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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

都会の雑踏で偶然出逢ったような

2011年05月04日 13時36分12秒 | えいこう語る
昨年のことである。
妻が突然「あなたの大好きな人が、元気でいるようだわよ」と、意味深なことを言う。
何かばれてしまったのかと、思わずドキッとする。
私の驚く様子を見て、したり顔をし「桂銀淑さんが、韓国のアパートで母親と元気に暮らし、前よりも美しくなっていた」と言う。
こんな時は主婦暦ベテランの妻に、心のうちを見透かされ、動揺したところを一本勝ちされたようで、ぐうの音も出ない。
桂さんとは、2007年11月、覚醒剤事件で国外追放になった、私が最も好きな演歌歌手の桂銀淑さんのことである。
始めてその歌声を聴いた時の衝撃は、いまだに忘れない。名前がわからないので曲名だけメモし、すぐにCD を購入するのにでかけたものである。
歌詞の内容、歌唱力、美しさの中にも少女のようなあどけなさを残し、時々見せる憂い顔、たちまちフアンになってしまったのだ。
昨日は憲法記念日だった。以前はよく講演会などには参加していたが、この頃は遠のいている。
以前付き合っていた女性とも、しばらく逢っていないな、などと、ふと思うように、憲法と女性を一緒に考えてしまう、この頃の私がいた。
昨夜も妻が一番嫌う、次々チャンネルを変えるクセでテレビを見ていたら、偶然にも圭銀淑さんが映っていたのだ。
「あなた、桂さんだわよ」と妻も声を上げた。
元恋人同士、数年後に都会の雑踏の中で、偶然彼女らしき人を見つける。
「あれは、00さんではないだろうか、そうに違いない」そんな偶然の出逢いだった。
人生は、まさしくルーレットのようなものだ、神様がチャンネルを誘導し引き合わせてくれたのである。
今年1月4日に、執行猶予がとれたという。早速日本大使館に、渡航申請に出かけたが、許可は下りなかった。早く日本のフアンに逢いたいという。
妻が相変わらずきれいだと言ってくれたが「少し歳をとったみたいだね」と私は、一応そういっておいた。
※♪もし今度生まれてくるなら、孔雀よりすずめ♪と歌う「すずめの涙」という曲が好きだ。


今朝は、小雨交じりで海が時化ている。
サーフサイドの閉店後、スピーカーから桂さんの艶やかな歌声が銚子ビーチに流れるのだ。
歌手、桂銀淑さんの一日も早い再出発に乾杯したい。