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ドラマ「陸王」最終回

2017年12月25日 | 映画・テレビ

池井戸潤の原作のテレビドラマ「陸王」の最終回が終わりました。前回は「下町ロケット」全編をテレビで観て楽しみましたが、今回も最初から家内と一緒に観て愉しませてもらいました。従業員が20名の「こはぜや」という足袋製造の老舗零細企業の4代目社長を役所広司が好演していました。足袋自体が衰退事業で会社は倒産の危機にありましたが、会社再建に陸上競技用シューズを新規事業として挑戦する話でした。「小規模」「借入金調達」「新規技術」が困難な経営の中で倒産か買収されるかという危機の中で「陸王」という競技用シューズに社運をかけて挑戦します。

靴底に使う軽くて丈夫なシルクレイという素材の話も出てきます。銀行からの借り入れも未知数の新規事業では融資を受けられず苦労します。確かに担保もなく売り上げが低迷している零細企業への融資は銀行が渋るのは判ります。会社を買収する事で資金を援助して助けてあげようという投資会社(社長役・松岡修三)も出てきます。こはぜやの社員は全員家族のような絆で結ばれていて社長を応援しているというのはいかにも小説でしたが、零細・中小企業はこうありたいものですね。社長の息子は就活の中で挫折感を持ちながら仕事を手伝っていましたがその中で成長していきます。「陸王」は視聴率も高かったようです。弱者が強者に負けず、挫けそうになっても諦めず、苦しい中でも努力を続けるという池井戸潤の企業小説の基本姿勢が人気の基にあるように思います。

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