Mr.コンティのRising JAPAN

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Asian Cup に臨む Socceroos アーノルド監督インタビューから...

2007-04-30 | Aussie & Kiwi
Q 先日上海で中国を破ったことで代表監督業のプレッシャーはいくらか軽減されましたか?

アーノルド監督 ( 以下 A )それは全くない。コーチの Frank Lowy と Ben Buckley が7月の Asian Cup に向けての仕事を私がこなしていると言ってくれて彼らに全面の信用と信頼を寄せている。それが中国戦の好結果以上のものだ。選手達に関して言えば、代表デビューを飾った選手達そしてチームに良い結果をもたらしてくれた Mark Schwarzer, Lucas Niel, Mark Viduka そして Mark Bresciano の のベテランを誇りに思う。彼らは良いパフォーマンスを披露しそれらはこれからも続けて貰いたい事だ。

Q 代表監督就任以来バーレーン、クウェートそして中国と異なった経験をされていますね。ワールトカップ予選も視野に入れてその監督業はアジアでの戦いの難しさの理解を進めていますか?

A. もし選手、コーチ達も含めて理解していなかったのなら、今理解している事を望んでいる。アジアは難しいとこだ。移動だけでなく天候までかつて経験した事のない事を経験せねばならない。最近 Sydney FC がインドネシアで遭遇したことを見ればいい。それがパーフェクトな一例だ。現役時代、国際舞台でアジアの国々のアウェーでのパフォーマンスはベストでは無い、ホームに還った時に全く異なったチームとなる。ホームでは50%はパフォーマンスは上がる、こういったタイプのアジアのチームに相対する時には我々は少なくとも1週間前には現地入りし準備を進める必要がある。さもなければ大変な困難に直面する。

Q. ワールトカップ後に監督就任以来、貴方の残した成績は妥当かどうかと言う、あなたの奮闘がしばしば正当に評価されないと何かフラストレーションを感じますか?

A.いいや、まったくフラストレーションは感じない。通常批判を持つ人々は無知な人であるので私を悩ませたりはしない。今私はチームの過渡期を見ている。ワールトカップ後、チームレベルが落ちていない事に誇りを感じる。確かに2度の hiccups ( 短期間の下落)はあった。一つはアジアカップ予選のクウェート戦でそれは組織化への大きなレッスンとなり、もう一回は今年のデンマーク戦でそれは選手達の相対評価への授業料でもあった。私はかつて言ったことがある。それは私の事でなく、国家の事である。しかし監督としてチームが機能する事は幸せな事だ。

Q.前任者の Guus Hiddink 監督との比較にはうんざりしますか?

A. もう一度言おう。比較をする人々は無知な人だ。あなたは世界でも3本の指に入る監督の事を話している。彼の靴を私にはかせる人はみなおかしいと思わないかぃ? 私は自分の色を持っている。自分のやり方がある。多くを Hiddink から学んだ。しかし選手達は自分自身で選んだ選手だ。なぜなら彼らはワールトカップの経験で作り上げたレベルでのパフォーマンスをしているからだ。しかし Hiddink との比較は… それはマラドーナと交替させる選手の様なものだ。不可能な事でそれを見た事もない。

Q オーストラリアで認められるよりは海外でのコーチ業で認められたいという事を感じた事は何度かありますか?

A. オランダではかつてプレーをした二つのクラブから興味あるオファーを受けた。それは容易なことであった。なぜなら彼らはあなたを知っているからだ。しかしまだ Socceroos の仕事はエキサイトだ。仕事に対して多くの野心があり前進を続けている。もしFFA ( オーストラリアサッカー協会)が私の仕事に満足するのならばそれが主要な任務だ。

Q. オランダからのオファーには影響を受けましたか?

A.今年最初に NAC から受けたオファーには興味はなかった。なぜなら私はまだコーチングライセンスを持っていなかったから、しかしそれは替わった。今私は世界ランクトップ50に入る国を6カ月以上に渡って指揮しており扉は開けられた。もうかつての様に紋章を付ける必要は無い。 Roda JC からの先月のオファーは興味のあるものであった。しかしまだ Asian Cup はずっと先の話で。当分はこれに集中したい。

Q.貴方は渡欧選手の先駆者でしたが、コーチとしても渡欧の先駆けとなりたいですか?

A.100% そう思う。それが私の大きな野心でもある。海外にコーチとして出てみたい。欧州かアジアの評価の高いリーグで指揮を執ってみたい。代表監督の任務が終わり私の望む時期であるならば…

Q. 貴方は昨年、オーストラリア代表は Asian Cup で優勝できることを信じていると言っておられましたが今尚そう思っていますか?

A. もちろん。日増しに、ピッチ外でのより優れた要素が報告される限りはベストチャンスが我々に与えられるであう。大会直前にシンガポールで2週間半に渡り仕上げの合宿が出来る事、そして選手達が残りのシーズンを大会まで怪我をせずに過ごせるのならは幸せこの上ない。

Q. Tim Cahill, Harry Kewell, Josh Kennedy そしてCraig Moore の復調具合はいかがでしょうか?

A.すべての報告によると彼ら4人全ては Asian Cup 合流を希望しているが、身体的に準備が出来ているかは別問題だ。チェックをせねばならないであろう。もし Harry Kewell がシーズン終了までに2~3試合プレー出来ればかれは100%の調子を取り戻すであろう。 Tim Cahill はひたむきに回復に取り組んでいるしかしその回復具合を見なければならない。Kennedy はワールトカップ以来ボールを蹴っていない。 Craig Moore は怪我で不遇なシーズンを送っている。彼ら4人全てが大きな心配の種である。しかし例え彼らあいなくても我々はこれまで一通りの事を披露してきた。もちろん彼らが還ってくればこれほどファンタスティックで豪華なメンバーは形成出来ない。

Q 最終決定をするまであとどれほど時間が必要でしょうか?

A. 6月2日シドニーでのウルグアイ戦迄にはメンバーを決めたい。もし彼らがウルグアイ戦に準備できていなければ、また6月21日のシンガポールキャンプに帯同するまでのコンディションで無ければ、多くを必要とする大きな大会に向けて50%の仕上がり具合の選手は連れて行けないであろう。

Q. Asian Cup に就いて言えば GK Scwarzer の控えとして2名招集しますか?

A.もちろん。それは正しい答えだ。それはそこは大変オープンだ。恐らく6人ほどの Mark Schwarzer に何かが起きた時の控え候補がいるが、まだ第二GKは見当たらないそして第一GKも。Schwarzer が第一GKであるのは間違いない、彼を押しのけるまでのGKが出て来るまで。何人かのGKを試したがまだそのポジションは開いている。

Q 五輪候補の選手は十分なアピールをしましたか?

A. 私が見た幾つかの試合では2,3人の選手が印象に残った。5月16日アデレードでのイラン戦に行き五輪チ ―ムの Rob Baan コーチと誰をA代表に引き上げるべきかを話すつもりだ。そしえ何人かの若い選手は Asian Cup に練習メンバーとして帯同させ、何人かはメンバーに入れるであろう。

Q. 2010年のワールトカップに関わるかどうかは別としてオーストラリアはアジア地区予選を突破出来るかの予想をお願いします。

A. 私は自信を持っている、そして心配も持っている。我々はまだ才能のある選手を抱えていると信じているので自信を持っているが、心配もしている。なぜなら前回は水曜日に6試合予選の試合が行われたが、土曜日か日曜日に欧州で試合をし長距離を移動し短時間で準備を行い水曜日の試合に臨む。その心配事は莫大だ。

Q. 最後にまだワールトカップ予選突破の為には Big Name が 必要と言う理解がありますがそれについては同意しますか?

A. Big Name は何も保証してはくれない。多くのそれが機能しない状況を見てきた。ある名前を挙げよう。 Terry Venables 、1997年彼の下でプレーをしたがそれは我々が最もワールトカップへの近道であった。しかしワールトカップには行けなかった。それは文化の理解であり、選手の理解でありそして国際サッカーの理解でもある。全てが共存する。もしあなたがそうしなければ、あなたがだれであれ成功は見られないであろう。


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