ケルトの吟遊詩人にしても平家物語を語る琵琶法師にしても共通するのは「語り」です。
物語を語ること、言い伝えのある昔話を語ること、見た事聞いた事を語ることも人の口から発生する声を聞き、聞き手は自分の五感や体感を駆使して想像の世界でそれなりの映像を観ていきます。
他者から聞く言葉の抑揚や旋律は、自分の目で見たことや聞いたことよりもリアルであったりします。情感にも訴えます。
体で感じて、五感で感じて想像することは、現実社会を生きている私達に生きる力を与えてくれるのです。
他者から聞く語りが自分で体験していることよりも、リアルに感じるということは、他者という媒体が自分の現実吟味力を高めてくれるからかもしれません。
人の語りを聞くこと。
人の話を聞くこと。
言葉は「ことだま」です。
自らが受け手になり、「語ること」を静かに聞く時間は、自らの不安感を咀嚼する好い機会かもしれません。
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