村を囲む山々の新緑は今が盛りだ。
私の村では山桜が咲く頃に、鰈が釣れだすといわれている。
砂浜に木の葉が打ち寄せられている場所に、鰈がいるらしい。
養分が豊富なので、プランクトンがたくさん集まるからだという。
打ち寄せる波をよく見つめると、無数の海老のプランクトンがいた。
鰈という字の、魚偏の右の字は「葉」という字の草冠をとったものだ。
草冠を魚偏にし、鰈の姿が葉っぱの形に似ているので、そんな字になったに違いない。
早朝、村の矢尻川河口近くで竿を投げたが、当たりがぴくともしない。
恐竜「エサンザウルス」が、食べたのだろうか。(朝夕はなぜか恐竜に見える恵山)

喜劇俳優の故由利徹さんの「オシャ・マンベ」というギャグを思い出した。
長万部町は、私の村から車で約1時間半のところだ。
アイヌ語のシャマンベは「鰈」という意味だ。
長万部町は大昔に洪水があり、鰈が山の頂上に流されたという話しがある。
雪解けの残雪がカレイの形に見えるときが鰈の釣れ頃だと、地元ではいわれているようだ。
また一説には「川尻の妄想のいる場所」ともいわれているそうだ。
以前北海道で地震があったとき、長万部町のガソリンスタンドが崩壊した。
原因究明では、元は川であったのを埋め立てたために、地盤が弱かったのが原因だった、というのを記憶している。
竿の先がびくともしないので、様々な妄想にふけってしまった。
トド・ホッケもオシャ・マンベも、地名の由来は、先人たちの想像力の豊かさを感じさせる。
朝の食卓に鰈の煮付けはなかったが、おいしい煮付けもそう遠くの話ではないようだ。
由利徹さんの人懐っこい顔が浮かんだ。
「オシャ・マンベ」・・・次は必ず釣れるぞ、というメーセージに聞こえた。
6月の小雨降る河口での、鰈釣りの一齣である。
私の村では山桜が咲く頃に、鰈が釣れだすといわれている。
砂浜に木の葉が打ち寄せられている場所に、鰈がいるらしい。
養分が豊富なので、プランクトンがたくさん集まるからだという。
打ち寄せる波をよく見つめると、無数の海老のプランクトンがいた。
鰈という字の、魚偏の右の字は「葉」という字の草冠をとったものだ。
草冠を魚偏にし、鰈の姿が葉っぱの形に似ているので、そんな字になったに違いない。
早朝、村の矢尻川河口近くで竿を投げたが、当たりがぴくともしない。
恐竜「エサンザウルス」が、食べたのだろうか。(朝夕はなぜか恐竜に見える恵山)

喜劇俳優の故由利徹さんの「オシャ・マンベ」というギャグを思い出した。
長万部町は、私の村から車で約1時間半のところだ。
アイヌ語のシャマンベは「鰈」という意味だ。
長万部町は大昔に洪水があり、鰈が山の頂上に流されたという話しがある。
雪解けの残雪がカレイの形に見えるときが鰈の釣れ頃だと、地元ではいわれているようだ。
また一説には「川尻の妄想のいる場所」ともいわれているそうだ。
以前北海道で地震があったとき、長万部町のガソリンスタンドが崩壊した。
原因究明では、元は川であったのを埋め立てたために、地盤が弱かったのが原因だった、というのを記憶している。
竿の先がびくともしないので、様々な妄想にふけってしまった。
トド・ホッケもオシャ・マンベも、地名の由来は、先人たちの想像力の豊かさを感じさせる。
朝の食卓に鰈の煮付けはなかったが、おいしい煮付けもそう遠くの話ではないようだ。
由利徹さんの人懐っこい顔が浮かんだ。
「オシャ・マンベ」・・・次は必ず釣れるぞ、というメーセージに聞こえた。
6月の小雨降る河口での、鰈釣りの一齣である。