五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の感受をどう始末するか

2013年12月16日 | 第2章 五感と体感
生育過程に体験したことや日常における育ち方は、自分の考え方や感情の湧き出し方に個性をもたらします。

好きと嫌い
怖いと怖くない
が、人の原初感情と言われていますが、
幼い頃から自分を育んできた環境は、自分の「湧き出す感情」に大きな影響を与えているのです。

育まれた考え方は感情を生むと言えそうです。

「感受」するものを自分が感じ取り、
「感受したことをどのように自分が解釈しているか」その捉え方が自分の個性そのものでもあるのです。

一つの事象に対しての捉え方、感情の湧き出し方、行動の仕方は、人それぞれ違います。

他者の考え方や捉え方、行動の仕方にいちいち反応していると、きっと自分の個性が上手く発揮できなくなってしまうことでしょう。

自分が感受することを自分がどう始末するかは、自分に課せられた課題なのです。

つまり、自分の感受したものをどのように始末したいか、どのような理想を持って解釈をしているかを意識化しておかないと、多分自分の個性を磨いていくことは難しいかもしれません。

答えは自分の内にあります。

自分で始末できないものであれば、助けを呼ぶことも必要です。

答えを導けないまま感受したままの感情を放置しておくと、自分の防衛機制が増長してくるのです。

自分の感受を持ちきれなくなってどこかで爆発する前に、ちょこっと立ち止まって自分の感受の始末のパターンを振り返ってみる事も「自分の平和」をもたらすコツでもあるかもしれません。

今週で私が関わる2013年の各講座が納まります。ラストスパートの週を大切に過ごしたいと思います。



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