函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

ラピダス建設とIRの再燃

2023年11月29日 21時48分41秒 | えいこう語る

千歳市に巨大な次世代半導体工場「ラピダス」の建設が始まって、経済や雇用の活性化が期待され、北海道全体が浮足立っている様な気がする。

 

先日「千歳市町会連合会」を尋ねたが、市民はラピダスの進出について、よく理解していないという感じを受けた。

 

千歳市は新千歳空港を持つ10万人ほどのまちだ。札幌市から40キロの地点で、苫小牧市に隣接している。空港近くには広大な土地が広がっている。

 

ラピダスには世界中から、関係会社の進出が目立っている。国家肝入りのビック・プロジェクトに見える。

 

それが北海道の発展、しいては我が国発展につながるのは、報道から推察する限り期待はできそうだ。

 

進出だけをとらえれば、ロシアのウクライナ侵攻を思い出す。ある日突然千歳市に‟侵攻”?してきたという感じだ。

 

ロシアはウクライナへの、原発やダムなどのインフラへの攻撃が目立つ。もし我が国にどこかの国が侵攻してきたら、半導体工場は最も標的にされる可能性がある。

 

しかし新千歳空港は国交相が設置・管理する国家管理空港だ。航空自衛隊も隣に併設され、共有空港となっている。管制塔は自衛隊が管理している。

 

千歳空港は1997年の「日米新ガイドライン」で、我が国周辺有事には米軍が使用を要請する空港だ。

 

そんな防衛上に最も堅固な地域性も、考慮した上での千歳市進出だったのだろう。隣の苫小牧市も、ラピダスの進出により、データーの集積会社が進出するようだ。

 

先日苫小牧港も防衛上の拠点として、整備予算が来年から付くと報道された。苫小牧港も1997年の「日米新ガイドライン」では、有事の際に米軍が使用を要請する港に、指定されている。

 

ラピダスの世界各国の会社の進出があれば、新千歳空港にも多くの外国人が押し寄せる。苫小牧は北海道で近年、IR(カジノ中心のリゾート)の候補地に名乗りを上げようとしたが、市民の反対も多く断念していた。

 

だがラピダス進出で好機再来とみたか、道議会自民党の議員たちが「IR」の勉強会を立ち上げるという。

 

このバックには「IR」促進派の萩生田光一政調会長や道内選出の国会議員もいるという。

大阪万博開催後に「カジノ・リゾート計画」を立てている大阪と似たような感じだ。

 

半導体は武器製造の必需品だ。まして【憲法改正】後に、「戦争放棄」を放棄してしまえば、ラピダスの役割は最重要となる。

 

そんなことまで勝手に妄想してしまえば、北海道の未来もしぼんでしまう気もする。だが我が国が、中国や北朝鮮そしてロシアとの外交がうまくいかない現状を見れば、なんだかこのプロジェクトも心配が多くなる。

 

東京五輪・札幌冬季五輪・大阪万博・ラピダス。これらの国家が関わり、国民が十分理解できないままに突き進むプロジェクトは、なんだか不透明さに溢れている。

 

そしてその陰でうごめく‟陰謀?”は、ほとんど解明されないままだ。ラピダスの千歳市への侵攻が、アイヌ民族が国家の植民地政策に翻弄されたように、北海道が国家管理下に置かれる大地であってはならない。

 

「ラピダス」とは‟2022年8月”、日本の大企業8社が出資する、日本半導体メーカーの会社の名前だ。

 

ちなみに「ラピダス」とはラテン語では「速い」「急ぎの」「猛烈な」という意味があるという。

 

北海道はアイヌ語で「アイヌ・モシリ」という。その意味は「人間が住む静かな大地」だという。

 

以前北海道の自動車事故防止標語に「ゆっくり走ろう北海道」というのがあった。広大な大地「アイヌ・モシリ」。立ち止まって考える必要性を感じる。


日本軍事列島強化政策

2023年11月28日 10時25分36秒 | えいこう語る

昨日の参議院予算委員会、キシダ総理と閣僚の答弁に共通する言葉は「私がお答えする立場にはない」だ。

 

ガザ侵攻で子供たちの命まで犠牲になっていることに対し、我が国としての支援を要求する野党議員に対し「よその国のことはよく知らないので、私がお答えする立場にはない」というような答弁が、キシダ総理だ。

 

総理に倣ってか、他の閣僚も「私がお答えする立場にはない」だ。担当大臣に聞いているのに、答える立場ではないでは、大臣は銅像と化しているのか。我が国の国会は崩壊している。

 

東工大教授の中島岳志は、4年前に自民党の有力政治家9人の発言などを分析した結果、一番判断に困ったのはキシダフミオだという。

 

「言動に軸がなく、一貫したビジョンがない。何を実現したいのかわからない。そのため『ブレることだけはブレない』という評価しか下せなかったという。(北海道新聞28日の「論評時評」)。

 

「アベ・スガ・キシダ」の‟三段跳び総理”の着地点は「ブレることだけはブレない」にたどり着き、キシダは砂場からはみ出て着地を繰り返しているようだ。

 

だがこのキシダ総理に「ブレない」ものがある。【憲法第9条】の改正だ。あからさまな「防衛強化計画」に出た。

 

国内の空港14ヶ所・港湾24ヶ所を、防衛力強化のため『特定重要拠点』に指定し、24年度から整備予算を確保するという。

 

台湾有事に備え、沖縄や九州の整備が圧倒的に多い。北海道は5港湾整備だ。台湾有事の時、道内の部隊の移動などに備えるものらしいが、中国・北朝鮮・ロシアからの侵攻への備えというのは想像がつく。

 

国内の政治・経済の混乱に乗じ、軍事費の43兆円への増額、さらに軍事インフラの整備で、防衛費のさらなる増額を、ブレずに実施しようという『確信犯的総理』だ。

 

そのように国会で質問すれば「日米地位協定があるので、私はお答えする立場にはない」と答弁するに違いない。

 

空港や港湾を管轄するのは国交省だ。大臣は公明党斎藤鉄夫。世界平和を目指していた創価学会の池田大作が逝去し、軸を失っていくだろうという公明党。

 

その斉藤も、平和から戦争へと軸を移す。公明党の未来はどうなるのか、いささか心配にもなる、公明党大臣下の「国土防衛政策」だ。

 

さて、肝心の函館港の名前が載っていない。

函館港は函館駅隣の若松埠頭が12万トン以下のクルーズ船の入港化。

 

その近くの港町埠頭は、12万トン以上のクルーズ船の入港が可能となっている。つい最近も‟MSCベリッシマ(17万1598トン)が着眼した。

 

若松埠頭は、クルーズ船の乗客が観光地に近いということで、水深を深くし12万トンクラスの着眼が可能になったばかりだ。

 

市民には観光客誘致と経済活性化という名目で発表されているが、実は「観光化と言う名の軍港化」はではないかと「9条改正」反対派の私は、この頃富に感じている。

 

そろそろ北海道新聞も「函館の軍港化」についての論陣を張ってほしいものだと思っている。

 

米原子力空母ロナルド・レーガンやカール・ヴィンソンなどの雄姿が、函館湾内に鎮座する。そんな光景を近い将来に観たくはないものだ。

 

だが人間には特殊能力が在る。「怖いもの見たさ」だ。米空母函館港着岸時には、市民総出で♪いか踊り♪で歓迎する。そんな夢だけは見たくないものだ。


函館に米空母と新幹線

2023年11月27日 19時11分18秒 | えいこう語る

昨夜こんな夢を見た。函館港に米空母が着岸し、その時に新幹線が函館駅に到着するという夢だ。

 

函館市民は戦争に勝利したように、提灯行列を行い、まち中が歓喜に沸いている夢だ。夢の原因は「日中韓・外相会議」と、米韓の合同軍事訓練で、韓国の港に米空母・カールビンソンの姿を見たからに違いない。

 

さらにこの夢は、前首相菅義偉が旗を振る「ライドシェアー」の勉強会が、国会内で開催され、そこに大泉函館市長も参加していたということが、大きな要素になっている。

 

主催したのは小泉進次郎だ。大泉市長は菅と連携する【活力ある地方をつくる会】のメンバーとしての参加だという。小泉は菅を政治の師匠としている。

 

菅はJR北海道社長に島田を推薦した人物だ。さらに北海道知事鈴木も、菅の後押しで当選したと言われている。

 

北海道の7つの空港を統合させ、民営化させたのも菅だ。私は以前から菅は「新北海道大改造計画」を胸に秘めているのではないかと考えている。

 

菅は言動は目立たないが、自民党きっての陰の実力者と言われる。さらに首相時代の、沖縄県の辺野古基地建設に対しては、沖縄県民の意向など完全無視の態度を示した「冷徹」な性格も記憶にある。

 

先の戦争への協力を踏まえ「戦争反対」を貫く日本学術会議の候補の、任命拒否をしたのも菅だ。ここまで権力を、あからさまに行使できる政治家は見たことがない。

 

米韓合同軍事訓練は、中国、北朝鮮・ロシアへの牽制だ。そして我が国には有事の際「三海峡封鎖計画」というのがある。

 

それは対馬・津軽・宗谷海峡だ。仮想敵国中国・北朝鮮・ロシア艦隊の、太平洋進出を防ぐ作戦だ。

 

私の乏しい情報と得意の妄想?を屈指すれば、近いうち「日米韓・日本海合同訓練」が実施され、函館港に米空母が入港ということになる。

 

1997年の日米安保にかかわる「新ガイドライン」には、有事の際米軍が使用要請する港は、北海道は「函館」となっているからだ。

 

日米地位協定の中で、函館市が米空母の入港は阻止できない。今までも核爆弾を積載しているかもしれない米艦隊を、入港させているからだ。

 

函館港埠頭は17万トンクラスの客船が入港している。米空母は10万トンクラスなので、軍港としては十分だ。

 

函館市史には、江戸幕府は函館を軍港の目的で整備している。ペリーが函館に入港して、この天然の良港を、将来米艦隊の基地にしようと考えたのは想像に難くない。

 

函館港を見下ろす函館山の山麓には、ペリーの銅像が立ち、米空母の入港を待っているからだ。

 

そんな妄想にふけると、米空母入港の許可と引き換えに「函館への新幹線延伸」の許可が出そうな気がするからだ。

 

私の妄想が現実化するかは、次の解散選挙にある。函館を中心とする8区は、立憲民主党の逢坂誠二が君臨している。

 

それに対抗し、自民党はハーバード大卒の女性、向山淳が立候補を予定している。向山の応援には、小泉進次郎が、その時大泉市長はどの候補に応援するかだ。

 

新幹線延伸は、野党議員では不可能だ。政権党なら可能性がある。どちらを選択するか、市民としては注目に値する選挙だ。

 

ということがで私の頭が飽和状態になり、昨日の夢となった。千歳市では「日米豪の合同訓練」が行われ、フィリピンもオブザーバ参加するという。

 

北海道は沖縄同様、北の軍事基地になりそうだ。それも菅の「新北海道大構造計画」の一環かもしれない。

 

その千歳市も1997年の「新ガイドライン」では、有事に際米軍が使用を要請している。先日千歳市町会連合との研修会に出席してきた。

 

千歳市人口約10万人。『特定防衛施設関連市』に指定されているのを、市民は知っているのだろうか。

 

 我がモウソウ筍(竹の子)のごとし

   本日曇天なり津軽海峡波高し

             三等下


規制強化と規制緩和

2023年11月25日 20時43分10秒 | えいこう語る

「大麻グミ」などという、違法性があるのではと思われるネーミングの食べ物が、販売を許されていた。

 

その食品を食べた人が次々体調を崩し、社会問題となっている。「大麻」というネーミングで許可されていれば、若者が飛びつくというのは、容易に判断できる。

 

この製品で死者が多く出たというならわかるが、体調不良で病院に運ばれたぐらいで、厚労省が一気に発売禁止命令を出すというのは、ちょっと‟軽率?”ではないかと思う。

 

「大麻取り締まり法」に該当しない程度だったので、発売を許可されていたのだろう。

それならわずか数日で発売禁止というのは常識的ではない。

 

「規制強化」は「安全・安心」が重要ポイントだが、活動の自由の制限を生じる。国家による規制強化が過大となれば、国民生活は不自由をきたすことになる。

 

一方「規制緩和」が進めば、今までの安全・安心の基準も緩くなり、むしろ危険性が増してくる要素も強くなる。

 

規制緩和の方が強化より、国民の活動はより自由度が増す。だが、安全・安心の度合いは緩むので、その適用の判断が重要になる。

 

今急激に「規制強化」か「規制緩和」かが取りざたされているのは「生成AI」だろう。人類の進化を望めば、規制はない方がいい。

 

だが限りなく、人間の脳や心、また社会構造に変化をもたらすという可能性は大だ。この問題は今時点では、私の想像を超えるレベルなので、パスしたい。

 

今私たち過疎地の現状に「規制緩和」の問題が起きようとしている。「ライド・シェアー」だ。平たく言えば「白タク」という意味だ。

 

過疎地域は極端に「公共交通」が不便になっている。企業側が採算性が取れないからだ。だが‟公共”というのは、国民等しくという概念だ。

 

都会は交通網が緻密すぎるくらい網羅されている。生活上便利すぎるぐらいの整備状態だ。しかし過疎地は人口減で、乗車率が極端に少ない。客なしで走っているバスを見かけるのは日常茶飯だ。

 

バス会社はそんな路線は採算が取れないので、便数は減らす。減らしても乗客はいない。とはいっても、自家用車を持たない高齢者は、病院や買い物にも不自由する状態だ。

 

タクシーなどもない地域は、誰かに頼んで、お金を払って出かける。それは今まで「白タク」と呼ばれ、法律違反行為だった。

 

公共交通は自治体の仕事の範疇だ。ここまでくれば「規制緩和」をせざるを得なくなるのが現状だ。

 

規制緩和というより、法律を破る行為を国が認めるというのが「ライド・シェアー」だ。

そこに私は反対しているのではない。間もなく私も免許書返上の年齢に差し掛かるからだ。

 

国民の便利性ということで、簡単に法律を変えて、違法を合法に簡単にしてしまう国の判断に、少しの違和感を持つからだ。

 

原子力規制委員会なるものがある。福島第一原発事故で、原発は人類にとって危険だということが証明された。

 

規制員会なら規制強化するべきだが、耐用年数40年と言われる原発を、60年まで延長した。超高齢化の原発を再稼働させるのは、国民の命を危険にさらす行為だ。。

 

人間なら100歳まで運転してもいいというような法律だ。事故多発を国家が認めるということだ。

 

さらに国家による国家のための「規制緩和」を簡単に容認すれば【憲法】まで規制緩和を行おうとするのではないかと考えるからだ。

 

【憲法第9条】は現状にそぐわない。「規制緩和」の対象にする、なんてことになりかねないからだ。

 

『大麻グミの規制強化』さらに『ライド・シェアーの規制緩和』。あまりにも急激な国の単純な対応に【憲法改正】という『規制緩和』に持ち込もうという魂胆を妄想するのは、間違っているのだろうか。

 

千歳市に世界的半導体工場「ラピダス」がやってくる。様々な「規制緩和」が行われ、まるで『総攻撃』状態の様相を呈している。

 

果たしてこの国家プロジェクト、正しいのか私たちには判断ができない。千歳市民に聞いても戸惑っているという。

 

「東京五輪」も不透明なまま幕引きが行われ「大阪万博」も不透明なまま「総攻撃」を繰り返しそうだ。

 

「ミサイル400発購入」というキシダ政権そのものに、国民は【規制強化】をかけなければならないようだ。


過疎地の現状と分析と対策

2023年11月24日 20時23分09秒 | えいこう語る

過疎地とは少子・高齢化で、地域の潜在的エネルギーを、充分発揮できない場所を言う。それは若者が仕事の場もなく、生活できない環境から脱出する理由でもある。

 

私も若いころ都会にあこがれた。義務教育は故郷で過ごしたが、その後の進学は「田舎からの脱出作戦」だった。

 

都会は若者を輝かせるエネルギーが至る所に点在していた。しかし高度経済成長下で、田舎者の私が感じたのは、都会の風景の急激な変化だ。

 

「スクラップ&ビルド」の槌音が聞こえ、日本の良い風景が次々重機で破壊されていく、そんな時代だった。

 

それは新幹線に代表される「タイム・イズ・マネー」の世界だった。そこで‟日本人らしさ”の喪失のようなものを体感したのは、当時(1960年から70年代)の共通した若者の感情だったに違いない。

 

田舎を一旦離れ故郷に戻ってきて、故郷の良さを改めて実感した。その後まもなく、北海道全体が「故郷再発見」の動きを見せた。

 

北海道知事3期務め・その後衆議院議長を務め、今年亡くなった横路孝弘さんの、地域おこし政策「一村一品運動」だ。

 

その政策は道内に住む若者たちが、自分の地域の優位性の発見に目覚めたからだ。「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の大地が目覚めた時だ。

 

その横路さんが知事になってから今年で40年目。そして誕生したのが、函館市長大泉潤さんだ。この二人には共通点がある。二位との投票の差が「7万票」だ。

 

北海道知事の7万票は‟僅差”だ。だが函館市の7万票は‟大差”だった。知事は北海道全体の底上げを図る「一村一品運動」を提唱した。

 

一方函館市長は「新幹線の函館延伸」を掲げた。横路さんの政策には、多くの道内の若者が呼応したが、函館の若者はその政策にどれほどの関心を示すのか。

 

函館市長の政策は藤井聡太名人同様の奇策だ。だが後にじわじわと、効果を発してくるのかもしれない。

 

大泉市長は若者に人気が高い。その言動に若者の潜在能力を引き出す可能性を期待したい。先日テレビで市民の目を驚かせたのは、小泉進次郎さんたちと『ライド・シェアー』の勉強会に出席していたからだ。

 

市長の弟は俳優の大泉洋さんだ。今や飛ぶ鳥を落とす存在だ。弟の影響力を十分に発揮し、首都圏で函館のイメージアップを狙っているのだろうか。

 

今まで地味だった歴代の函館市長たち。「魅力あるまち全国NO1」の、新たな市長としての活躍に期待したい。

 

いずれ総理の座を狙うだろう小泉進次郎。その政治の師匠は、元総理菅義偉だという。菅はライド・シェアーに熱心のようだ。政治家の勉強会とは、新たな派閥の発足に向かうのではないかと言われている。

 

さらに菅は北海道に力を入れている。アイヌ民族の博物館「ウポポイ」も菅の肝入りだ

。北海道知事鈴木直道は、菅の大学の後輩で、その後ろ盾で知事になっている。

 

その菅に、大泉市長は就任半年で3度の面識があるという。今回の勉強会も菅との出会いがあったに違いない。

 

大泉市長は「新幹線の函館引き込み」を公約としている。JR北海道の島田会長は、今はその件に関心を示していないが、島田のJR北海道への起用は、菅の指名だという。

 

そんな人脈が浮かんできた、大泉新市長の動きだ。大泉市長は札幌市の出身だ。そんなことを考えれば、大泉市長は「少子・高齢化」で過疎市函館からの「脱出計画」?を立てているのかもしれないと、妄想は私の周辺からも起きている。

 

コロナ以降地球全体が大きな変化をみせている。大きな集団の国は外交がうまくいかず、戦争が絶えない。

 

それに比べ過疎地は、人間が少なく争いなどなく、自然のエネルギーは溢れるほど残っている。SDGsの社会を実践できる有力な場所でもある。

 

今日(24日)の北海道新聞の「各自核論」に、日本総合研究所主席研究員・藻谷耕介さんが「過疎地の未来は暗くない」という持論を展開している。

 

効果的にUターン促進や子育て支援を高めれば、流れは変わるという。『未来は事実と「見方」を区別できれば、北海道の将来は決して暗くない』ともいう。

 

新幹線が北海道にやってくる時、その可能性について藻谷さんの講演を、私は二度聞いた。二度とも良くなる地域は「とどほっけ=椴法華」だっと言った。

 

二度目の時、私は藻谷さんになぜ「とどほっけか」と尋ねた。時間がなかったが藻谷さんは「とどほっけという名前が良いからだ」と言った。

 

その後私の故郷「とどほっけ」は全く動きがなかった。だがUターンが二人と移住者一人、ともに30代前半の若者が、まちおこしに動き出した。

 

マスコミに取り上げられ、再び「とどほっけ」は注目を浴びている。私がリーダー役の高齢者生き生きサロン「とどっこ塾」。

 

平均年齢は80歳に手が届きそうな生徒たちと、その若者たちとの「まちづくり懇談会」を企画した。

 

過疎極めつけの我が故郷の高齢者が、若者に未来を託し、必至のお願いをする。その若者たちも‟必死”に対応してくれるに違いないからだ。

 

まずは「対話」を重視した、高齢者と若者の新たなまちづくりへの挑戦開始だ。過疎が極まり、まちづくりへのチャンスは到来した。

 

「チャレンジ精神」こそ、若さの秘訣でもある。「人は理想を失った時に老いる」と、詩人サミュエル・ウルマンも言ってるではないか。