五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

空海の月から

2011年08月12日 | 第2章 五感と体感
先日観に行った空海展に展示されていた空海の書の中に「月」を描いた?書いたものがあるのですが、月から滴り落ちるような雫に思いが留まって離れません。

偶然が重なり、今、ある方が書いた書を数枚表装しています。その中にも「月」だけひと文字を書いた書があります。

その書は、舞い踊るような「月」です。

書を書いた方にお会いしたことはありませんが、その人と成りが見えてくるのです。

能の稽古の帰り道に観た昨日の月は、水気のある空気に浮かびながらも金色に輝いていました。

空海も、書の作者も、私も、それぞれが同じ月を見つめ、心を動かしていくわけです。

個性とは、そんなものです。

私達はすでに個性に在るのです。

人生、これだから面白い…

…  …

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☆☆
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