飛鳥寺 奈良
Day9 何が不安? 2020年4月17日
還暦近くまで生きてきて、
ドカンと落っこちてきたトラブルや
不運な出来事は、二つ、三つ経験しています。
あまりにもドカンと来すぎて、
気が付いたら奈良の盧舎那仏の前に立っていたことも
経験しています。
それでも、今、寝るところもあり、
ご飯も頂けており、人間関係で苦しむこともなく、
生き抜いております。
30代後半に生き甲斐の心理学の学びを始めた頃は、
子育ての真っ最中であり、
自己の感情のコントロールに悩むところもあり、
一歩踏み出せない自分に嫌気も差していたように思います。
それから20年、学びにも恵まれ、
仕事にも恵まれ、自由人な私が
自分を表現しながら生きてこられたのは、
出合った学びと自分のやりたいことが
一致していたからかもしれません。
そのような時を過ごし、
東日本大震災があり、
私達が設立して15年になる
NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会の
活動をもう少し広げたいと動き出したと思いきや、
新型コロナウィルス感染拡大を防ぐために、
活動を停止せざる得ない状況に。
ですが、
世界中がこんな状況なわけですし、
SNSのお陰で、複数の交流形体があり、
動きが取れない中でも、
色々なアイディアが浮かんできます。
とりあえず、何が不安?
と、自分に問いてみると、
自分の事はさておき、
若い人たちの将来に不安を感じる事の方が
強いようです。今までは、
「どうにかなる」で、済んできたことが、
どうにかなるでは、済まなくなる時代が
いよいよやってきたように思えるからです。
自分の意思次第で、どうにかなってきたことしか
経験していない私は、
自分の意思次第でも、どうにもならないことへの
不安の予感が、もやもやと
覆っているようにも、うすうす感じ始めています。
縄文人が、天地異変に驚きおののき、
奈良時代の人々が海の向こうと
交易し出すことで疫病に苦しみ、
食べ物が無くなると、戦いが始まり、
それでも
そのたびごとに、天に向かって手向けることを
やめてはきませんでした。
先日、いつもとは違う物凄く地味な
復活祭のお手紙が届きました。
送り主は、観想修道会の某シスターです。
私としては、
天地異変が起ころうとも、
いつもと変わらず祈り続けている人の存在が
ほんとうに有難いと思うのです。
この地球のどこかで、今、誰かが祈っていることを
思うことが、私自身の見えない不安感を
吸収するエネルギーになっているようにも感じます。
昔、谷川俊太郎の詩に、
地球のどこかで朝を迎えている人がいて、
誰かが祈っている、というような内容のものが
あったことを思い出しています。
回転している地球でよかった、、、
と思う事で安堵感を持つのも、
異常事態と言えるのかもしれませんが。。。(笑)
自分は、今、何が不安か?
ちょっぴり意識しておくと、
今日やるべきことが
見えてくるかもしれません。
NPOキュール「 生き甲斐の心理学 」講座
①
東急セミナーBE講座
2020年 4月10日 13:30~15:30雪谷校 中止
2020年 4月24日 10:30~12:30たまプラーザ校 中止
講師:越
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:4月14日第1回(第2火曜日) 中止
(綾子塾は、限定メンバー制)
③越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:4月23日第1回(第4木曜日) 中止
☆
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:4月7日(第1火曜日) 中止
時間:13時~15時半
小金井植村講座
場所:小金井 桜町病院の修道院
日程:4月22日(この回のみ水曜日) 中止
時間:13時~15時半
講座日程は、NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会会報
及びユースフル通信でご確認ください。