五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

子供の姿

2012年08月05日 | 第2章 五感と体感
世田谷美術館でおこなっている「江戸表具を愛する会」では、和綴じ本を作るコーナーも設置しています。

夏休みなので親子での来館も多く、夏休みの自由課題にもお役に立っている?かもしれません。

初めて作るものに取り組む子供の姿は、なかなか素敵です。
ギャラリーのテーブルに並べられた材料に興味を示す子供達は大抵集中力があるようです。
物を作る楽しさを知ると、考える力も芽生えてきます。

無心に手を動かし、紙を切ったり針と糸を使ったりして出来上がったものに喜ぶ表情に触れると、ホッとしたものを感じます。
いつの世も同じだなぁ~という思いが湧きあがります。

美術館通いをしてふと気付きた事が一つあります。それは来館する子供達がゲームや携帯を手に持っていないという事です。
美術館に入る時くらい持たせないよう親が配慮しているのか、持たせない考え方なのか、それは解りませんが、不思議と以前は当たり前であった様子が、貴重に思えてなりません。

世田谷美術館の工作室でも子供の工作コーナーを企画しているようです。

子供の姿を見ると、親の姿が見えてくるのは、当然のことでしょう。美術館に興味が無ければ子供を連れて行こうとは思わないからです。
物を作る子供が口に出す言葉を聞くのも私の楽しみの一つです。

小さな子供達の姿に触れ、世の中憂うことばかりではないことを感じています。

紙と色鉛筆さえあれば、何時間でも楽しむことのできた小学生頃の自分の姿も重なりますし、絵の環境の中で育った私の遊び場が美術館だったことも体感で思い出すのです。未だに私の遊び場は美術館かもしれません。

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