五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

あっぱれな人

2008年12月28日 | 悔いのない人生とは?
最近カウンセリング教育の仕事を通してつらつら思うことがあります。

自分の思考・感情・行動、簡単に言うと、人は常々ある考え方で生きています。その考え方は、その人の遺伝や経験〝成育史〟によって個性がはぐくまれていきます。

特に、自分とは違う考え方の人に出会うと、違いを感じた人は動揺し不安感が生じていきます。

これは、「私」という個性が「私」というものを持っている証拠なのです。

「自分以外は〝変人〟」そう教えられても、なかなか身体に沁みてこない言葉も、学びを続けていくと「ほんとにそうだ」と思えるようになります。
変人という言葉は、少々荒い表現ですが「違う」という言葉に置き換えて頂くと解っていただけるかもしれません。

半世紀近く生きてきた私自身、多くの「先生」に出会ってきました。
肌に合う先生、合わない先生、いろいろでしたが、この学びで思えるようになったことが一つあります。

それは、私の好みに関わらず、「揺るぎのない人」です。

私の成育史は、芸術というジャンルの師匠との出会いが大半ですが、「逞しく、精力的に、そして個性の美を開花している」師匠は、たいてい、この「個性」に揺るぎのない人です。

人だからゆえ、自分の個性を巡り、いろいろなことがあるのは当たり前です。

長年の経験を経て、自分の個性にじっくり座り込むと、周りが選択を判断し、ある種のグループ化が成されていきます。

昨日は、私がお世話になっている、とある音楽教室〝ピアノ・ヴァイオリン・声楽〟の発表会でした。忙しさにかまけて、只今休眠中なので、私は鑑賞者。
その教室の主宰者である先生は、私にとっての「あっぱれな人」のお一人です。

45年間の音楽教育。一番前の右端で、背筋を伸ばして生徒を見守る姿に長年蓄えた自信と達成感と品格を感じ取りました。

これからのご活躍とお教室の発展を心からお祈りしています。

長丁場の発表会をに関わった先生方、大変お疲れ様でした。
先生方の個性の美を益々花開いていかれるよう、お祈り申し上げます。

一本の柱を螺旋状に昇りながら私の道を信じて歩んでいきたいものです。

若い人たちの舞台から清浄なエネルギーも頂き、爽やかな気分です。
さーて、今から大掃除


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