▼アベシンゾウやスガヨシヒデを私は嫌いだ。我が国の総理で、国内外の難しい問題に対処しているのは理解するが、敬意を持てないからだ。
▼その最大の理由は、二人とも我が国を再び【戦争できる国】へと、誘っているような気がするからだ。
▼1945年の敗戦で、絶対戦争をしないという憲法に改正し【理想国家】を目指したはずだ。だがこの二人、憲法を蹂躙する言動が多い。
▼憲法を守ろうとしない総理は、国民の信頼を得ることはできない。こんな総理は民主国家の総理として、認めるわけにはいかない。
▼溢れ出る“核のゴミ”の処分場が問題となっている。大阪大名誉教授の小林傳司さんが、工学系の学生と核のゴミ問題について話し合ったという。
▼他の分野の学生は1週間かけても意見がまとまらなかったが、工学系は2時間で意見が収束したという。
▼「安全性が科学的に担保されているのだから、埋める場所を決め、反対する者には補助金を出せばいい」言う結論がでたという。
▼工学系の学生たちは、政権を担う政治家と同様の意見を持っているようだ。そうであれば、戦争が始まれば、勝つためには原爆を使用してもよいということにならないか?。
▼小林教授は【嫌だ気持ちが悪いという情動を、科学や計算で矯正できると考えるのは、専門家の傲慢でしかない】と指摘する。
▼日本には「我慢する」ことが美徳だという考えがある。我慢さえすれば何事も平穏に収まる
。我慢が出来ない者は「わがまま者」扱いだ。
▼しかし、世の中は「わがまま者」の方が、自分らしく生きているようだ。自分らしく生きれない者が、そうでない者を「わがまま者」だと差別するのではないか?。
▼金メダル獲得者は、人一倍我慢に我慢を重ね努力した人だ。総じて、みなさんのおかげで金メダルを取れたという。
▼周囲の支えがなければ、金メダルはとれるものではない。誰もが自分一人の力で、メダルを獲得したなどという者はいない。
▼この「みなさんのおかげ」というのを、政治手法に変換すると「原子力のおかげで、戦後の経済復興がなされた」という結論に達する。
▼それは間違いではない。間違いではないが、放射性物質を長い年月発生させる“核のゴミ”を、補助金をくれるから我慢せといっても、核のゴミは嫌いだ。
▼と主張するのは、わがままだろうか。嫌いなものを人に押し付けるのはよくない。でも、みんなが良いと思うことを嫌だと言えば、わがままだと言われる。
▼民主主義の多数決も、時には迷惑なものだと感じることが多くなってきた。かといって民主主義を改正する気持ちにはなれない。中国のような国になったら、息苦しくてしょうがないからだ。
▼若者語で「キモイ」というのがある。違和感を持たれるものが「キモイ」の対象のようだ。若者語に多少の違和感を覚えるが、ここは素直になって若者語で対処してみたい。
▼「嫌いなものは嫌い」だといえば、わがままと言われる。ならばアベシンゾウもスガヨシヒデも【超キモイ】と評価したほうが、理解しやすいのではないか。
▼【キモイ総理】これがぴったりな、今の我が国の総理だ。東京の感染者は4000人を超えた。五輪成功のためには、玉砕覚悟も辞さないスガ内閣のようだ。
五輪開催し増える感染者
金メダルの多さに喜ぶほどの祖国はありや
三等下