南米のチリでM8・8の地震が発生した。
私が小学校6年の50年前にも、チリで世界最大の地震が発生している。
その時は、見る見る間に波が引き、今まで大干潮でも見たことのない海底まで露わになったのだ。
その後徐々に波が満ちて、平常位置に戻ったという記憶がある。
年齢が一つ下の妻は函館駅前に住んでいたが、周辺は海水が押し寄せ、学校が休校となったと話している。
私の家はすぐ目の前が海である。先日地域防災リーダーの講習会も受講したので、海中に顔を出している、波消ブロックの水位を双眼鏡で観察していた。
20分で水位が20センチほど上昇したのを確認したので、これは相当危険だなと判断した。
村内の防災無線から「2メートルの津波の恐れがあるので、非難するように」と空襲警報発令のような、避難勧告の放送が流れた。
私は今朝沖に出なかったが、この放送により間引き昆布の小さな作業船は、いち早く港に引き返した。
それとは反対に、大型漁船は港から一斉に沖に出た。津波の時は港に係留していると損害が大きいからである。
消防車が警戒に走り回り、次第に緊張感が高まってくる。
隣の老夫婦に避難する準備をさせ、車に乗せ山の方に避難した。
津波到達時間の2時間以上前に非難したので、そのまま函館市内まで山道を通り、スーパーで買い物をして戻って来た。
老夫婦は数年ぶりで函館に出かけたと喜んでいる。
戻ってみると、避難勧告が放送されたわりには、非難した人が極端に少なかったようだ。
私たちのように役所の指示に従い、非難した者は慌てふためいたようなイメージである。・・・なんだかカッコ悪いのだ。
ラジオで津波情報を聴いていると、私たちの周辺の海岸の町では、ほとんどが非難したように報道されている。
避難勧告という非常事態の実態に、かなりの矛盾を感じてしまった。
50年前のチリ地震の津波で、三陸海岸では百数十名が犠牲になったのである。
4月に町内会の総会があり、役所の方も出席する。
今回の避難勧告についての内容を質問してみようと思う。
なんたって、地域防災リーダーの講習修了書を、函館市長名でいただいているからである。
でもなんともなくてほっとしている。
私が小学校6年の50年前にも、チリで世界最大の地震が発生している。
その時は、見る見る間に波が引き、今まで大干潮でも見たことのない海底まで露わになったのだ。
その後徐々に波が満ちて、平常位置に戻ったという記憶がある。
年齢が一つ下の妻は函館駅前に住んでいたが、周辺は海水が押し寄せ、学校が休校となったと話している。
私の家はすぐ目の前が海である。先日地域防災リーダーの講習会も受講したので、海中に顔を出している、波消ブロックの水位を双眼鏡で観察していた。
20分で水位が20センチほど上昇したのを確認したので、これは相当危険だなと判断した。
村内の防災無線から「2メートルの津波の恐れがあるので、非難するように」と空襲警報発令のような、避難勧告の放送が流れた。
私は今朝沖に出なかったが、この放送により間引き昆布の小さな作業船は、いち早く港に引き返した。
それとは反対に、大型漁船は港から一斉に沖に出た。津波の時は港に係留していると損害が大きいからである。
消防車が警戒に走り回り、次第に緊張感が高まってくる。
隣の老夫婦に避難する準備をさせ、車に乗せ山の方に避難した。
津波到達時間の2時間以上前に非難したので、そのまま函館市内まで山道を通り、スーパーで買い物をして戻って来た。
老夫婦は数年ぶりで函館に出かけたと喜んでいる。
戻ってみると、避難勧告が放送されたわりには、非難した人が極端に少なかったようだ。
私たちのように役所の指示に従い、非難した者は慌てふためいたようなイメージである。・・・なんだかカッコ悪いのだ。
ラジオで津波情報を聴いていると、私たちの周辺の海岸の町では、ほとんどが非難したように報道されている。
避難勧告という非常事態の実態に、かなりの矛盾を感じてしまった。
50年前のチリ地震の津波で、三陸海岸では百数十名が犠牲になったのである。
4月に町内会の総会があり、役所の方も出席する。
今回の避難勧告についての内容を質問してみようと思う。
なんたって、地域防災リーダーの講習修了書を、函館市長名でいただいているからである。
でもなんともなくてほっとしている。