旅行しようかなと思った時、その土地の旅行雑誌を買い求める。
雑誌をめくったとたんから、旅行は始まる。
この種の雑誌はあまた出版されているが、最近人気なのが「HO=ほ」という雑誌だ。たぶん北海道内にしか発売されていないと思うが、近年その雑誌を持ち歩き旅行する「HO旅人」が増えてきた。
昨日は閉店後、五稜郭公園に夜桜見物に出かけようと思っていたら、来店のお客様から、この雑誌をいただいた。
「函館の迷い方教えます」という意味深のタイトルがいい。
この雑誌の優れているところは、写真だ。写真が多くを語り、活字は三歩下がって添えられているという感じだ。
ページをめくると驚いた。中学時代の同級生が大きく掲載されている。
彼は寿司職人である。函館市内の老舗で修行後、東京に出て有楽町で腕を磨き、函館に戻り小さな店舗を構えた。結婚してから奥さんの実家に移り、そこを改造し店舗にしたと聞いている。
その建物は函館市伝統的建築物に指定されている、和洋折衷の洒落た建物だ。
なんと、この寿司屋の晩酌セットがすごい。
お寿司5貫、お刺身盛り合わせ、小鉢二つ、ビールまたは日本酒付きで、なんと格安の1,000円だ。
何の迷いもなく、夜桜見物の後は、彼の店に決定だ。
函館市内で有名な桜通りを通り抜け、夜桜そっちのけで暖簾をくぐる。

「おっ!しばらくだなー」と、来店の挨拶など抜きである。
「雑誌を見たぞ、さっそく晩酌セット二つ」。
扉が開き一人の美女来店。やはり晩酌セットを注文。

カウンター同志、ちょいと話しかけて、場も和やかになったところに、私と同じ年頃のご夫婦が来店。
「晩酌セット二つ」。カウンターは私たち夫婦も合わせ3組が並び、晩酌セット仲間で話し身がはずんだ。
私もつい、得意の駄洒落を披露する。一同大笑い。
「晩酌セットを始めてから、親父ギャグを言うお客が増えた」と。店主がいう。
回転寿司全盛の昨今、寿司屋の親父さんとの何気ない会話と、“知らぬ同士が小皿たたく”そんな身近な付き合いが、港函館にはまだ残っているのだ。
そんなわけで、ぜひお薦めのお店です。

『ひろ寿司』
函館市大縄町14-14(ちょっと小路にあるので、タクシーを頼んだ方がいい。五稜郭からはワンメーターちょいぐらい)
電話0138-41-1521
定休日:水曜 営業時間:11:30~23:00まで
も一つおまけ情報です。青森県の銘酒『田酒』が置いてありました。
これはいけるー!
雑誌をめくったとたんから、旅行は始まる。
この種の雑誌はあまた出版されているが、最近人気なのが「HO=ほ」という雑誌だ。たぶん北海道内にしか発売されていないと思うが、近年その雑誌を持ち歩き旅行する「HO旅人」が増えてきた。
昨日は閉店後、五稜郭公園に夜桜見物に出かけようと思っていたら、来店のお客様から、この雑誌をいただいた。
「函館の迷い方教えます」という意味深のタイトルがいい。
この雑誌の優れているところは、写真だ。写真が多くを語り、活字は三歩下がって添えられているという感じだ。
ページをめくると驚いた。中学時代の同級生が大きく掲載されている。
彼は寿司職人である。函館市内の老舗で修行後、東京に出て有楽町で腕を磨き、函館に戻り小さな店舗を構えた。結婚してから奥さんの実家に移り、そこを改造し店舗にしたと聞いている。
その建物は函館市伝統的建築物に指定されている、和洋折衷の洒落た建物だ。
なんと、この寿司屋の晩酌セットがすごい。
お寿司5貫、お刺身盛り合わせ、小鉢二つ、ビールまたは日本酒付きで、なんと格安の1,000円だ。
何の迷いもなく、夜桜見物の後は、彼の店に決定だ。
函館市内で有名な桜通りを通り抜け、夜桜そっちのけで暖簾をくぐる。

「おっ!しばらくだなー」と、来店の挨拶など抜きである。
「雑誌を見たぞ、さっそく晩酌セット二つ」。
扉が開き一人の美女来店。やはり晩酌セットを注文。

カウンター同志、ちょいと話しかけて、場も和やかになったところに、私と同じ年頃のご夫婦が来店。
「晩酌セット二つ」。カウンターは私たち夫婦も合わせ3組が並び、晩酌セット仲間で話し身がはずんだ。
私もつい、得意の駄洒落を披露する。一同大笑い。
「晩酌セットを始めてから、親父ギャグを言うお客が増えた」と。店主がいう。
回転寿司全盛の昨今、寿司屋の親父さんとの何気ない会話と、“知らぬ同士が小皿たたく”そんな身近な付き合いが、港函館にはまだ残っているのだ。
そんなわけで、ぜひお薦めのお店です。

『ひろ寿司』
函館市大縄町14-14(ちょっと小路にあるので、タクシーを頼んだ方がいい。五稜郭からはワンメーターちょいぐらい)
電話0138-41-1521
定休日:水曜 営業時間:11:30~23:00まで
も一つおまけ情報です。青森県の銘酒『田酒』が置いてありました。
これはいけるー!