Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

無観客試合の地を徹底分析4

2005-05-19 | FIFA World Cup
4.タイのサッカー事情2

タイ国内リーグは10チームが1部リーグに所属し、ホーム&アウェーの総当りだ。リーグ戦は既に大詰めを迎えており、BEC TEROSASANAはもう優勝圏外で Krung Thai Bank もほぼ絶望的。優勝はTobacco Monopoly, Osotspa, Prov Electrical Authorityの3チームに絞られている。来年のチャンピオンズリーグはここから2チームが出てくると思われる。

代表チームの方に目を向けると、2003年12月にベトナムで開催された SEA Games (東南アジア11カ国が参加して行う総合スポーツ大会)では決勝でベトナムを延長Vゴールで下して3連覇を果たした。そして2004年は自信を持って臨んだワールド杯予選であったが、ホームの北朝鮮に敗れるとそのままずるずると星を落として敗退。サッカー好きのタクシン首相は昨年6月9日、バンコックでの北朝鮮戦を終えた代表に“スピリットが感じられない”と酷評。そして4連覇を目指したタイガーカップでも一次リーグで敗退すると言う信じられない結果に。この予選に代表復帰していた英雄キャティサックはそのタクシン首相の発言を受けて再びあっさり代表から引退してしまった。
一度は北京で開催されたアジアカップに復帰するとは明言したがそこには最終メンバーにエントリーされながら現れなかった。キャティサックは2000年のレバノン大会でも同様に大会には来ていない。
2007年のアジアカップは、ベトナム、インドネシアそしてタイの共同開催だ。少なくともいずれかの国の一つでもベスト4に入ればセンセーショナルなのだが。