五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

もう一つ持つ

2017年07月17日 | 第2章 五感と体感

足柄の温泉は、夕刻になるとランタンを灯します

もう一つ持つ 2017年7月17日

一つの事にこだわり、執着して思い続けることが、その人の思う良い方にいけば問題は無いのでしょうが、思い通りにいかないと、その執着から湧き出す負の感情がふつふつと湧き続けるようです。執着しているため、そのことしか考えが至らないので、見え方が一方方向になってしまいます。

そうはいっても、自分の考え方の傾向は、成育史で培われているので、簡単に修正できるものではありません。
自分の考え方の傾向が、自分自身を苦しませても、湧き出す感情は、自分の身体の奥底から自然に湧いてしまうので、いったん拍車のかかった執着から解き放たれることが難しくなってしまうのです。

湧き出す感情を他者に傾聴してもらっても、自分の感情の根源である成育史を理由にすればするほど、執着は頑なになることもありそうです。
そうなると、理由ばかりが頭に巡り、自分を諫めてしまいます。あるいは、そのような傾向になることが他者のせいにもなったりします。
成人になっても、その執着から離れられないと、これは自分の問題になっていきます。

でも、
自分の傾向に対して、何かもやもやした感情が出てきたときに、現実は変えられないけれど、もう一つ叶えたい何かをイメージしてみたり、新しいことを始めたりすると、そちらのほうに意識が向いていくのです。
叶えたいことを実現するための行動や、新しい趣味に一所懸命になる時間は、そのことに集中して、それが体得されていくと、段々と楽しさが増していきます。

自分の生活に、もう一つ何かを持つことができると、それだけで、世界が違って見えてくることもありそうです。

頭を切り替えて新しい事を自分に取り込むことが、知恵に繋がっていくのです。

「もう一つ、何かを持ってみる。」
と、意識してみると、違う世界が見えるかもしれません。



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