全豪の決勝戦は大坂なおみ(ランク4位)とクビトバ(ランク6位チェコ)との激突になりました。テレビ放送が開始されるのを家内と首を長くして待っていました。僕はクビトバのファンでもあるのでどちらにも勝ってほしかったのですが、大坂なおみがクビトバをフルセットの末に破って全米優勝から引き続き連続優勝しました。
クビトバは2セット目になおみにチャンピオンシップポイントを握られましたが逆転してこのセットを取り1-1としました。これで大坂なおみが崩れる(負ける)かと思いましたが、しかしながら思ったより粘り強くなっていて立て直して最終セットを取り優勝しました。最終セットを取り返せたというのは彼女にとって大きな宝物となるはずです。しかしクビトバもバックサイトから大きく曲がるスライスサーブを何発もノータッチで決めたり、綺麗なドロップショットを決めたりして強かった!
大坂なおみが強くなったのは、①強烈なファーストサーブと②正確なダウンザラインと③良く走れて粘り強くなったラリーのように思います。ラリーを続けて浅くなったチャンスボールを一発でコーナーに決める事が出来るようになりました。ドロップショットはまだまだですね。大坂なおみのような恵まれた体格でないと現在のパワーテニスの時代では、勝ち進むのは難しいでしょう。錦織が良い例で、決勝戦のジョコビッチの元気さは7試合も戦ってきた選手とは思えません。テニスで純日本人ではグランドスラムのような大きな大会(5セットマッチ)で優勝できないのは相撲で蒙古勢しか横綱がいないというのに似たような状況ですね。
今後マスコミが大きく取り上げ「なおみフィーバー」がくるのは予想できますが、余り引っ張り廻さないで欲しいですね。そのうちにグランドスラムすべてで優勝する素質がある選手ですから商業主義で利用し過ぎず大事に見守ってもらいものです。アメリカ在住であり両国籍を持っているそうですから、以前袖にしたアメリカテニス協会ですが、今となってはなんとしても欲しい選手でしょう。今後問題が出て来ても日本で守り切って欲しいものです。
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