五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

何とかなる?

2017年12月12日 | 第2章 五感と体感

東大寺の散華

何とかなる?       2017年12月12日

自分の身体と心は一人分しかないことは、自我の目覚めのあたりから薄々と気付き始め、社会に出るとガツンとその問題にぶち当たり、やっぱり自分は一人だ、という孤独感に改めて気づかされたりするようです。

自分の始末は自分でつけなくては、誰もやってくれませんので、自分が問題の処理をせずに長引かせれば、自ずと問題は処理に至らず始末が付きません。

たぶん、親子も夫婦も社会の組織の中でも、同じような問題があるわけで、何らかの役割を誰が担うかの押し付け合いも日常茶飯事の事でありましょう。

誰かがやってくれることを期待して、それがままならないときに、誰かのせいにしていれば、こんな楽チンな事はありませんが、そのような考えが当然の権利だと思い続けていると、自分のために動いている誰かの心と体が蝕まれていくことにも気づくことはないように思います。

ぽつん、と、独りになったときに、気付けば、その人は始めて幸いを知ることになるのかもしれませんが、大抵の場合、そのまんま何とかなってしまう人の方が多いようです。それが人の役割のバランスであるとも言えそうですが。。。

何とかなる。

何とかなる、と、思いながら、律令制度が成り立った奈良時代から1300年余り経った日本の国でありますが、昨日のノーベル賞のニュースを見ながら、日本というアイデンティティを他の国に住まい、意識し、発信し続けてきたお二人に対して、日本に住まう私たちが罪を押し付けているような痛さも感じました。

日和見に事を流し続けていくうちに、そろそろほんとうに世界から見限られてきたような節を感ずるのは、私だけだろうか。。。と、思いつつガンジスの砂粒の見えないくらいの一粒の私ができることを改めて考えるのでした。

何とかなる、という先の中には、何にもならない、という結末もあることを忘れてはならないな、とも思ったり。

そうはいっても、深刻になっても仕様がありません。
個人的には、「笑う門には福来る」心境は変わらずです。。。


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