▼米国の病院船は海軍の所属だ。戦争時の傷病兵の処置を任務とする。大災害時にも出動し、コロナ禍でも活躍している。
▼災害の多い我が国なら、所有したいものだと思うが、軍事用が専門なら有事の時のために用意するという意識が強いので、憲法改正を目指す現政権下では反対だ。
▼つい最近だが、病院船を建造し函館港に係留させるという報道があった。医療従事者の確保に問題があるとして見送られたようだ。
▼米国の病院船は、1隻900名ほどの医療要員が配置されているので、そのスタッフを集めるには容易ではない。コロナでも慌てふためいているからだ。
▼見送られたと聞いてちょっぴり安堵していたが、軍事拡大というのは水面下で着々と行われるものだ。
▼病院船の整備推進を政府の責務とする関連法案が、今国会中に成立の見込みになったという
。【政府の責務とする】というのは、政府の独断でできるということだろう。
▼函館港を深か掘りする工事が進んでいる。来年には11万トンクラスの船舶が入港できるようになる。心配するのは、米空母(10万トン級)が、入港可能となるのではないかということだ。
▼さらに病院船の配備となれば、函館港は【北の軍港】になる。陸・海の自衛隊駐屯地があり、空港も大型船舶修理の函館ドックもあるからだ。
▼さらに心配なのは建設中の大間原発だ。原発から30キロ以内の函館市は、避難計画を作ることを国に要請されている。
▼函館市側は計画を作成すれば、原発計画を容認することになるというので、作成に着手していない。
▼だが病院船が港に配備されれば、大間原発事故での避難や救助に出動するということになる。函館市が病院船の誘致を推進すれば、原発の避難計画を作らなければならないのではないか。
▼私は心配性なので、そんな想像力をつい働かせてしまう。新聞もその辺をきちんと取材し報道してほしい。病院船が函館市民にとって有益なのかを一早く市民に知らせてほしいものだ。
▼まもなく衆議院選挙が始まる。我が選挙区では、現職の立憲民主の議員も対抗する自民党員も、どちらも病院船誘致に動いている。
▼自民なら当然だが、立憲民主なら軍事強化につながるなら反対してもいいと思うのだが。妙に熱心に動いているようだ。
▼この二人の候補の対立は、数回続いている。立憲民主候補は原発反対だが、自民党候補も本部の意向に反し、原発に反対している。政治家とは矛盾だらけにならざるを得ないのだろう。
▼函館選挙区は、立憲民主も自民も、政策が酷似している。ペリーが来航した時から、函館港は軍港にしようという計画があったのではないかと想像してしまう。
▼近年「想像力」が重要だと言われている。だが私の想像力は、高齢化により新鮮さに欠けているようだ。むしろ「妄想力」が増大してきているようだ。
▼開港都市・観光都市・軍港都市。函館はコロナ後にどんなまちづくりをしなければならないか、全く想像力が不足しているような気がする
からだ。
▼災害の多い我が国なら、所有したいものだと思うが、軍事用が専門なら有事の時のために用意するという意識が強いので、憲法改正を目指す現政権下では反対だ。
▼つい最近だが、病院船を建造し函館港に係留させるという報道があった。医療従事者の確保に問題があるとして見送られたようだ。
▼米国の病院船は、1隻900名ほどの医療要員が配置されているので、そのスタッフを集めるには容易ではない。コロナでも慌てふためいているからだ。
▼見送られたと聞いてちょっぴり安堵していたが、軍事拡大というのは水面下で着々と行われるものだ。
▼病院船の整備推進を政府の責務とする関連法案が、今国会中に成立の見込みになったという
。【政府の責務とする】というのは、政府の独断でできるということだろう。
▼函館港を深か掘りする工事が進んでいる。来年には11万トンクラスの船舶が入港できるようになる。心配するのは、米空母(10万トン級)が、入港可能となるのではないかということだ。
▼さらに病院船の配備となれば、函館港は【北の軍港】になる。陸・海の自衛隊駐屯地があり、空港も大型船舶修理の函館ドックもあるからだ。
▼さらに心配なのは建設中の大間原発だ。原発から30キロ以内の函館市は、避難計画を作ることを国に要請されている。
▼函館市側は計画を作成すれば、原発計画を容認することになるというので、作成に着手していない。
▼だが病院船が港に配備されれば、大間原発事故での避難や救助に出動するということになる。函館市が病院船の誘致を推進すれば、原発の避難計画を作らなければならないのではないか。
▼私は心配性なので、そんな想像力をつい働かせてしまう。新聞もその辺をきちんと取材し報道してほしい。病院船が函館市民にとって有益なのかを一早く市民に知らせてほしいものだ。
▼まもなく衆議院選挙が始まる。我が選挙区では、現職の立憲民主の議員も対抗する自民党員も、どちらも病院船誘致に動いている。
▼自民なら当然だが、立憲民主なら軍事強化につながるなら反対してもいいと思うのだが。妙に熱心に動いているようだ。
▼この二人の候補の対立は、数回続いている。立憲民主候補は原発反対だが、自民党候補も本部の意向に反し、原発に反対している。政治家とは矛盾だらけにならざるを得ないのだろう。
▼函館選挙区は、立憲民主も自民も、政策が酷似している。ペリーが来航した時から、函館港は軍港にしようという計画があったのではないかと想像してしまう。
▼近年「想像力」が重要だと言われている。だが私の想像力は、高齢化により新鮮さに欠けているようだ。むしろ「妄想力」が増大してきているようだ。
▼開港都市・観光都市・軍港都市。函館はコロナ後にどんなまちづくりをしなければならないか、全く想像力が不足しているような気がする
からだ。