五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分は孤独で不安なのよ

2013年05月17日 | 第2章 五感と体感
人は一人では孤独だし、不安は人の本質です。

孤独で不安な自分を自分自身が受け容れているか否かで、自分の取り扱いが違ってくるように思います。

孤独な自分、不安な自分の取り扱いは、自分自身で見つけていくしか方法がないようです。

揺れ動く自分のアイデンティティを見つめようとするとき、否定も肯定もせず、しかも暖かく見守ってくれる人の存在があると、どこか芯の部分での安心感が、彷徨う自分の軸となり、答えを求めいく環境を整えていくのです。

暖かく見守る相手を誰しも構わず複数に求めていても、それは自分の内で混乱を生むだけかもしれませんし、もしかしたら相手である他者を傷つけていくかもしれません。

彷徨う自分は、一体誰から愛されているのでしょう。

愛されている感覚は、愛することを育みます。

当たり前のことのようですが、人は時々忘れてしまいます。

ブログで何度も書いていますが、「愛は訓練である」という宗教学者の言葉は、ほんとだな、と、思います。

自分の心身に備わっているものを信じることから少しずつ重ねてゆく訓練し、私は死ぬまでその訓練が続くのだと思っています。

「自分と自分ばかりに」気を取られ、「自分と他者」「自分と神仏もしくは森羅万象」の関係性を忘れてしまうと、自分の孤独はますます不安の方向へ向いてしまいます。

人は孤独だからこそ、人は不安だからこそ他者と関係性を結んでいくことは、人の役割の要であるといっても過言ではありません。
と、私は思うのです。

自分の心と身体と魂を大切にしていたいものです。

思春期と云われる時期に「自分の孤独に気付いた人」は生き抜くために大切な恵みを天から頂いたわけです。
喜ばしいことなのです。


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