五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自己愛

2008年08月23日 | 悔いのない人生とは?
人の目に見えるものは、全体の3パーセント。
人の耳に聞こえるものは、全体の4パーセント。
・・・だそうです。

ということは、私たち人間は、自分たちの都合のよいものだけをキャッチしながら生活している、ということになります。

「見えるもの、見えざるもの」は、物質として存在するものとか行動によって見えるもの、心で感じるものは、生きていくために必要なものだけを見て聞いて生きているのかもしれません。

もし、100%見えて聞こえていたら、人間は、地球でまったく違く生き方をしていたでしょう。いやいや、人間というカタチは存在していないかも・・・

スピルバーグの映画「AI」もそんな想像を張り巡らせながら作られたもので、世間的には受けませんでしたが、私は面白いと思いました。
そこで変わらぬものは「愛」のみだった、という「結末らしきもの」も、共感できました。

一万年後の地球に、人間とはまったく違う住み方をしている生物がいることを想像すると、人間である私はもう少し謙虚に生きていこう。。。と思ったりします。

自己愛・・・
人が見聞きする数パーセントのうち、個人が見聞きするものは、更に少ないのです。だから、そこに個性が生まれてきます。
ということは、自己概念というものは、「見えるもの見えざるものの」うちのほんの少しの概念という解釈となります。

ともかく、自分自身が見えているもの、聞こえているものは、大した範囲のものではない、ということなのです。

同じ現象に対して、まったく違う解釈をする隣の人。。。
人間である、という前に、宇宙人である!ということを思うと、健やかな精神生活ができるかもしれません。

ふざけたような言い方かもしれませんが、私は本気で思っています




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