イラン、日本とアジア勢の連敗後、韓国がトーゴに逆転勝ちを収め、サウジアラビアはチュニジアと引分た。アジア勢は全て、初戦は“第三世界”との対戦。昔と異なり、全体の出場枠が増え14の国が欧州、南米以外から出場できるようになり、無得点、勝点ゼロで帰国する国が少なくなった。(とは言え前大会の中国、サウジアラビアはそうだったが。) 日本がオーストラリアに敗れた翌日、韓国が見事に逆転勝利を収めた。序盤は監督の離脱問題で揺れるトーゴ相手にちぐはぐな攻撃が目立ち、うまくボールが廻らずフィジカルを生かしたトーゴの押し込みに後手を踏む形で先制されたが、李天秀のFKで同点にそして安貞垣のミドルで勝負を決めた。特に後半、安貞垣が投入されてからチーム内に締りが出て来たようだった。やはり重鎮となる選手はこういう大きい大会では必要だ。かつての加藤久やラモスの様に。(古いか?)しかし、韓国が試合をしたフランクフルトの競技場は屋根がついており直射日光は避けられた。運動量を武器とする韓国には有利な競技場であっただろう。日本は次の試合会場も屋根が無い。体力の温存が鍵か?
日本が逆転負けを喫した翌日に逆転勝利を韓国が収め、しかも日本を敗ったオーストラリアを指揮するのは今だ彼らの英雄、フース=ヒディンク。今大会のワールドカップは韓国マスコミ界にとってこの上ない痛快な幕開けとなった。
6月14日付けの朝鮮日報では明知(ミョンジ)大学スポーツ記録分析研究センターがオーストラリアと日本の試合を分析した結果を掲載、選手交代の考察をし、彼の功績を称える。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/14/20060614000052.html
例えヒディング氏が率いたチームでも、これが日本相手の勝利でなければここまで分析したであろうか?
またオーストラリア国内でのワールドカップ初勝利に対する興奮も報道されている。
この試合は現地時間では午後11時に(一部12時、パースでは9時)に始まり、試合終了後深夜まで続いた大騒ぎで試合翌日の13日は会社を休む人が続出し。ある労使問題の専門家は「病気や他の理由で欠勤した人も含めると、会社を休んだ人は全労働者の20%に上る。このためオーストラリアにある全会社・工場の損失は最高2億5000万オーストラリアドル(約213億円)に達するだろう」と話す。との地元紙の論説を引用。そして中村のゴールを認めた審判の“誤審”にも言及している。オーストラリア人のサボタージュは今に始まったことではないのだけれど。
だけど、後にFIFAが駒野がケーヒルに倒されたのはPKであったと公式に発表した事はどうコメントするのか楽しみだ。
そして逆転負けを喫した日本では、韓国に八つ当たりする意見がヤフージャパン・ワールドカップ掲示板を始め、至る所に書き込まれているとの行も。 「朝鮮日報を見ろ。韓国はひどい。日本に対してあんなに悪感情をむき出しにするなんて。オランダ人が本当に韓国人と仲がいいのか?」、「神様、どうかフランス・スイス・トーゴが全部、韓国に勝てるようにしてください!」、「結局は、自国開催で審判を買収しなければ勝てない国・韓国」などの書き込みが相次いだらしい。
前回日本がトルコに敗れた時にトルコに次いで大歓声を上げたのはどこの国だい?それにソウル五輪の柔道で日本人選手の相手がどこの国籍であれ大歓声を送って応援したり、公開競技だったけど野球の準決勝で日本に敗れた後、決勝戦でアメリカチームの応援にチアーガールを送り込んだのはどこの国だったっけ?開催国がそんなことするかい? その上神戸で大震災が起こった後に“ワールドカップは韓国で、日本には地震が似合う”てな書き込みをした国はどこでぃ?
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/14/20060614000036.html
そして興味を引くコラムもあった。チョン・ウォンジェ崇実大学教授(前サッカー協会技術委員)が朝鮮日報紙に寄せた“いまやオーストラリアを許すべき時”と題したコラムには興味を引いた。
先日の日豪戦は“これは韓国のサッカー史において記念すべきことではないだろうか。”との出だしに始まるこのコラム。この試合は前大会の韓国対イタリア戦を彷彿させたらしい??
韓国とオーストラリアはワールドカップ予選では結構直接出場権を争っている。メキシコ大会のアジア地区1次予選は韓国でオーストラリアと日本を合わせた3カ国で行われ、オーストラリアがその1次予選を勝ち抜いている。(この大会はイスラエルがアジア代表権を勝ち取る)そして次の西ドイツ大会予選では最後は韓国とオーストラリアが直接対決で代表権を競う事に、シドニーでは 0-0 続くソウルでは 2-2 となりその当時はまだ「アウェーゴール数ルール」がなかった時代で、最後は香港でのプレーオフにもつれ込みオーストラリアが 1-0 で勝利を収め、ワールドカップ初出場を決めた。続くアルゼンチン大会予選もオーストラリア、韓国、イラン、クウェート香港の5カ国が2次予選に進出しホーム&アウェーの総当りで1つしかないアジア出場枠を争った。当初はアジア地区の勝者がオセアニア地区の勝者とでプレーオフを行うとされたが、AFCが不公平とFIFAに提訴したのが認められた形となった。結局当時パーレビ王朝の資金的バックアップのあったイランが代表権を勝ち取り、韓国は2位に終わった。オーストラリアはイラン、クウェート相手にホーム&アウェーで敗れるなど4位に終わったが韓国とはホームで勝ち、アウェーで引分た。韓国は3勝4分1敗勝点10.イランは6勝2分け勝点14.両者の直接対決はホーム、アウェーともに引分であったのでオーストラリア戦の戦績が明暗を分けた。
しかし、だからといって対戦国を許すも許さないもないだろう。ヒディング監督を獲られたと今でも思っているのか?日本に勝った事でそれを忘れようということなのだろうか?
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/13/20060613000045.html
オーストラリアでは韓国人の移民も多く、在留邦人の2倍以上と言われている。現地の日本人達はオージーと韓国人の間で肩身が狭くないか大変心配だ。WBCの時は大いに胸を張っていなかったなぁ。日本人は謙虚だから。むしろ韓国人に“何故韓国は2回も勝った日本に3回目であんなに大敗したのだ?”と訊かれたものだ。
そして車範根、車ドゥリ親子が解説したMBCがSBS,KBS との視聴率競争を制したらしい。 13日、視聴率調査会社TNSメディアコリアによれば、MBCは12日放送の豪州対日本戦の中継で25.8%と 圧倒的な視聴率を記録。この日の試合中継で、SBSは13.5%、KBS2は13.6%の視聴率を記録し、対照的な結果となったとのことだった。現役時代の車範根は私の好きな選手だった。車ドゥリは今大会は残念だったけど、次回は李東国と2トップを組む事を目標に頑張って欲しい。でも3局もどうして同じサッカーを中継するのだろう?
東京裁判じゃないけど、敗者は勝者にはなにも言えない。それだけに、次の試合は本当にただ願うばかりだ。本当にただ、ただ.....
追伸:さて私、コンティは本日よりドイツ入りを致しました。現場からの報告、楽しみにしていてください。
日本が逆転負けを喫した翌日に逆転勝利を韓国が収め、しかも日本を敗ったオーストラリアを指揮するのは今だ彼らの英雄、フース=ヒディンク。今大会のワールドカップは韓国マスコミ界にとってこの上ない痛快な幕開けとなった。
6月14日付けの朝鮮日報では明知(ミョンジ)大学スポーツ記録分析研究センターがオーストラリアと日本の試合を分析した結果を掲載、選手交代の考察をし、彼の功績を称える。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/14/20060614000052.html
例えヒディング氏が率いたチームでも、これが日本相手の勝利でなければここまで分析したであろうか?
またオーストラリア国内でのワールドカップ初勝利に対する興奮も報道されている。
この試合は現地時間では午後11時に(一部12時、パースでは9時)に始まり、試合終了後深夜まで続いた大騒ぎで試合翌日の13日は会社を休む人が続出し。ある労使問題の専門家は「病気や他の理由で欠勤した人も含めると、会社を休んだ人は全労働者の20%に上る。このためオーストラリアにある全会社・工場の損失は最高2億5000万オーストラリアドル(約213億円)に達するだろう」と話す。との地元紙の論説を引用。そして中村のゴールを認めた審判の“誤審”にも言及している。オーストラリア人のサボタージュは今に始まったことではないのだけれど。
だけど、後にFIFAが駒野がケーヒルに倒されたのはPKであったと公式に発表した事はどうコメントするのか楽しみだ。
そして逆転負けを喫した日本では、韓国に八つ当たりする意見がヤフージャパン・ワールドカップ掲示板を始め、至る所に書き込まれているとの行も。 「朝鮮日報を見ろ。韓国はひどい。日本に対してあんなに悪感情をむき出しにするなんて。オランダ人が本当に韓国人と仲がいいのか?」、「神様、どうかフランス・スイス・トーゴが全部、韓国に勝てるようにしてください!」、「結局は、自国開催で審判を買収しなければ勝てない国・韓国」などの書き込みが相次いだらしい。
前回日本がトルコに敗れた時にトルコに次いで大歓声を上げたのはどこの国だい?それにソウル五輪の柔道で日本人選手の相手がどこの国籍であれ大歓声を送って応援したり、公開競技だったけど野球の準決勝で日本に敗れた後、決勝戦でアメリカチームの応援にチアーガールを送り込んだのはどこの国だったっけ?開催国がそんなことするかい? その上神戸で大震災が起こった後に“ワールドカップは韓国で、日本には地震が似合う”てな書き込みをした国はどこでぃ?
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/14/20060614000036.html
そして興味を引くコラムもあった。チョン・ウォンジェ崇実大学教授(前サッカー協会技術委員)が朝鮮日報紙に寄せた“いまやオーストラリアを許すべき時”と題したコラムには興味を引いた。
先日の日豪戦は“これは韓国のサッカー史において記念すべきことではないだろうか。”との出だしに始まるこのコラム。この試合は前大会の韓国対イタリア戦を彷彿させたらしい??
韓国とオーストラリアはワールドカップ予選では結構直接出場権を争っている。メキシコ大会のアジア地区1次予選は韓国でオーストラリアと日本を合わせた3カ国で行われ、オーストラリアがその1次予選を勝ち抜いている。(この大会はイスラエルがアジア代表権を勝ち取る)そして次の西ドイツ大会予選では最後は韓国とオーストラリアが直接対決で代表権を競う事に、シドニーでは 0-0 続くソウルでは 2-2 となりその当時はまだ「アウェーゴール数ルール」がなかった時代で、最後は香港でのプレーオフにもつれ込みオーストラリアが 1-0 で勝利を収め、ワールドカップ初出場を決めた。続くアルゼンチン大会予選もオーストラリア、韓国、イラン、クウェート香港の5カ国が2次予選に進出しホーム&アウェーの総当りで1つしかないアジア出場枠を争った。当初はアジア地区の勝者がオセアニア地区の勝者とでプレーオフを行うとされたが、AFCが不公平とFIFAに提訴したのが認められた形となった。結局当時パーレビ王朝の資金的バックアップのあったイランが代表権を勝ち取り、韓国は2位に終わった。オーストラリアはイラン、クウェート相手にホーム&アウェーで敗れるなど4位に終わったが韓国とはホームで勝ち、アウェーで引分た。韓国は3勝4分1敗勝点10.イランは6勝2分け勝点14.両者の直接対決はホーム、アウェーともに引分であったのでオーストラリア戦の戦績が明暗を分けた。
しかし、だからといって対戦国を許すも許さないもないだろう。ヒディング監督を獲られたと今でも思っているのか?日本に勝った事でそれを忘れようということなのだろうか?
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/13/20060613000045.html
オーストラリアでは韓国人の移民も多く、在留邦人の2倍以上と言われている。現地の日本人達はオージーと韓国人の間で肩身が狭くないか大変心配だ。WBCの時は大いに胸を張っていなかったなぁ。日本人は謙虚だから。むしろ韓国人に“何故韓国は2回も勝った日本に3回目であんなに大敗したのだ?”と訊かれたものだ。
そして車範根、車ドゥリ親子が解説したMBCがSBS,KBS との視聴率競争を制したらしい。 13日、視聴率調査会社TNSメディアコリアによれば、MBCは12日放送の豪州対日本戦の中継で25.8%と 圧倒的な視聴率を記録。この日の試合中継で、SBSは13.5%、KBS2は13.6%の視聴率を記録し、対照的な結果となったとのことだった。現役時代の車範根は私の好きな選手だった。車ドゥリは今大会は残念だったけど、次回は李東国と2トップを組む事を目標に頑張って欲しい。でも3局もどうして同じサッカーを中継するのだろう?
東京裁判じゃないけど、敗者は勝者にはなにも言えない。それだけに、次の試合は本当にただ願うばかりだ。本当にただ、ただ.....
追伸:さて私、コンティは本日よりドイツ入りを致しました。現場からの報告、楽しみにしていてください。
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