五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

怖がりのスケール

2020年02月21日 | 第1章 意識と知覚

明月院 鎌倉kamakura

怖がりのスケール   2020年2月21日

自分の心と身体の状態を捉えて、
自分の心の状態を測る試みができるのが
プロセススケールです。
(ロジャーズ全集第4巻・サイコセラピーの過程)
(生き甲斐の心理学・P136)

7つのストランズの第1番は
「感情と個人的意味づけ」です。
噛み砕いてみると、
「自分の湧き出す感情と
何故その感情が湧き出すか、という意味を
自分自身が意識できているか。」
というところでしょう。

毎日、どのニュース番組でも
新型コロナウィルスの情報が隙間なく報道され、
某客船の対応に、刹那さを感じているうちに
内閣官房職員や厚生省職員が感染している事実に
日本の危機管理に疑心を抱きながら、
スイスが発行している危機管理の本を
改めて本棚から取り出し、読んでいるところです。

日中、大黒ふ頭から6キロほど離れた我が家の
上空を旋回するヘリコプターに
うんざりする気持ちも芽生えています。

今回起こっている事態で、
自分がどんな感情を持ち、
どんな行動をしているのか。
まずは、自分自身のスケールを意識してみると
良いかもしれません。

私自身といえば、まずは、
猜疑心が浮き上がっているというところでしょうか。
今のところ自分と自分が関わる人々が
感染していない事に
安堵感も湧いてきます。

そのうち収束する、という楽観的な感情という反面、
これからどうなるんだろう、という不安感も
正直湧いてきます。

現代の医学の発達を信じて、
はやく特効薬ができることを待ち望む
気持ちも湧いています。

恐怖におののいて、外に出る事の出来ない人も
いらっしゃると思います。
「そんなこと気にしないで、外に出て、
免疫力を上げましょう!」などという無責任な
声掛けもできないので、
やはり、自分がどう生き抜いてきたかを
振り返りつつ、自分の守り方で自分を守る事が
今の得策でありましょう。

朝10時半に開店する駅前の薬局は
毎朝長蛇の列です。
「マスクを買えるんですか?」という私の問いに、
皆さん、「わからいです」と仰いながらマスクを着けて
並んでいます。
このような現象も、自分がどう行動するか?
という、個性の傾向にも繋がるように思います。

自分が何に対して「怖い」と思うか。
そして、その怖さは、どのくらいのものなのか?

医学的なことだけでなく、
経済にも大きく影響する事態に、
自分は、何を選択して、
どう動くか、を、
今までよりも、慎重に見定めて、
冷静に行動したいものです。



NPOキュール「 生き甲斐の心理学 」講座


東急セミナーBE講座
2020年 2月21日  13:30~15:30雪谷校
2020年 2月28日   10:30~12:30たまプラーザ校
講師:越

藤沢マリアの家勉強会
2020年3月10日
講師:越
藤沢マリアの家勉強会(メンバー限定)は
4月から横浜・桜木町駅の
紅葉坂 婦人会館へと場所が移ります。
第二火曜日は変わらず、
時間は13時~15時半となります。
二月以降受講生に詳細を送付致します。


綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:4月14日第1回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)

越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座・一般受講者を募ります)
時間:13時~15時半
日程:4月23日第1回(第4木曜日)



紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:3月3日(第1火曜日)
時間:13時~15時半


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