五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

浄土の夜空

2013年11月12日 | 第2章 五感と体感
昨晩は半月の月の光が白く眩しく、画に描いたよう雲がその光に裏打ちされてくっきりと浮かぶ様は、まるで浄土の世界に迷い込んだかのような感覚を得ました。

月読みの光を待ちて帰りませ
山路は栗の毬の多きに

覚えが悪いので、勝手に創作しているかもしれませんが、良寛さんがこんな歌を読んでいます。

月の明かりがこんなに明るければ、確かに栗の毬を踏まずに山路でさえも歩けるかもしれない、と、思いながら家路に着きました。

あのような雲に乗って楽天の天女が楽を奏で、死に逝く自分を迎えてくれたらこんな幸せなことはありません。

あの世を想うのならば、あの世で観たいものを念ずればきっと叶うように思います。

浄土の夜空を見上げながら、メメントモリ(死を想う)する僅かな時間は、久しぶりに味わった統御感でした。

人生はたのもしや。

生きているうちに人生を閉じた先の世を思うべし。さすれば生きる我が身に悔いは無し。

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11月10日から16日まで有楽町交通会館ギャラリー1Fパールルームにて「表導会50展」を開催しております。銀座にお越しの際、お立ち寄りいただけると幸いです。日本の文化の象徴である掛け軸や屏風を身近に感じて頂きたいと願っております。
私は「池養右軍鳶」を表装しております。

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