五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

知性化して頭の整理

2016年09月09日 | 第2章 五感と体感
知性化して頭の整理 
フロイトの14の防衛機制9 2016年9月9日

知性化 感情を生のまま表出するのが怖いので、抽象化して表出する事。(テキストP94)

本音の感情をそのまま伝えられないので、抽象的な言葉で表すことは、かなり高度な言語力が無いと叶わないようにも思います。
難しい事ばかり云って、相手に理解されない事も知性化と云うようです。

言語で自分の気持ちを表す時、正直な感情を時と場所を読まずに出す事は、その人の現実吟味力の低さによることかもしれませんし、性格かもしれませんが、
正直な感情を所かまわず言う事が出来る人を羨ましいと思う事もあります。
自分の感情を上手く伝えられず、鬱積する人は、多いはずです。
自分の五臓六腑に沁み渡る的確な言葉で表す事ができると澄み渡る心持になります。そうなると頭の整理が整った体感を得るのです。

知性化しすぎて、人と上手に付き合えない人は、もう少し感情に添った言葉に近づけていく必要がありそうですが、知性化は、自分の感情を言葉に当てはめていくためのとても大事な防衛機制だと私は思っています。
「言葉」を操ること自体が「知性化」であると考えると、言葉を知る必要があります。自分の感情にぴたりと当てはまる言葉に出合うとすっきりすることは、きっと知性化の効用でありましょう。

言葉を知るためには、好きな音楽を聴いたり、各国や日本の歴史や文化を知ったり、小説を読んだりして、教養を増やしてゆくといつしか知性化されたボキャブラリーが増えてゆきます。
例えば、今私が書き続けている防衛機制についての用語を知るだけでも知性化を図る事ができるのです。

同じような知性化集団と交流する事も一つの手立てかもしれません。
数式だけで会話が出来る人々もいらっしゃるはずです。
源氏物語の登場人物をよく知る人同士との会話も知性化の喜びがあるでしょうし。適材適所で、場を見ながらも必要ですが、自分の欲求を叶える事の出来る場所に行って、そこで心おきなく知性化された会話を繰り広げることも大事な自己開放です。

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