五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

インドで私も考えた

2007年10月27日 | 第2章 五感と体感
インドのガンジス川のほとりで「ヨガ」を体験するために一人の女優さんが旅をする番組を見ました。

私がインドに行ったのは、なんと25年前。
1ヶ月半、リュックを背負い、気ままに旅をしました。

最近ではインド式計算法、(昔からニューヨークのキオスクにはインド人の店員さんが多く、不思議に思っていましたが、なるほど、計算が早いからなんだ、と最近になってようやく納得。)、そして、ヨガも大ブームになっています。

ヨガマットを持ち、私もやりたいところなのですが、人には言えないくらい体が固く、習いに行く以前の問題で阻まれています。
インドは50年経っても何も変わらない悠久の国。。。と云われていたのですが、最近のITの活躍。経済も発展し、女性の活躍も著しいようです。
ここ3,4年インドでも流行り出したヨガによる健康法。デリーの公園に朝から男性も女性も色々なヨガグループがあり、それぞれ楽しんでいる姿がテレビに映っていました。

こんな風景、25年前にはありませんでした。
女性がヨガマット敷いて公園でクネクネしているなんて・・・。

そうはいっても、ヨガはヒンドゥの教えそのもの。
心と体を呼吸によって繋いでいきます。その繋ぐものが、日本語で「呼吸」=「魂」ヒンドゥ語で「プラーマ-」、と言います。
体と心は呼吸によって生かされます。

番組の最後にヨガを広めたアシュラムのグル(師)が、病床にも関わらずテレビに出ていました。
ベットに横たわった95歳のグルは、衰えた肉体からは想像もできないくらい太くしっかりとした口調で女優さんに言いました。
「あなたは日の上る国からきました。そしてインドで日は沈みます。日本人は古来から太陽を拝んできました。だから太陽礼拝のヨガをおやりなさい」と。

私は、なんだか自分に云われたような気分になりました。
古来から大切にしていた風習、習慣、祈り、大きなことを始めようとするより、自分に与えられたものに満足し、慈しみ、畏怖をもち、謙遜になること。言葉では簡単に書けますが、そんな自分は程遠い。。。でも、それが、本当の人の強さかもしれないのです。

久しぶりに、浄化作用のある番組を見させていただきました。NHKさんに感謝。

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