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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

故郷学習

2011年05月23日 13時11分23秒 | えいこう語る
私が椴法華中学校を卒業したのは、昭和39年である。
その母校に「故郷学習」なる講座がある。
昨年に引き続き、私がその講師を務めることになった。
講師といえば、何か特別なことを教えなければという思いに駆られる。
昨年は少し気負いすぎて「昆布の歴史」を語った。
前浜で取れる昆布が、北前船に積まれどのような経路で運ばれ、食用ばかりではなく、歴史的にどのような意味を持ったのかを教えた。
ちょっぴり、歴史講座のようになってしまった。
子供たちも昆布漁の季節には、早朝から起こされ手伝わされるが、昆布に対する認識を新たにしてくれたようだ。
※山の中のシイタケ栽培。自然に囲まれ、ふっくら育っていた。


今年は6月下旬になるが、教えよう、覚えてもらおうという気負った感情ではなく、私が当時の中学生に戻り、そこから今の生活に至るまでのなかで、後輩たちに生きるためのヒントのようなものを、話せればいいと思っている。
それなら気楽だろうし、聞く生徒たちもクリラックスできると思う。
嫌いだった田舎生活、街に出てからの暮らし、好きな音楽や映画、そして故郷に戻り、故郷が大好きになったことなどである。
後一月の余裕がある。
あれもこれも語りたい。そしてこれもあれも削り、これとあれを付け加えよう、などと、楽しい時間を与えてくれる我が母校と、何よりも我が故郷に感謝したい。