還暦を過ぎ3年ほど経つが、周囲に高齢者が多いので、自分の年齢を特別意識することはない。町内会長をしているのが、その種の会議では私は若い方だ。それにビートルズ・エイジを自認している私なので、若い人たちとの会話も、それなりに違和感を持たれないで話ができると思っている。
でも、思っているのは自分だけで、20代30代の人から見れば、高齢に見えるのだろう。当たり前だが。
無精をすれば髭だって、黒が完全に白に占領されてしまっているこの頃だ。
昨年、自分の出身中学校からの要請で、全校生徒の前で話す機会があった。
このとき感じたのは、校長先生も私より年下だったという事実である。つまり私がその時学校の中では、最長老だったのである。
考えれば半世紀も前になるが、この校舎で自分が学んだことがはっきり記憶に残っていただけに、この出来事は自分の年齢を強烈に意識した瞬間だった。
※昨日は強風が吹いた。福島第一原発の建屋のような感じがする風景だ。

昨日、役所に町会の用事ででかけ、担当課長と話していた。
その課長の部署に外部から電話が入り、女性職員が対応している。
テレビ局からの取材の申し込みらしい。
村の住民で、戦争中に函館市内の大手缶詰会社が経営する工場に、働きに出かけていた人を探し、インタビューしたいというような内容であった。その若い職員は、戦争中などといわれ対応に苦慮しているようだ。
そこで私が「たぶん戦争中なら、樺太か北方領土にその会社の工場があり、そこに当時村の若い女性たちが、出稼ぎしていたということを話し、現在村に住む00さんなどに話を聞けばわかるはずだ」とアドバイスした。
電話の用件は、それで対処できたようだ。
家に戻り、役所での出来事を振り返ってみた。
その時間、役場にいた中で、私が一番の高齢者だったのだ。しかも戦争中の話題を知っていたのは、私だけだったのだ。
昨日は一日中、強風が吹き荒れ、雲は引きちぎれそうに飛んでいた。
福島原発から300キロ離れた静岡のお茶が、放射能汚染で出荷規制されたという。風は東北方面から吹き上げてきているようだ。
私の思いは、1945年の広島・長崎まで駆け巡る。
「吹く風や昭和も遠くなりにけり」そんな思いが、ふと脳裏を横切った。
でも、思っているのは自分だけで、20代30代の人から見れば、高齢に見えるのだろう。当たり前だが。
無精をすれば髭だって、黒が完全に白に占領されてしまっているこの頃だ。
昨年、自分の出身中学校からの要請で、全校生徒の前で話す機会があった。
このとき感じたのは、校長先生も私より年下だったという事実である。つまり私がその時学校の中では、最長老だったのである。
考えれば半世紀も前になるが、この校舎で自分が学んだことがはっきり記憶に残っていただけに、この出来事は自分の年齢を強烈に意識した瞬間だった。
※昨日は強風が吹いた。福島第一原発の建屋のような感じがする風景だ。

昨日、役所に町会の用事ででかけ、担当課長と話していた。
その課長の部署に外部から電話が入り、女性職員が対応している。
テレビ局からの取材の申し込みらしい。
村の住民で、戦争中に函館市内の大手缶詰会社が経営する工場に、働きに出かけていた人を探し、インタビューしたいというような内容であった。その若い職員は、戦争中などといわれ対応に苦慮しているようだ。
そこで私が「たぶん戦争中なら、樺太か北方領土にその会社の工場があり、そこに当時村の若い女性たちが、出稼ぎしていたということを話し、現在村に住む00さんなどに話を聞けばわかるはずだ」とアドバイスした。
電話の用件は、それで対処できたようだ。
家に戻り、役所での出来事を振り返ってみた。
その時間、役場にいた中で、私が一番の高齢者だったのだ。しかも戦争中の話題を知っていたのは、私だけだったのだ。
昨日は一日中、強風が吹き荒れ、雲は引きちぎれそうに飛んでいた。
福島原発から300キロ離れた静岡のお茶が、放射能汚染で出荷規制されたという。風は東北方面から吹き上げてきているようだ。
私の思いは、1945年の広島・長崎まで駆け巡る。
「吹く風や昭和も遠くなりにけり」そんな思いが、ふと脳裏を横切った。