五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

笑いとこたえ

2018年11月05日 | 第2章 五感と体感

東大寺 二月堂   ・・・・   


笑いとこたえ   2018年11月5日

昨日の日曜日は、久しぶりにゆったりとある人の個展会場で時を過ごしました。

そこで、笑わそうと思って笑わせているわけではないのだけれど、どうしても笑ってしまう夏目漱石の小説「吾輩は猫である」をふと思い出しました。
擬人化した猫を通して見た人間像を小説で表現していく事で、森羅万象の中に生きる人の生きざまが一層リアルに読む側に伝わるのが、夏目漱石流の自虐的ユーモアでもあり、素晴らしい人間観察なのだと私は解釈しています。

小説を書くことで、神経症が改善されていくわけですが、相変わらず胃を痛め続けた生涯を送ることを予感めいて「吾輩は猫である」の猫に重ね合わせたのも、どこかで答えを決めていた漱石流の生き方だったのかもしれません。

どちらにせよ、笑わせようと思っても、他者を笑わせるのは、そんなに簡単な事ではありません。
自分の生活環境を知っている人同士での会話であれば、気心も知れているので、笑いのハードルも低いかもしれませんが、時には「嘲笑」となってしまうので、要注意でありましょう。

やはり、忖度なく、明るい話題で、笑い合うと、気分も変化し、体内に血が巡り、身体が軽くなることを体感します。
他者の魅力を知って、そのことを褒めることは、その人の個性の美を受容する事にも繋がります。
自分の個性を押し殺して、時間を過ごさなくてはいけない場があるとしたら、自分の存在の意味を立ち止まって顧みる必要もあるかもしれません。

自分の中に在る真実、つまり真の心は、正直者です。

何かのきっかけで笑ってみると、いとも簡単に自分の中に在るこたえが湧き上がってくるようにも思います。

他者の個性の美を互いに愛し合って、心底笑って、生きてゆきたいものです。

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講演会のお知らせ;

11月18日八王子市生涯学習センター(クリエートホール)14時~16時
市民自由講座「生き甲斐の心理学」
「自分自身の問題を解決するために」というテーマで、
生き甲斐の心理学を分かりやすく解説する講座を行います。

申し込みが必要なので、
詳細は八王子市教育委員会 八王子市生涯学習センターに直接お申し込みください。
問い合わせ:042-648-2231

八王子市での講演会は昨年に続き二回目となります。
皆様のご参加をお待ちしております。

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「生き甲斐の心理学」

公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座

2018年11月5日 鎌倉腰越講座


2018年11月20日 つつじが丘講座


宝塚売布の森でのワークショップ
7月14日土曜日~16日月曜日 終了

町田ワークショップ
10月26日金曜日~28日日曜日 終了


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NPOキュール「生き甲斐の心理学」講座
 
東急セミナーBE講座
2018年 11月16日  13:30~15:30雪谷校

    11月23日  10:30~12:30たまプラーザ校
    11月30日  10:30~12:30たまプラーザ校
    
















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