函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

美国教・教祖安倍晋三

2022年07月31日 16時26分16秒 | えいこう語る
▼元総理安倍晋三が射殺された。歴代の総理が暗殺されたのはあるが、ほとんどが政治思想がらみの、いわゆるテロ事件だ。

▼犯人の山上達也は、家族を旧統一教会に崩壊させられた恨みで、教会に同調する総理を狙ったと供述しているようだ。

▼統一教会が悪で、安倍晋三はとばっちりを受け犠牲になったという考えがある。だが、一国の元総理を射殺したのは、テロ行為だと考える傾向もある。

▼後者だと考える者は、2019年の参議院選挙の札幌での街頭演説に来ていた、安倍総理に対し、ヤジを飛ばしただけで、警官により排除された事件を、警官の行為がなまぬるかったので今回の事件につながったという、そんな主張をする者も現れてきたという。

▼とにもかくにも、テロかテロでないのかの判断が、非常に判断しにくい要素を持った事件だ
。それがコロナ禍と相まって、国民の不安を増長させている。

▼26日北海道新聞の「時評・論壇」に、東工大中島岳志教授が「言葉の力可能性と限界と」というテーマで、心の裡を吐露している。

▼「元総理の狙撃が実行されたことに、論壇が持つ可能性と限界を目前にし、呆然と立ちすくす自分がいる」という、硬派の中島にしては珍しく、焦点が定まらないことに対するいら立ちを表している。

▼旧統一教会と安倍晋三とのつながりは、思想的呼応よりも「金と票」が目的であり、冷戦時代の「反共産主義」という利害関係で、深く結ばれていたのではないかとも。

▼旧統一教会の集会は、教祖のカリスマ性を異常に盛り上げる演出で、巨額な献金を強いて、教団が拡大していった。

▼安倍晋三も「憲法改正」という、政治家としての最大目的の遂行のため、教祖のカリスマ性を自分も身に着けたいと思ったのではないだろうか。

▼ブラジル五輪で、次期開催国としてのアピールで、当時の安倍総理が今問題となっている「電通」の演出で、スーパー・マリオとして喝采を浴びたことを思い出してほしい。

▼さらに、マリオの服装を脱ぐタイミングがずれたのも思い出してほしい。彼はあの時点で、旧統一教会日本支部の【教祖安倍晋三】になり切れなかったのだ。

▼晋三の政治活動を思いだしてほしい。「自分が首相のうちに」という言葉を連発した。国民がおかしいと思ったものも、押し通した。「閣議決定」なるものを、魔法の杖のように、幼児性を政治の世界で発揮した。

▼「自由主義党と民主主義党」を統合した、政治的教団の自民党総裁(教祖)として【美国(美しい国)教・教祖安倍晋三】を目指したのではないか。

▼山上徹也は、旧統一教会の教祖と「美国教・教祖安倍晋三」を、同一視したことで起こった射殺事件ではないだろうか。

▼9月27日の安倍晋三の葬儀は「電通」が仕切るそうだ。死してカリスマというテーマでの葬儀は、国民が正確な目で判断しなければならない。

▼そして、政治家に過剰な防御体制を布かぬよう、注視しなければならない。政治家は国民の代表であって、主権はあくまでも国民で、守られるべきは国民だからだ。

▼自民党と旧統一教会、公明党と創価学会。さらに「自分の人生の悩みも、人類が抱えるすべての悩みも、すべて共産主義は一挙に解決してくれる」と信じ込ませる共産党も、同質に近い存在ではないだろうか。

▼美国教、教祖になりえなかった安倍晋三。もし国葬により「憲法改正」への旗頭にされたら、
教祖アサハラと同様の存在ではないか。

▼弔辞を誰にするか決まらない国葬など、国葬に与えしないものだということではないか。

何が問題だから分からない

2022年07月30日 18時26分16秒 | えいこう語る

▼安倍晋三を射殺したのは、旧統一教会に家庭を崩壊された山上徹也だ。以前献金の強制で世間を騒がせたので、名称を「世界平和統一家庭連合」と改名した。

▼宗教法人の改名は、文科大臣の許可が必要のようだ。改名を許可した当時の大臣は下山博文だ。総理の座をうかがっているようだが、権謀術数に長けた人物で、私は嫌いだ。

▼私の記憶が正しければ、大臣の時「教育勅語」を学校現場で読んでもいいと言い、憲法改正の意欲を示しているのが下村だ。

▼案の定、旧統一協会から政治献金を受けていた。下村の話題はこの程度にして置く。今日は自民党総務会長・福田達夫(55歳)の分析だ。

▼言わずと知れた政治一家福田家の御曹司だ。祖父や父(元総理)を目標に、いずれは総理の座を狙うのだろう。そんな期待?の人物が、旧統一教会から、選挙運動員の派遣を受けていた。

▼その記者会見の内容で、総理の資格なしと断定した。「応援に来たのが統一教会を信じる人であり、一般市民ではないか。なぜこんなに騒いでいるのか正直よくわからない」というものだ。

▼元総理で現職の政治家が射殺された事件の捜査段階で、政治家の選挙応援に旧統一教会が関与していたということが、問題になっているのにだ。

▼「何が問題か分からない」というのは、統一教会というものの存在を、政治家として認識していないということだ。

▼こんな人物が自民党総務会長だというのだから、憲法の解釈を違えても平気な自民党の議員が出てくるのだ。

▼29日の北海道新聞夕刊の「魚眼図」というコラム欄に、教育大函館分校の生態学・鳥類学の三上修教授の文章に同調する。

▼野外実習で、鳴きながらどんどん上空に昇っていく、ヒバリの調査を始めた。ところがヒバリが鳥の名前だと言うことを知らない学生が多い。

▼教授は子供の頃に「ヒバリとは鳥の名前」という【共通認識】があったと思う。現在ではそういう共通認識が失われるほど、自然との触れ合いが減っていることの証拠かもしれないと、感じたという。

▼若い時は年配の方に「話が通じない」といわれた記憶がある。今74歳になってみると、50代ぐらいの現役と話していても、話の深まりを感じない時がある。

▼特に感じるのは憲法改正についての認識だ。今の若者は明治から今に至る歴史を、しっかり学んでいないような気がする。

▼そんな日本近代史の【共通認識】のずれが、若者との会話で、思考に深みと幅がないように感じる、最大の理由のようだ。

▼コロナ・ウイルスの拡大やウクライナ戦争で、若い人たちは危機感を異常に掻き立てられ、自衛意識が強まっている。

▼戦争は人間が行う最低の行動だという、歴史から学ぶ【共通認識】が欠けてきているような気がする。

▼日本国憲法を古いという認識を持たせようと改憲勢力は熱心だ。古いし米国が作成したものだから、純正の憲法をつくろうと若者に訴える。

▼戦争など人間の仕業ではなく、悪魔の仕業だという【共通認識】を希薄にしている。義務教育現場で、ウクライナ戦争をどのように教えているのだろうか。

▼共通認識が生まれる場が「義務教育」だ。「自衛のための戦争は許される」などという、教育がはびこれば、簡単に戦争ができる国になる。

▼というわけで【共通認識】が劣化すると、戦争をする国に限りなく近づくことになるだろうというのが、年齢と共に多少劣化しだしたことを実感する私の見解です。

故安倍総理の「半旗要請裁判」

2022年07月28日 09時18分15秒 | えいこう語る
▼元総理安倍晋三が射殺された。その葬儀が7月12日に行われた際、北海道帯広市教育委員会が、市立小中学校全39校に、半旗の要請をしていた。

▼この要請は教育の中立性を求めた教育基本法に反する行為だ。それに従わなかった川口校長(私)が、教育委員会から訴えられ裁判となった。

▼教育委員会の主張は、元総理の葬儀に義務教育現場で弔意を示すのは、当然であるとの見解だ。

▼それに対し川口校長は、国旗は掲げたがポールの上まで上がってしまっただけで、単なるミスだという主張だ。

▼教育委員会は、川口校長は普段から、安倍政権下での教育指導に反対の意見を強く持っていた。そこで故意に行ったに違いない。

▼裁判長は“遠山金四郎景元”だ。判決:「教育委員会の主張は、教育基本法にのっとり今後吟味を行う。川口校長の行為は、教育委員会の指示通り国旗を掲揚をしたので、命令違反行為とはいえない。川口校長は“半旗=反旗”を掲げた。ゆえに、この問題は裁判にはなじまない」。

▼裁判所内に「よ!金さん」の声が響き、一件落着となった。金さん「背中の桜の彫り物を出す必要のない、この程度の裁判よ」と、引き下がっていった。

▼これが私の昨日の夢だ。だが新聞には全国でPTAの役員のなり手がなく、解散の傾向が高まっているという。

▼こんな「半旗強制」に、力を発揮し組織の存在を高めることが、PTAの本来の役割かと思うのだが。

    「戦場に子供たちを送らない」
    これがPTAの本懐なはずだ。
               三頭下

巨匠の絵と子供の絵

2022年07月25日 11時54分44秒 | えいこう語る

▼北海道立函館美術館では、7月から9月まで「魅惑の西洋近代絵画」展が開催されている。作品は茨城県の笠間日動美術館のコレクションからの展示だ。

▼私の町会で月一度開催している「とどっ子塾」(塾生平均年齢75歳)の8月の行事に、その絵画を鑑賞してもらおうと、事前の見学に出かけた。

▼茨城県笠間日動美術館コレクションからの展示だが、モネ、シャガール、ルノワール、ピカソ、マチスなどの作品に心が洗われる。

▼絵画の素晴らしさはもちろんだが、館内全体の作品展示(レイアウト)に工夫されているのにも感動した。

▼そのことを美術館の関係者に話すと、そこに気が付いてくれたことに感謝された。この美術館は1986年に開館された北海道立なのだが、壁が汚れているため鑑賞者に不快感を感じさせない工夫を凝らしたという。

▼先日函館市町会幹部と函館市長の懇談会があった。その席で市長が北海道も財政が厳しく、知事も大変だという話をしていたのを思い出した。

▼財政が苦しくなれば福祉予算の削減も心配だが、ソフト面の文化・芸術に対する予算の削減ももっと心配だ。

▼コロナやウクライナ戦争など、世界を不安にする要素が蔓延しているこんな時代こそ、人は本物を追求する心を養うことが必要だと、そんな感慨に浸り美術館を後にした。

▼美術館職員の目立たないが、財政難の中でもひたむきな芸術に対する熱い心にふれ、世界の名画がより心に響いた。

▼美術館のすぐ隣に市の「芸術ホール」があり、市内の小学生の「海」をテーマした絵の作品が展示されていた。

▼子供たちの感性の素晴らしさに心を打たれる。まさしく子供の感性は「爆発」的なエネルギーにあふれていた。

▼係の人に尋ねたら、飛び切り上手な絵は個人指導を受けている子供たちで、大人が手心を加えたかどうか、専門家の厳しい審査があると話していた。

▼世界の巨匠の絵画もさることながら、未来を担う子供たちの、未知だが限りなく可能性あふれる作品に心を打たれた。

▼8月の末には、さらに猛威を振るうコロナ禍で、引きこもりがちな町会の高齢者の方に、世界の絵画を鑑賞し、近くの温泉に入ってくる。そんな気軽な企画だ。 

▼サブ・タイトルも【世界の美術作品で心をみがき、温泉で体もみがきましょう】だ。高齢者対象の催しは、体操やゲームなど簡単なものが多いが、ちょっぴり学びを入れるのが、私の町会の特徴だ。

▼移動には、市の福祉バスが無料で利用できる。バス内のガイド役は、町会長の私の出番だ。今回は函館美術館のロビーに展示されている、オーギュスト・ルノワールの「勝利のビーナス」の裸像がある。

▼顔は少女のようにあどけないが、体は熟女のように豊満だ。このアンバランスが、何とも言えない作品の魅力だ。これについて私なりの解説をするつもりだ。

▼8月は原爆投下と終戦の月だ。そしてその3年後の8月11日に私は生まれている。さらに11日は、地元の祭りに町会の「子供神輿」も参加させる。

▼こども神輿終了後、町会館で昼食をみんなでとる。その時子供たちに「戦争のない平和な国にしましょう」と呼びかけるのも、町会長の私の役割りだ。

▼私は8月が一番好きだ。そして町会長という職もだ。

汚染水と国葬

2022年07月23日 07時28分28秒 | えいこう語る

▼故安倍晋三の国葬が。9月27日に日本武道館で行われることが閣議決定された。政府内には国民に反対の声はないとしているが、私の周辺ではほとんどが反対意見だ。

▼米軍基地を押し付ける沖縄県民も反対だろうし、核禁止条約を批准しないことに、広島と長崎県民も反対だろう。

▼晋三が五輪招致で「福島原発事故の汚染水は完全にコントロールされている」と世界に嘘をついた。来年にも溢れ出る汚染水の海洋放出が始まるようだ。福島県民も国葬には反対だろう。

▼国葬ではなく「自民党葬」で十分ではないか。自民党のために働き、自民党の党是である【憲法改正】に尽力し、凶弾に倒れたからだ。

▼「閣議決定」なるものを、ナチスの「全権委任法」のようにまで引き上げた晋三。繰り返すが「自民党による自民党のための自民党葬」が妥当だ。

▼最近疲れ気味で、夢など見る余裕もなかったが、昨夜晋三の葬儀の夢を見た。福島県沖1キロ地点での、海上自衛隊空母での葬儀だ。

▼自衛隊音楽隊の荘厳な演奏が流れ、歌っているのは私だ。♪「海ゆかば」。私はこの曲が大好きだ。不浄な心が洗われ、真人間に戻る気がするからだ。

▼運転中に車の中でよく歌う。♪「戦友の遺骨を抱いて」も大好きだ。もちろん同乗者がいない時にだ。

▼船上から散骨が行われ「故安倍晋三大元帥閣下に、頭中(かしらーなか)」の号令が発せられ、私は目覚めた。

▼何度も繰り返すが、安倍晋三の葬儀は「自民党葬」でいい。他は日本国憲法を遵守する、国民一人一人の心の中で行うことで、良としたい。

▼それが憲政史上最長を誇った首相に対する、礼節ではないかと思うからだ。私の希望は、葬儀委員長は菅義偉に任せ、弔辞は岸田文雄だ。