Mr.コンティのRising JAPAN

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A-League Grand Final 前半 Thompson 負傷退場....

2010-03-23 | Aussie & Kiwi

Sydney FC 1 - 1 Melbourne Victory ( PK 4-2 ) 20th March
Melbourne Etihad Stadium

A-League 発足5シーズン目にして遂に実現したtwo tribes 間の頂上決戦。
Grand Final で初めての対決と云うのも非常に意外な気がした。これまでの4シーズンで A-League debut year に Sydney FC が優勝して以来宿敵 Victory は2度 Grand Final 優勝を果たしている。その間、 Sydney FC は Final Series に進出したのが1度だけ。しかし今シーズンは巻き返しを見せ見事に Regular Season で優勝を飾り、 Major Semi Final で Melbourne に敗れたものの Preliminary Final で Wellington を降し、4シーズン振りのGrand Final 進出を決めた。 
この大一番が行われた日、私はオーストラリア大陸にいながら現場観戦が出来なかった。Melbourne から 遠く数百キロ離れた Brisbane にいた。どうしても外せない仕事が入っておりテレビ観戦を余儀なくされた。

試合は FOX SPORTS で生中継された。最近のオーストラリアのホテルは FOX SPORTS が見られる様になっている。このホテルも1年半前からようやくそうなった。 ホームの Melbourne Victory はこの Grand Final には Archie Thmpson が
昨年11月26日の Wellington 戦以来6試合ぶりにスタメンに起用された。
そして MF Tom Pondelijak が負傷の為ベンチ入りできなかった。
それ以外は約2週間前の Sydney 戦と同じメンバー。その Sydney 戦でスタメン起用されゴールを挙げた Robbie Kruse もスタメン入りし、 Thompson と2トップを組む事に。 

      21 Robbie Kruse              10 Archie Thompson

                 16 Carlos Hernandez

       22 Nick Ward                 6 Leigh Broxham

                   8 Grant Brebner

23 Adrian Leijer    2 Kevin Muscat   12 Rodrigo Vargas   5 Surat Sukha

                   GK 1 Michell Lagerak



3バック+ 両ウィングバクの布陣でなく、最終ラインは4バックだった。
心配されたのは Asia Champions League とのスケジュールの兼ね合いだった。
Final Series が気になったか 2月23日の北京国安戦、3月9日の城南一和戦で連敗。 Final Series に関係なかった Adelaide United が連勝スタートを切ったのとは対照的だった。

一方の Sydney は John Aloisi が前の Wellington 戦で追った脚の負傷が治らずメンバーから外れ、Steve Corica も怪我が治らず Grand Final に間に合わなかった。
そして Aloisi が負傷退場した後に疑惑のゴールを含めて2ゴールを挙げた Chris Payne がスタメンに抜擢され Alex Brosque と2トップを組む事に。
GK Boltonと Brosque が3年前 ACL で浦和 REDS と対決したメンバー。( あと怪我の Corica も )

          16 Chris Payne    14 Alex Brosque

     15 Terry McFlynn  19 Mark Bridge   6 Karlos Kisel

               8 Stuart Musialik

22 卞 盛煥  4 Simon Colosimo   3 Stephan Keller  2 Sebastine Ryall

               GK 1 Clint Bolton

注目は右サイドバック。攻撃力に長けた Shanon Cole のスタメンも予想されたが、安定した守備の Sebastian Ryall が名を連ねた。

試合は中盤での潰し合いから始まった。Muscat が攻撃参加すると Sydney MF, DF 陣は激しく当たりに来る。8分にはロングフィードを受けた Brosque が左に流れながらドリブルシュートを放つがファーサイドを狙ったシュートはポストの右に外れた。 
12分、この試合を左右する出来事が起こる。 Muscat から Broxham を経由しThompson がPA内の右サイドでボールを受けると マークに入った卞 盛煥をかわして切り返したところに Colosimo がマークに入り交錯して倒れ、左太股を抑えて立ちあがれない。ピッチの外に運び出されて手当てを受けるが結局ベンチに下がり Marvin Angulo が投入された。 翌日の報道で Thompson は今年いっぱいプレーが出来ない事が発覚。わずかに望みを持っていたワールドカップメンバー入りの夢も絶望となった。しかし32歳はすぐに引退する年齢ではないので今後の復帰を祈った。




Angulo は昨年9月に契約したCosta Rica の Club Sport Herediano に所属していた team mate の Carlos Hernandez 同様Costa Rica 国籍の選手。 Final Series では2試合とも途中出場であった。
しかし以降は Melbourne の攻勢が続く。 20分には Kruse が Kisel に倒されへのファールでFKを得ると Hernandez が蹴ったFK は惜しくもポストの左に外れる。 
33分、Kurse が Musialik をかわして上がって来た Nick Ward に繋ぐが Colosimo がコーナーに逃れる。そのCK から Hernandez が放ったミドルはバーを越えて行った。 Sydney DF ラインは Melbourne のスルーパスを警戒してか引き気味なのでかえって自軍PA付近までボールを運ばれてしまう。

そして徐々に双方当たりが激しくなる。 23分、中盤で Hernandez と Ryall が競って落ちたこぼれ球にMusialik がクリアーに入るが態勢を崩した Ryall が頭から突っ込んだ形になり Musialik は Ryall の頭を蹴ってしまいファールを取られれば、Leijaer がドリブルで上がったところを Bridge が激しくタックルに入りイエローを受ける。Sydney DF 陣は今シーズン最少失点で定評が高かったが、この試合は少し荒っぽすぎると思った。


43分には Hernandez が右サイドで卞 盛煥を振り切り Ward に送り Kruse がスルーをしノーマークの タイ人DFSukha がミドルを放つがクロスバーを越えてしまい頭を抱えた。
おされ気味の Sydney は39分22秒に FK のチャンスを得て卞 盛煥のFKから波状攻撃を見せ、 ロスタイム直前の 44分33秒、Colosimo がWard がマークに入る前にドルブルシュートを放ったのが数少ない見せ場であった。 

ロスタイム2分が過ぎ、前半は両チーム無得点に終わったが、ボール支配率は Melbourne 53, Sydney 47 、CK , Melbourne 5-5 Sydney, SH Melbourne 5-5 Sydney であったが相手PA内侵入回数は Melbourne 10 – 6 Sydney となっており Melbourne の攻勢が目立った。特に Hernandez のボールキープに手を焼くシーンが多くみられた。  

                                           後半に続く



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