函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

藤棚

2009年06月30日 14時26分44秒 | えいこう語る
昨日、一週間ぶりに縄文露天風呂に行ってきた。
露天風呂は45度の熱さだ。入るときは少し熱いと感じるが、慣れてしまえば、露天はこの温度がいい。先週は44度だった。1度ちがうだけでぬるいと感じる。身体が45度に適応してしまっているようだ。
家の風呂では45度は熱くては入れないだろう。
妻は私より15分ほど遅く出てくるので、畳の休憩室で待っていた。
汗が吹き出てくるので、窓を開けたら、大きな藤棚に花が咲いていた。
テーブルを拭いているお姉さんに、これから満開になるのと聞いたら、もう咲き終わったという。
こんな大きな藤棚だったら、満開ならさぞかしきれいだろうから、その時は障子をあけて、見せるようにしてほしいというと、来年は気をつけて、開けておきますという。じゃ、来年楽しみにしているよ、というような会話をしたことを、風呂から上がってきた妻に話した。
妻はあきれた顔で、またおんなじことを言ったの?と・・・。
先週も同じ女の人にその話をしていたし、満開の時だって、外を見てたじゃないの。それに、五稜郭公園の藤棚が満開になる頃、運動会の季節だわねとも、話していたの覚えていないの、と言う。
そういえば満開の藤棚を見た記憶が、鮮明に蘇ってきた。
こうなれば、得意のとぼけも効かない。
それにしても、何度も同じことを言う私に、嫌な顔もせず、応対してくれた、お姉さんのおもいやりには感心する。
優しいお姉さんの勤める縄文露天風呂が、ますます好きになった。


風雲そのまんま劇城

2009年06月28日 17時25分52秒 | えいこう語る
「風雲たけし城」という、バラエティー番組があった。
ビートたけしを殿様にして、殿様の命令で、何でもやっちゃうという内容だ。
馬鹿らしくもあったが、視聴者としてもストレス発散ができ、視聴率も高かったようだ。
その家来にそのまんま東がいた。自民党から次の衆議院選で出馬を要請され、出馬の条件に総裁の椅子を要望した、宮崎県の東国原知事である。
その条件に対し、顔を洗ってこいとか何様のつもりだと騒ぐ御仁がいるが、その人たちが、どれほどの仕事をしてきただろうか。
おそらく東国原知事の3年間の活躍の、足元にも及ばないだろう。
議会での知事の答弁は、書いたものを読むだけだと非難する人もいるが、もともと地方議会などは、シナリオが決まっている学芸会のようなものである。
それを自分勝手に答弁し、いたずらに議会を混乱させることはないのである。
私はこのたびの知事の発言から、こんなことを思った。
次の選挙で政権交代になろうがなるまいが、今の政治家の誰がやっても、急激な改革はできないのである。長いこと国政の場にいる者が、官僚の作った仕組みの中で生かさせてもらってきたのである。どっぷり仕組みにはまってしまい、しがらみが出来、改革など口だけで、何一つ出来ないのが今の政治である。
こんな世になれば、羽柴秀吉の出番だろう。
氏素性もわからぬ百姓出身である。思いっきり今の体制を壊してもらい、その後に徳川家康が出てくるというシナリオである。
たけし軍団で培った芸人魂とポピュリズムは、実証済みである。
国民を味方につければよいだけである。一発大きなギャグをかましても、うけない時は仕方ないと、思えばいいのである。
だめなときは、そのときは死ねばいいのだと、殿が言っている様な気がする。
殿だってまったくの素人で映画を撮ったのだが、いまや世界的な北野たけし監督だ。恐れることはない。芸人だって政治家だって、うけなければただの人なのだ。南の宮崎から、そのまんま東を目指せという天の声が聞こえるような気がする。
何をやってもだめな今の政治。それなら誰もが予測つかない、そのまんま劇城を楽しませていただきたいものだ。
大阪の橋下知事など、政治キャリアの少ない人たちの出番である。今までの古い体質を、ぶち壊すだけでいいのである。その後は、誰もが認めるしっかり者がトップに座るのである。その先駆けを作るだけでいいのである。
そのまんま東。なんだか羽柴秀吉に、似ているような気がしてならない。



天気晴朗なれど

2009年06月27日 14時30分29秒 | えいこう語る
真夏のような爽快な朝だ。
隣のおばさんが洗濯物を干しに外に出てくる。足元がふらついているようだ。大丈夫かと聞くと、起きた時からめまいがして、歩けば右に傾くようだという。妻を呼んでくる。
熱もあるようなので、私に車で病院に連れて行くようにいう。
おばさんはかなり具合が悪そうな感じで、病院への支度をする。隣のおじさんがおばさんに「お前今日病院に行く日でないのに、行くってか」と、言い放った。
「そんなこと言ったって、倒れたらどうするの」と、妻はおじさんを無視し、車におばさんを座らせた。
病院に連れて行き、帰りは電話かけると、迎えに行くからと置いてきた。
わたしが家に戻ってからが、地獄だった。
さっきの、あのおじさんの言い方、奥さんをまったく大事にしてないし、自分勝手だし、日本の男は自分の妻を女中のように扱っている、あなたと同じで、男なんて他人には親切で、自分の妻には不親切極まりないとか、挙句の果ては結婚してから今までの、私の不親切ぶりを長々と語り始めた。語ったというより、罵倒し始めたという感じだ。
私はバケツに水を汲み、ただひたすらに外の窓ガラスを拭くより、妻から逃れるすべはなかった。
天候に恵まれ、今日は爽快な一日が過ごせると思っていたのに、大正生まれのおじさんの不用意な一言が、こんなに妻の怒りに火をつけるとは思いもよらなかった。
天気晴朗なれど・・・である。


世界一を目指すお客様

2009年06月26日 12時28分12秒 | えいこう語る
月に1・2度、天候が悪くなければ来店する、自転車3人組のお客様がいる。
函館市内から往復80キロメートルを走ってくる、五十歳代のご夫婦と、60歳代と思われる男性だ。
北海道でおこなわれている自転車競技に、参加しているのかと聞いたことがあるが、参加したことがないと言ったので、仲間でサイクリングを楽しんでいるのかと思っていた。
3週間ほど見えなかったが、昨日仲良く自転車で来店した。真っ黒な顔である。
“アイアンマン・ハワイコノハーフ”というトライアスロンの世界大会に参加してきたと言う。
年齢別の競技だが、奥様は5位入賞。ご主人は入賞できなかったが、60代と思われた男性Tさんは、70~74歳クラスで2位だったという。さらに函館から一緒に参加したもう一人の男性が、4位入賞という。
日本勢が3人も入賞し、それも函館から3人とは驚きである。
しかし、もっと驚いたのは、Tさんは昨年この大会のチャンピオンだという。
さらに、世界各地でおこなわれている大会のチャンピオンが集まり、10月におこなわれるハワイでの大会に、Tさんは参加資格を得たという。
私の村から、函館市内に車で行くコースは、海岸線と山道の2通りがある。
山道は自転車なら相当きつい。自転車に乗る人なら、絶対というほど通らない道だろう。そこで鍛えているから、世界に挑戦できるのだと、Tさんはにっこり笑った。
妻の作る食事もうまいといってくれる3人。世界トップレベルの鉄人たちの活躍の、ほんの一翼を担えているようで、妻も私も大いに喜んでいる。


飛び切りの美人が来店した

2009年06月25日 13時50分30秒 | えいこう語る
店を手伝っていると、様々なお客さんが見えて楽しい。
昨日、久しぶりの好天に恵まれた銚子海岸。店の前の国道278号線に、ロイヤルブルーのベンツが停まった。
降りてきたのはご夫婦と娘さんらしき3人。その奥さん、ティファニーで朝食をの、ヘップパーンのようなサングラスをかけ歩いてくる。女優かモデルが来たのかと、田舎者の私は動揺する。妻もモデルかしらと言う。
女優やモデルが、この田舎にくることは無いだろうと思うが、先日はシンガポールからの家族が来店したので、世の中何が起きるか知れない。
後からもう二人が来ますからと言う。近くで見てもそうとうな美人だ。
後から入ってきたのはいつも店に来る、サーファーとその彼女だ。その美人は、彼女の母親だった。
娘がいつもお世話になり、先日はタコをいただいて、とても美味しかったです、と礼を言う。
先日娘さんが来店した時、近所から茹でたタコをもらったので、それを分けてやったのを思い出した。
一度両親にお店を紹介したかったのと言う。この娘さんは、愛想がいいし礼儀正しいので、私も妻も気に入っているお客さんの一人だ。それでタコをくれたのだ。
隣からいただいたタコのおかげで、飛び切りの美人に出会えた。
タコはいつも美味しくいただいているのに、感謝したことがなかったが、生まれて始めて、タコさんにお礼を言いたい。