五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

秋の始まりの月

2012年09月01日 | 第2章 五感と体感
暑い暑いと言いながら、そのまま9月に突入です。

カレンダーを捲り「9月」という文字を見て、秋のイメージに私の気持が単純に切り替わるのも、暦の文化が体得されている証拠だな~と、朝からそのような事を思いながら、9月の始まりの朝を過ごしています。

8月中に読み終えるはずだった西行花伝は3分の2まで読み進み、今は、保元の乱で敗れ、陰陽道で凝り固まった信西の無慈悲な裁きで讃岐に送られた崇徳天皇。そして、その崇徳天皇を政治から切り離すことのできなかった西行の憂いの箇所を読んでいます。

昨晩の満月を愛で、一カ月に二回の満月があることに得した心持で

「憂う時喜ぶ時も月仰ぐ」と、お粗末ながら一句詠み、8月に別れを告げました。

西行の一心さ。その一心が行動へと同化していく様は、世を渡るには余りにも不器用ですが、歌を詠むための条件としては最高の資質であるように思い、文武両道のイケメン歌人の行く路を昨晩の月から感じ取ることがでいたように思います。

読み残した3分の1の西行花伝をゆるりと読みながら、夏と秋の境を塩梅良く過ごしたいのが私の本音かもしれません。

満月が日々欠けてゆくペースと共に、諸々を始めていきたいと思います。

「満月の焦るなかれと微笑みし」

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