Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

なでしこフィーバー。女子サッカーにもっと注目を !!

2011-07-31 | FIFA Women's World Cup
なでしこ達が凱旋帰国を果たして2週間近くが経とうとしている。
今やマスコミの話題は彼女達無くして語れない様だ。決勝戦の翌週にはなでしこリーグがCSで無料放送された。
INAC神戸レオネッサ対ジェフ市原・千葉レディース戦はスタジアムに17,000 人もの人達が脚を運んだ。スタジアムにはサッカーをしている少女達の姿もちらほら。 すばらしい出来事ただ思う。
まぁこの試合のメンバーを観れば当たり前か….首位を行く INAC 神戸にはGK 海堀、DF 田中明日菜、近賀、FW 大野、高畑MF川澄そして澤穂希そして千葉の方には丸山が、なでしこジャパンのメンバーがこれだけ並んでいたのだ。今のJ-League で代表がこれだけそろうのはどのチームの対戦だろう....

だけど澤が前にテレビで言っていた、“私達は勝たなきゃ注目されない。注目されないと競技を続けていけない…”
数年前駒場競技場になでしこリーグの観戦に行った。我が故郷からスペランツァFC高槻がやってきたからだった。
なでしこリーグのプログラムを見て少し驚いたのは殆どの選手達がしかも代表クラスの選手も含めて“副業”を持っている事だった。いや言ってみればそちらが“本業”だったのかもしれない……

意外と知られていない なでしこジャパン“極貧”残酷物語
日刊ゲンダイ 7月15日(金)  勝利給、日当、ボーナスも雀の涙
サッカー女子W杯ドイツ大会4強で時ならぬ「なでしこブーム」である。中でも主将のMF沢穂希、強豪ドイツ相手に決勝弾を決めたFW丸山桂里奈がメディアからも大注目だ。
W杯ベスト16止まりの男子に比べ、確かに女子のベスト4は快挙のひと言に尽きる。しかし、待遇面は大きな隔たりがある。さらに所属クラブの待遇も「プロ契約は数えるほど。無報酬が当たり前の世界」(マスコミ関係者)と大半の女子サッカー選手は、極貧生活に喘いでいるのである。
「丸山と美人SBとして人気急上昇中の鮫島彩は東京電力マリーゼでプレーして、身分は東京電力本社の社員で勤務先は福島第1原発。各サッカー部員には年俸500万円前後が保証され、女子リーグの中では群を抜いて待遇が良かった。しかし、原発事故でチームは休止となり、鮫島は米国女子リーグに移籍。サラリーは月額30万円のようです」(前出の関係者)
丸山は09年に東電マリーゼを離れ、米国リーグを経て10年9月に移籍したジェフ千葉での収入は微々たるものとみられている。練習が午後7時45分からというのも「選手たちはコンビニのレジ打ちなどバイトが忙しく、夜にならないと全員が集まれない」(サッカー記者)からである。
今季前に沢と右SB近賀ゆかりが日テレ・ベレーザから神戸に移籍したが、これはベレーザが昨季限りでプロ契約を廃止したから。もっとも好条件の沢でも年俸360万円程度といわれている。
サッカー協会からの報奨金は、W杯で男子は優勝3500万円(女子150万円)、準優勝2500万円(100万円)、3位1500万円(75万円)、4位800万円(50万円)と決められ、8強400万円と16強200万円は男子のみ。勝利ボーナスも、男子は南アW杯で1勝当たり200万円が支給されたが、女子の場合は「勝利ボーナスは10万円しか出ない」(前出の記者)ともっぱら。
男子には、W杯予選でも勝利ボーナス50万円が出た。南アW杯総額ボーナスが2000万円超が「7人いた」(放送関係者)といわれている。
なでしこにも男子と同額のボーナスを払ってやるべきではないか――。

大会後なでしこ達の報奨金はいくらになったのだろうか…仮にも世界一のタイトルを勝ち取ったのだ。それ相応のものはあげても良いのではないか? 
また原発事故が原因でチーム活動が休止となった東電マレーゼ。鮫島や丸山の様に代表クラスで次の所属先が決まった選手達はいいだろうけど、全員がどうなったのだろう… レベルの違いこそ大きく隔たりがあるが学生を卒業してからも競技を続けた経験のある私はそちらの方が心配になるなぁ…..

今回で6回目となる女子のワールドカップ。今大会は欧州で開催された事もあり世界に結構なインパクトを与えた様だ。

Women’s football has improved hugely over the years but it lacks exposure

女子ワールドカップが本日始まった。私は心から England がどう戦うかを見るのが楽しみでならない。ここ数年私がみた女子サッカーは果てしなく変化している。例え国内リーグ戦の Bristol Ladies 対 Chelsea Ladies の試合でさえ6,7年前に観戦した England の国際試合よりもハイクオリティーな内容だった。それが将来への良い前兆だ。
しかし私の試合内容が変わっていると言う認知にも関わらず多くの仲間達が同調するかは解らない。男子選手達が本当に女子サッカーに就いて語るとは思えないし彼らの多くが今週から始まる女子ワールドカップを観るとも思えない。
問題はずっと今も繰り返して言われる様なマスコミへの露出が欠けている事だ。もし男子選手に女子サッカーに就いてのコメントを求めても賞賛の意を表さないだろうがそれは彼らがゲームを観た事がないからだろう。

シーズン開幕中、新しい Super League が始まっても最も入場しやすいスポーツイベントでは無い。ESPN で生中継される2,3の試合や FA Cup の決勝戦は別にして試合中何が起こったかを調べるのが大編困難だ。明らかにわたしこそ Sky Sports News の結果をしっかりと見る人間であろうが試合を観るどころか普通の人達は結果を知る事だけが容易だろう。

数週間前私は Bristol Ladies の試合の経過を探っていたがどこにも見つからなかった。 FA の Web Site を見ても何もなかった。私は Twitter でもなく試合結果を知る為だけに登録もしたくないのでギャンブルのサイトにアクセスしてようやく途中経過を少し知る事が出来た。しかし試合終了のホイッスルが吹かれるや否やそのサイトは閉じられてしまったので最終結果を知るには Bristol Ladies のGK Siobhan Chamberlain のテキストを偶然見つけるまで待たねばならなかった。
私からすればそれはたるんだ考えだ。 協会は女子サッカーの試合を宣伝したい。しかし彼らはファンがフォローし易い様に充分な宣伝をしていない。

宣伝プロモーションは1つのカギだ。私は翌シーズンに向けて Bristol Ladies をより知らしめるべく機会を創りたい。今年女子 FA Cup 決勝戦に進出した事は我々にとって彼女達をハーフタイムにピッチに送り出しファンにゲームを観戦してもらう事を促す完璧な機会である。
何人かのドイツ女子選手達は Playboy に写真を載せる等もっと過激なアプローチを行っている。これは肝をつぶすほどの驚きだったそうだ。 私は男子選手が同じ様な写真を撮った事で何か問題になったなんてここ数年見た事が無い。選手達の名声を高める為の一部である。


このコラムはトップスター達は男子選手であってもマスコミの触媒の働きをするものであって Eric Cantona も同様にPaco Rabanne の為にファッションショーの張り出し舞台に立った事や、David Beckham やFreddie Ljungbergがブリーフ1枚姿での被写体になったり昨年のワールドカップの宣伝の為にDidier Drogba や Cristiano Ronaldo が雑誌のカバーページにパンツ1枚でおのおののセクシーさを前面に出していた事も指摘しており、この女子ワールドカップもドイツ選手達のセクシーショットの宣伝のお陰か700,000 枚の前売り券が販売済みで決勝戦をはじめ売り切れの試合もあった事を後述している。
そして女子サッカーのレベルアップの象徴として数年前まではピッチの中盤からのシュートがそのまま直接ゴールインする事が多々あったが今はフィジカルもずっと向上し Briston のGK Siobhan Chamberlineは180cmと非常に長身で Arsenal ( もちろん女子)GK Emma Byrne も183cmありVan der Sar の様に見えるとも述べられていた。
今大会で選手達のスタンダードがかなり向上した事も特筆すべき事の一つであったらしい。



England がなでしこを破り準々決勝進出を決めそのフランス戦の中継を巡り英国国会議員を巻き込んでの騒動があったらしい。

BBC under pressure to show women's World Cup quarter-final

労働党のAndy Burnham国会議員は BBC の放送編成委員長であるMark Thompsonに番組の再編成を促す書簡を送ると発表したらしい。
フランスとの準々決勝戦は午後5時からで BBC は tele text で試合の経過を知らせるが BBC1, BBC2 は共に中継せず午後10時45分にハイライトを放送する事になっていた。  BBC1 はゴルフの Scottish Open を BBC2 はコメディー番組の Porridge と Flog It の再放送を予定していた。BBCは同じ系列で同時にスポーツ中継は行わないと言っていた。
“Mark Thompson は TELE TEXT とWEB SITEのサービスでは不充分であると言う事を理解すべきだ。この事に就いての私の観点は若い人達がよりスポーツに関心を持ち多くの女の子達がスポーツを始めるきっかけになると言う事だ。国を代表する放送局としてBBCは適切な戦略を持つべきだ。キックオフまでまだ24時間ある。番組を再編成する時間はある。少なくとも生中継を放映すべきだ。 Porridge や Flog It が放映されるなんて信じられない。”
BBCのスポークスウーマンは 93%の国民は TELE TEXT で経過が解る上に契約上ゴルフ中継を行わねばならないと述べている。”
またこの番組編成に就いては WSFF (Women's Sport and Fitness Foundation ) も黙ってはいなかった。
“ワールドカップ準々決勝戦を通じてファンが増える事を考えればもし BBC が番組再調整の方法を見つけられれば女子スポーツに於いて前例の無い大きな後押しとなる。 BBCが他のスポーツに就いての功績は尊重しよう。しかしこれはワールドカップの準々決勝戦である。女子スポーツの最高点である。 国家が彼女達を全面的に後押ししている事をHope Powell 監督へ示す最もクリアーなメッセージとなる。” こう語ったのは WSFF Chief Exective のMrs. Sue Tibballs であった。
WSFF はもしテレビがもっと取り上げさえしてくれれば61%のスポーツファンがより女性スポーツに興味を持っただろうと結果が出ていると述べている。
BBC 側は契約の問題から Scottish Open を中継せねばならないが TELE TEXT で90%の視聴者が経過を知る事が出来ると答えており BBC2 では PM11:35 からハイライトを放送すると主張するがそれまで特に小さな子供が起きているかどうか解らないとの反論も受けている。
“たった120万人のファンが 2009年の女子欧州選手権決勝戦をテレビ観戦したった70万人が日本戦のダイジェストを見たにすぎない。その一方で400万人がドイツのテレビ局が中継する試合を観戦した。これはそれだけ要求があると言う事だ。であるから BBC に再編を促す。” Tibballs氏はこう語った。 今夏から セミプロリーグ FA Women’s Super League が開幕する….

フランスとのPK戦まで縺れ込んだ激戦をBBCは中継したのだろうか….BBCの事だから自分で決めた事は絶対に?
曲げないと思う。だけど最近の England は男子でもなかなかベスト8の壁を破れない。
そう考えれば国会議員までもこう発言するのは解るなぁ…でも日本の議員さん達はどんな反応するのか??? 





前回に引き続き1次リーグ突破を果たした Australia 女子代表Matildas。16歳の FW Caitlin Foord や 17歳の MF van Egmond をはじめ20歳以下の選手が7人も含まれており将来が楽しみというより9月からのロンドン五輪予選からなでしこの前に立ちはだかりそうなメンバーが揃っている。しかし Matildas のこれまでの道のりも決して平坦では無かった。

It's been a long road to recognition as Matildas face their shot at glory

オーストラリア女子代表が結成された時はまだお粗末なものだった。1975年の Asian Cup で3位になったが3年後に Sutherland's Seymour Park で New Zealand 代表と対戦して 2-2 で引き分けたがその間1度もチームは結成されなかった。
1978年台湾で開催された World Women’s International Tournament に招待されたがここに出場した代表チームはオーストラリアだけだったのでここでの試合は代表Aマッチとしては数えられない。この当時のチームは New South Wales 州と Western Australia 州でプレーする選手が主体であった。
組織は大変ルーズなもので1983年まで New Zealand 代表 Football Ferns 以外のチームとは対戦した事が無かった。そして1986年までどの大会にも参加した事は無かった。
そして1995年5回目の挑戦で Oceania Women's Championships で優勝を果たし遂に同年のワールドカップ出場権を勝ち取った。
当時オセアニア地区では女子サッカーはニュージーランドの方が強く1991年の第1回ワールドカップにはニュージーランドが出場している。
1987年当時18歳だった DF Amy Taylor は代表に召集されたがしかしそれはひどい運営だったらしい。
“我々は男子選手のお下がりのユニフォームを着て練習していた。しかしその当時決して不平を言わなかった。 我々は殆どだれにも認知されていなかった。そして選手達の努力に対して何の償還もなかったしかしわえ我々はただ出来るだけベストを尽くした。 だれもがプロ意識を持ち続けようとした。”時が経つにつれ Matildas への期待は高まりそして要求は高まり続けた。



“スポーツは常にプロフェッショナルなコーチングスタッフと練習用具が備わっていなければならない、しかし自分の現役時代を考えれば期待のレベルは本当に高くなった。我々には今日の選手達に施される様な報酬のシステムは無かった。そしれこんなに多くの試合は組まれなかった。そしてフルタイムでトレーニングできるような環境にはなかった。今日我々が見られるようになるまでに長い道のりがあった…
費用をねん出する為に Matildas は 2000年にヌードカレンダーを発行する事もした。今は Wollongong のWIN TV でスポーツアンカーを行っている Taylor はしかめっ面をしてその時の事を思い出す。

“私は今の選手達がその功績を認められている事は素晴らしい事だと思う。”と今の選手が当時の様な芸当をする必要が無くなった事に安堵をおぼえるかとの問いにこう答えた。
今の選手達が成し得た事で主役になるのは素晴らしいと思うがその価値が報いられたのには少し時間がかかったと思う。 Taylor はこうも付け加えた。
まだ幾人かの人達はそれが充分でないと信じている。これまで何試合もの Matildas や W-Leagueの試合を見て来たベテランABC の解説者 Peter Wilkins はメディアの取り扱いがかわいそうであると述べている。
“これまでメディアが正当な扱いをしていたとは思えない。 多くのメディアが Matildas は過去に”見降した。“扱いしかしてこなかった。メディアは先を見越すよりも反作用的な反応しかしなかった。それが女子サッカーの100%であった。今でも尚女性は football なんかするべきではない、一般の人達は構わなくても良いと言う時代錯誤も甚だしい恐るべき汚名がある。”
Wilkins はオーストラリア人はここ近年で Matildas が成し遂げた事はSocceroos が成し得た事と同等の価値があると認めねばならないとも述べている。
“我々はドイツやアメリカでなくオーストラリアで彼女達がこれだけ前進したという事を誇りに思う。”とも言った。

   

シドニー五輪前に The Matildas – A New Fashion in Football というタイトルのヌードカレンダーが発売された。カバーには Amy Taylor が載り他にはTracie McGovern, Sunni Hughes, Kim Revell, Alison Forman, Sharon Black, Cheryl Salisbury, Alicia Ferguson, Katrina Boyd, Sarah Cooper, Cas Ambrose, Traci Bartlett そして Bridgett Starr らがヌードを披露した。しかしこの中で実際にシドニー五輪メンバーに入ったのは Tracie McGovern, Kim Revell, Katrina Boyd, Sarah Cooper, Cas Ambrose, Traci Bartlett の6人は五輪メンバーには残れなかった。 Sarah Cooper とTraci Bartlett の2人は前年アメリカで開催されたワールドカップメンバーだった。
このカレンダーの被写体になった選手達が日本のカゴメのCF に起用されたのを憶えている方もおられると思う。
丁度私が商用でオーストラリア大陸を行き来し始めた時だった。 Salisbury が写っていたのか….あの時探し出して購入すれば良かったなぁ……



なでしこ達はさすがにカレンダーにはなっていないが世界中でサッカーを続けようとする女子選手達がこの様に苦労を重ねて来たのだ….と誰もが知るべきだろう。



Quality of play in Women's World Cup takes the sport further
女子サッカーの為にこの次は?それは早く、ネアンデルタール人達が“誰が気にする?”とぶつくさ言う前に、我々がここで声高にそして明確に述べる事が重要で。ここ数週間 Louisa Necib や Lotta Schelin や Lauren Cheneyらが繰り広げる素晴らしい技術を映し出したテレビの前に座っていた小さな女の子達にとって重要で。
Abby Wambach そして Alex Morgan そして Hope Solo らが日曜日の試合で勝利を挙げる事を見ようとしていたアメリカ大陸中のファン達にとって重要で。澤穂希や海堀あゆみそして宮間あやらが優勝のお立ち台に上がっているのを見て“ 私が今日出来たはずだったのに。”と思う世界中の全ての選手達にとって重要で。
Martas 、Kelly Smiths そして Maribel Dominguezes と言った世界の間で重要で。ここに将来があると言う事を望んでいる。彼女達はワールドカップや五輪の金メダルを目指していると言う事を世界の人達に知って欲しい。
誰も女子サッカーが衰退しつつある事を示唆されていない。その反対が事実だ。しかし知って欲しい。経った20年前には女子のワールドカップは無くてたった15年前五輪には女子サッカー種目が存在しなかった。
まだ比較的幼児期にあるスポーツではあるが今栄光の賞が追加された既に豊かな多彩な歴史を持つスポーツで有ると言う事だ。
ドイツ国内9都市で32試合が行われ日曜日に閉幕した第6回女子ワールドカップで最も有望で有った事はトーナメントのプレーの質であった。
アメリカ代表 MF 選手として1991年大会優勝メンバーで2003年大会にはアメリカチームのコーチとして参加したApril Heinrichs はこの3週間ドイツで“今まで見た中で最高のサッカーを見た”と述べた。
それはかつてCarin Jennings, Michelle Akers, Mia Hamm, Kristine Lilly そしてアメリカを代表する伝説の選手と共にプレーした事のある女子選手からの言葉だった。
何よりもバラエティーに富んだフォーメーションやプレースタイルがあった。と Heinrich は FIFA.com に述べた。
“日本を見れば卓越したパスサッカーがありフランスチームはほぼ2タッチでボールを回しアメリカにはダイナミックなダイレクトプレーがあった。”
恐らくより良いコーチの存在が、恐らくより多くの国々がスポーツに対して真剣に取り組みだして多くの人達が関心を持ち始めたから、恐らくチーム間の競争が激しくなったから選手達の質は飛躍的に向上したのであろう。
2003年大会で優勝したドイツチームの Tina Theune コーチによればそれは続くであろうとの事である。
私はペースを読んだりプレーの質を上げる事がだんだんと選手達にとって重要なことになると思う。 Thenue はFIFA.com でこう語った。そして“フィジカルの強さは単にこれ以上伸びない。”
“最初のタッチを向上させたりそれを予想したりと言ったインテリジェンスフットボールがこれから結果を左右する重要な要素となるだろう。しかし同時に困難な場面でいかに自信を持つかとか最初に良い動きをすると言った技術も重要である。”
これが現在の何分の1秒かで状況が変わる今日のゲームでだんだんと重要になるであろう。そしてそれらが状況を変えてしまう。
日本が勝利した日曜日、スウェーデン人の Pia Sundhageアメリカ代表監督は悲しそうにうなずきながらもある事を認めていた。
日本のプレーは何かがあった。 彼女達は例えリードされていてもボールさばきに自信を持っていいた。それは女子サッカーに於いては好ましい事の1つだ。"



不運な事に次回のワールドカップでは少しプレーの質が落ちるだろう。 事実 FIFA は次回のワールドカップから出場枠を 16に増やす事をほぼ決定している。恐らく中国やデンマーク、イタリアと言ったチームがワールドカップに出て来るだろう。 16カ国から20カ国に増やす方がより懸命だと思われるがそうでない。
“今や出場枠を16から24に拡大する適切な時期に来ている。それが女子サッカーの為に新しい市場を開く事となる。” FIFA の会長でマーケティングとお金に就いて偉大な人間である Sepp Blatter 氏はこう述べている。
悲しい事に男子も女子もワールドカップに於いては2004年に女子のゲームではショートパンツをはくべきと示唆した事が唯一の貢献といわれている Blatter の災いは避ける事が出来ない。
フランクフルトで土曜日に述べられた事に就いては Blatter は何とか無意味な事の為に自分のスタンダードの限界を越えようとする。
“女子サッカーは今やグローバルになった。決勝戦は日の出る極東のチームが西に遠征して来ており両陣営の観客の為に繰り広げられる。”と述べた。
残念な事に Blatter 自信の太陽は何のサインも示しておらず、フランスチームを4位に導き Bulatter と異なり自分の考えを発言に組み込む Bruno Bini 監督の話を聞いている方がずっとましな事だ。
“それは非常にファンタスティックな冒険であった。何においても私が持ち帰りたかったのは我々が繰り広げた女子サッカーは興味を示される事であると言う事だった。
“この様な厳しい時代の中でチームを見て- 21人の組まれたメンバーと目立たないコーチによって- 彼女達がハートを掛けてピッチで繰り広げた事は本当に多くの人達に影響を与えたと思われる。”
今や2011年の女子ワールドカップは歴史である。そして人々に影響を与えたそのやり方が来るべき次の大会でも見られるだろう。



今大会では32試合中4点差以上の得点差がついた試合は全32試合中 France 4-0 Canada, Japan 4-0 Mexico の2試合のみ。
1991年の第一回大会では出場国が12カ国全26試合中 Sweden 8-0 Japan 筆頭に4点差以上の大差のついた試合が7試合もあり準々決勝戦ですら USA 7-0 台湾という試合があった。 翌95年大会も Norway 8-0 Nigeria を筆頭に5試合、参加国が16に拡大され試合数が32と現行の通りとなった99年大会も8試合が4点差以上ついた試合で 2003 年、2007年大会はそれが5試合まで減った。
だが2007年大会は1次リーグでドイツがアルゼンチンを 11-0 で破った試合があった。
今大会は大陸予選を突破してきた参加国間の差が劇的に縮まっている事が証明された。
だがそれが24カ国になるとどうなるのだろう....

欲しかったSports Illustrated 7月25日号を商用先のニュージーランドで入手した。
女子ワールドカップの事が書かれており澤の同点ゴールの写真が見開きで掲載されている。この写真おそらくスポ・イラ誌の独占ではないか???
なでしこ達は海外の方が高く評価されているのか...でもその方が彼女たちの価値をさらに高めるものと思う。

でも彼女たちはもう次の大会ロンドン五輪予選を見据えているだろう。

試合終了のホイッスルは次の試合開始の合図でもある.... 彼女たちが一番知っていることだと思う.....



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