五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

八百万の神々

2013年12月01日 | 第2章 五感と体感
二見豊玉神社の夫婦岩にて日の出に手を合わせ禊ぎ、伊勢神宮での正式参拝が叶い、熊野三山である熊野権現那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社を五日間かけてゆったりと巡礼しました。

四半世紀ぶりの伊勢参りに加え、熊野三山を巡りたいと数十年願い続けてきたことを叶える事が出来、脳みそが満杯状態です。

熊野灘を眺め、かつて中上健次の小説を読み耽たことも思い出し、新宮という地に立つことができたことも、巡り合わせなのだろうと思いました。
海を知り山を知る武蔵坊弁慶もこの地に生まれ育ち、神武天皇の上陸の地でもあり、「始まり」を象徴する場所として解釈すると改めて自分の精神性が整理統合できるような気がしています。

2年前の台風の被害で熊野の山々が崩れ、熊野川やその支流も大きな被害を受けました。その様子から数千年かけて築きあげた景勝の儚さも直に感じてきました。

八百万の神々が宿る山々の神聖さを体感し、畏れ敬い生きてゆくことを自分の主軸にすることは、生きる力そのものかもしれません。

正宮のごろごろとした白石を踏みしめ、転ばないよう自分の足元を見ながら歩むことは、そういうことなのだと改めて知ることとなり、神道の典礼に触れることは自然の中に含まれる自分を体感することであることかもしれません。

じわりと有難さが込み上がっているところです。

師走のざわつきを鎮めつつ、伊勢と熊野の巡礼記をぼちぼちと書いていこうと思います。

:::

12月6日から8日まで 神宮前の「渋谷のIMA」(神宮前6-17-14六英ビル4階)にて「ちいさく表装・作品展」を開催します。今回は各講座の指導員の表装を展示します。8日14時~15時まで表導会主宰者清水達也先生の掛け軸の取り扱い方を中心にギャラリートークを予定しています。いまようの住まいにも馴染む掛け軸をぜひご覧ください。

クりック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ショコラとあんこ | トップ | お伊勢参り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

第2章 五感と体感」カテゴリの最新記事