか、彼は30代半ば。音楽を生業にしている人。

飛行機の片道切符だけ持って行くそうです。

私は20代、後先構わず、リュックを背負い、旅をしました。
振り子のように、感情の揺れが激しく、その頃の私は自分自身を持て余していたようです。「どこかに行けば、何かが見つかる。誰かに出会えば、何かに気づく」そんなことを夢見ながら、結局は、日本に落ち着き、じっくりと生活を始めた頃から、ほんとうに何かが見えてきたように思います。
しかも、40代過ぎた頃から。

成熟した年、という期間の定義ってどこにあるのでしょう。

私が振り子のように右に左に揺れて、その揺れた先で飛びこんだ世界は、案外、現実吟味力に欠けていたものかもしれません。でも、飛び込んでしまったら、今までぶら下がっていた振り子に飛び戻ることは難しい。それは、過去には戻れないからです。
今度は、飛び降りた先の振り子を、私がどのように過ごすか?。結局自分次第ということです。

数年前、飛び降りた私の場所は、大変なところでしたが、同時に喜びも大きいものでした。
パズルの一片を一枚一枚、はめ込みながら、自分なりのかたちに仕上げるには、まだまだ時間が必要ですが、飛び込んだタイミングに悔いは無いのです。

「自分は、イメージした通りの自分になる。」

ほんとうにそうだと思います。

飛び降りた先で、誰から何を言われようと、自分のイメージを崩す事無く、淡々とやってこれました。
信じて見えてくるものを信じると、次のもう一歩が必ず見えてきます。

振り子が大きく揺れ出したら、それが飛び降りる一番相応しいタイミングなのかもしれません。

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