函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本民主主義再生なるか

2024年01月31日 13時24分31秒 | えいこう語る

▼戦後79年目を迎え我が国の政治は、腐敗と混乱の塊になっている。それは帝国主義から民主主義に代わってからずいぶん経ったので、民主主義の欠陥が露呈してきたのではないかという思いもある。

▼戦後、民主主義の国にいて、多くの期間を自民党政権下で暮らした国民は、民主主義とは自民党政権下での、国家の在り様だったのではないかと、思っていたのではないか。

▼だがここにきて、自民党政権の腐敗と弱体化が露呈する。キシダ総理はこの状況を打破するため、今までの米国式民主主義では、国家が立ち行かなくなると考え、我が国の『基本秩序』である【憲法の改正】を、政治課題のトップに据えてきた。

▼【憲法改正】は『国家の基本秩序の崩壊』なので、自民党による一党独裁への‟革命”だ。その革命を、政権与党の自民党が最後の力を振り絞り‟自爆テロ”を決行するのだ。

▼その軍資金集めが、元総理のモリキロウを組織委員長とする「東京五輪」だ。そして「政治資金の巨額脱税」だ。

▼この膨大な資金を元に、今年9月の総裁選に向け【憲法改正】を行いたいと、キシダ総理は公言した。ということは、9月までの解散はないということだ。

▼一見誠実そうに見えるキシダ総理だが、自民党に育てられた「権謀術数」に長けた、地味な‟政治屋”のようだ。

▼混乱を呈している自民党派閥だが、破壊後には、一枚岩となる新たな政治体制を、自民党より混乱する野党を尻目に、再構築させるに違いない。それが長く政権をけん引してきた、政治屋集団の「自民党」だからだ。

▼政治も経済も混乱する、今の我が国にあって、再生自民党とそれに期待する国民を統一させる標語が、米国に押し付けられた憲法を変えようという【憲法改正】への大号令だ。

▼それは運命共同体とする米国の凋落ぶりとも連動し「自主憲法」というお題目に、国民は共鳴する。

▼さらに中国・ロシア・北朝鮮の周辺各国の脅威という強烈なスパイスも、ふんだんに盛り込まれる。もちろんロシア・イスラエルの戦争拡大も。

▼さらに、奥尻沖地震、阪神・淡路大地震、東日本大地震、直近の能登半島大地震も。天災と人災と戦争が入り混じってのメディアの報道が、国民を後押しする。

▼今の我が国の国民感情は【憲法改正】への大きな要因が、マックスに達したとの、キシダ総理の判断に違いない。

▼そんな中でのバイデン大統領との首脳会談。
「憲法改正」への理解と、米軍の軍事費の増加を取引にするに違いない。

▼シンゾウがトランプ前大統領と約束した、「日米運命共同体」とは、米国と共に戦うためには【憲法改正】を行いたいということを、米国と確約してきたからに違いない。

▼シンゾウの政治路線の継承というキシダ総理は、シンゾウの遺言を実行するため「派閥解消」という「地雷」を、自民党に踏ませる。

▼という下手な政治劇で国民を騙し、シンゾウから続く【憲法改正】に、自らの政治生命をかけるという魂胆だ。

▼だが憲法の何条から攻めてくるか、自民党の手の内が見えていない。野党も戦略が組めないでいる。野党内でもどの党が裏切るかが、見えていないからだ。

▼「野党共闘」この可能性は皆無に近い。この混乱こそ自民党に有利だ。憲法改正という‟革命”は本来は、野党の専売特許だったはずだが。


▼さらに国民側にも野党離れが多くなっている。そんな国家の混乱に乗じた、キシダ政権の‟磯船の船頭”の様な、政権が続いている。

▼ちょっぴり休憩したい。ここでキシダ総理の18番を。

♪波の谷間に命の花が
 ふたつ並んで咲いている
 兄弟船は晋三のかたみ
 型は古いがしけにはつよい
 俺と兄貴のヨ夢のゆりかごさ♪

▼と歌っていたら、何楽しい夢見ているのと、妻が眠気まなこで尋ねた。

▼私はこの頃、布団の中で読んだ本の続きを、夢の中で書き続ける癖がついた。夢の中でも働かされているような、不思議な国になったものだ。

自民党解党に向けての野党への期待

2024年01月30日 20時00分33秒 | えいこう語る

▼作家で精神科医でもある、‟なだいなだ”著「民族という名の宗教」岩波新書を読み返した。その中にいま我が国で起こっている、理解不能な事象を解明する言葉を拾ったみた。

▼資本主義も宗教もファシズムも、みんな人をまとめる原理だ。もちろん社会主義というイデオロギーもだ。集団をつくるための原理と言ってもいい。人間は古い古い昔から、集団を武器にしてきた。

▼政治目的を達成しようとすれば、一人じゃだめだ。政党をつくる必要がある。その政党の党首をねらうものは、党の中で派閥をつくる。

▼経済活動をしようとするなら会社をつくる。だが大会社に挑まれたら、個人企業はひとたまりもない。数の力だ。

▼政党も、総裁候補を出せない人物不足の派閥でも、数で政界を支配できる。人間の歴史はどのような集団をつくってきたかの、記録だと言えないこともない。

▼なんだか今の自民党政治のようだ。その結束を強固にしてきたのが‟政治資金の配当”だ。そう考えれば派閥の存在も理解できる。

▼という集団原理が働き国家が形成され、さらに国家を征服する帝国が現れた。帝国は滅びたが、帝国のまま維持されたと言えば中国だけのようだ。

▼だから歴史の必然から言って、中国もやがて滅びることになる。米国もロシアも帝国の体質は衰えている。

▼大日本帝国も終戦と共に滅びた。だがその主軸となった天皇は連続している。その連続性をひたすらに守ってきたのが、政権与党の自民党であり、自民党を一党独裁にしてきたのが「派閥」の力なのだろう。

▼派閥解消というが、集団を作るのが人間の宿命だ。「派閥」という名が消えるだけで「政策研究集団」なるものは、名前を変え他だけだからだ。そうでなければ国家の基盤が揺らぐと、政治家は確信しているからだ。

▼今までの派閥の「個別的自衛権」から、今度は政策集団としての「集団的自衛権」が成立する。集団的自衛権こそが、野党と戦うためには絶対有利だからだ。

▼派閥(集団)解消など、人類にとって無理のようだ。では自民党をぶっ壊すのも、無理ということになる。だが可能なことは一つだけある。

▼【野党共闘】だ。一つになって数の力で自民党と戦えばいい。自民党の壊滅作戦だ。そして野党が、自民党とは異なる、新たな政策集団を作ればいい。

▼自民党がここまで衰退したのは、党内の「集団的自営権」が機能しなかったということだ。個別的自衛権が特出してき、得意だった「調整機能」ができなくなったからだ。

▼その理由は、最大派閥のアベ派が長期政権を維持しすぎ、自らを律する機能を忘れたからだ。もしかしてアベシンゾウが、自民党を壊したのかもしれない。

▼という結果になっても、野党は共闘などという「創造的破壊」は、できないに違いない。
まずどうあれ、政権を獲得するという野望が共有できないからだ。

▼自民党はそんな野党を横目に見て、新たな『集団的自民党』を結成するに違いない。群なすことに長けているからだ。

▼それを阻止するため野党には、重ねて言うが‟共闘”しか手段がない。政治は数だからだ。

▼理論が正しいかどうかより、心にグサッとくるスローガンを作った時、国民の心をつかめるからだ。

▼格差社会が進行している。【全国の労働者よ、団結せよ】だ。簡潔な言葉で、これだという、ひらめきを与えられればいい。どっちみち人をまとめるためには、難しい理論は不要だからだ。

▼精神科医‟なだいなだ”の本から抽出した内容を、私なりにまとめてみた。とにかく、国民の精神を不安定にさせる今の政権だ。

「黄金の国」から「金権の国」

2024年01月29日 11時44分17秒 | えいこう語る
▼マルコ・ポーロが「東方見聞録」で、極東日本を『黄金の国』と称したことを、私もしばらく忘れていた。

▼黄金の国は今や「金権の国」と、言い換えた方がいいのではないかと、マルコ・ポーロ
にお願いしたいものだ。

▼立法府自体が「政治資金規正法」などという、守りもしないザル法をつくる。それを司法が取り締まることができないという国家は、もはや法治国家とは言えない。

▼そんな我が国を、世界は信頼に与えしない国家として、下目に見ているのではないだろうか。

▼核爆弾を落とされた米国に追従し、核兵器廃絶条約にも批准しないばかりか、極東最大の米軍基地を提供している。

▼そんな国なんて「非常識」極まる国家として、尊敬などするはずがない。さらに政権与党幹部揃い踏みの「脱税」。トカゲのしっぽきりで親分は逮捕を免れる。

▼民主主義国家としての「三権分立」は、崩壊する寸前の無法国家だ。沖縄県民が辺野古基地建設を反対しているのに、強制代執行という県民の人権を無視する行為に出ている。

▼自由や平等を無視する人権蹂躙の様相は、ウクライナに侵略するロシア、パレスチナに侵略するイスラエル同様ではないか。

▼我が国は国民が気付かぬうちに「民主主義国家」から「全体主義国家」へと、変貌しつつあるのではないだろうか。

▼脱税を平気で行い、議員辞職さえしない国会議員を選出する国民。そんな国民は、再度戦争に駆り立てられる要素を、十分蓄えているように思う。

▼戦場に向かうイスラエルの兵士たちは、その直前にモスクを礼拝する。神に祈ったのは「戦いのない平和な国」だろう。

▼だが互いの国家は、「平和」は敵を殲滅しなければ得られないと主張する。神は‟聖戦”という言葉を勝手に使うことは、潔しとしないはずだが。

▼なぜ戦争が終わらないのだろうか。もはや戦争を止める手段を、人間は放棄したのだろうか。

▼カール・ポパーという、オーストリア出身の英国の哲学者がいる。ユダヤ系の生まれで、親族17名がナチスに殺害された。その人物がファシズムは次のようなドクトリン(教義)を持つという。

▼『最高の目的は血や人種であり、より高等な人種は自己保全の強力な道具として、役立つ国家を形成する。国家は他の国家との対立を通してのみ存立できる。国家は法律上の法であるとともに道徳法である。国家の唯一の裁判官は世界史である。国家は他国との関係では、道徳であることを免責される』という。
(外岡秀俊著「日本国憲法の価値」朝日新書より抜粋)

▼「プーチンVSゼレンスキー」・「ネタニアスVSパレスチナ主導部」。もはや民主主義国家としての様相を呈していないのであれば、戦争終結の可能性は皆無だ。

▼先日テレビで、長くイスラエルVSパレスチナを取材している 、女性ジャーナリストが話していた。

▼「この戦争は当事者では終わらない。第三者の介入でなければ」と話していた。私は唯一原爆が投下され【戦争放棄】を掲げる、日本の国家責務ではないかと思った。

▼だが「金権国家」であり、沖縄県民の人権を無視する非民主的国家は、その任にあらずと感じた。

▼日本国憲法前文を、国会開催前に全員で発声してほしい。今の日本はその精神を、完全に逸脱した方向に進んでいることを、確認できるからだ。

ラピダス・原発再稼働・踏み絵

2024年01月28日 14時40分27秒 | えいこう語る

▼半導体の集積大工場が、北海道千歳市に突然‟侵攻”して来た。そんな兆候があったのかも、道民は知らない。知事からもそんな関連の話は、一度も聞いたことがない。

▼人口10万人弱の千歳市。千歳空港と新千歳空港は、自衛隊と共用しているので、管制業務は自衛隊が行っている。

▼【特定防衛施設関連市】に指定され「施設周辺整備調整交付金」を受けている。1997年の新日米ガイドラインでは、一朝有事には米軍が使用する空港ともなっている。

▼そんな千歳市に、国家プロジェクトが‟侵攻”してきた。先日千歳市を訪問したら、住民は国家の‟侵攻”に対し、喜びより狼狽しているのを実感した。

▼工場が次々建設され、住民には有無を言わせぬ勢いだ。その内「千歳市民条例」に代わり『ラピダス市民条例』ができ、千歳市は『ラピダス市』に改名されそうな勢いだ。

▼「住民自治」は無視され、千歳市は「ラピダスの占領地」になる、そんな気がする。2004年の市町村合併で、私の村が函館市に編入された。

▼対等合併ではなかったので「占領地」としての実感がある。それは「自治権放棄」の「無条件降伏」に似ているからだ。

▼私にはそんな実体験があるので、千歳市民の戸惑いを肌で感じる。市民が中心となり「市民自治」について、しっかり検討してもらいたいものだ。

▼ラピダス完成後には、相当な電力が必要となる。その為に『泊原発再稼働』が浮上してきた。ラピダスは最大60万キロワットが必要だという。

▼そのためには泊3号機、91万2千キロワットの再稼働が重要だと経産省はいい、原発は立派な脱炭素電源だともいう。

▼泊原発は活断層の疑いもあるが、点検報告書の改竄問題もある、企業倫理が問われる原発だ。原子力規制庁からも「スケジュールを守る意思に欠けている」とも指摘される。

▼とは言うが、電力不足を「踏み絵」に、原発再稼働を迫っている。この過程は日本原子力政策の根本を露呈する。

▼核のゴミの処理も考えないで、ゴミが溜まったのでどうすると、国民に投げ返る方法だ。つまり、使用した者に責任を負わせ、責任転嫁させる。

▼ラピダスの千歳侵攻(奇襲攻撃)は、地域経済や北海道全体にも大きな影響を及ぼす。一気呵成の‟建設攻撃”は、住民に有無を言わせぬ勢いだ。

▼そこで初めから用意していた、電力不足「原発再稼働」を持ち出す。なんと姑息な手段ではないか。

▼こんな姑息で単純な奇襲作戦に対し、道民はどう応戦したらいいか。それは国に任せるといった‟お任せ民主主義”ではいけない。

▼ラピダス侵攻計画を、メディアは察知できなかったのだろうか。台湾半導体企業が熊本県に進出してきたのに、九州は全く知らなかったのだろうか。

▼大分県のシリコンバレーに始まり、少なくてもオール九州が、動き出した地域戦略に見える。だが、北海道は全くそのような気配さえ見せなかった。

▼北海道自治体への原発から出る、核のゴミの地下埋設問題。ラピダスの侵攻も、知事は経産省や文科省などから、北海道の原発再稼働の必要性を、肌で感じているのではないか。

▼そのためラピダスの北海道侵攻を、道民にひた隠ししていたのではないかと、疑いたくもなる。誠実そうな若い知事だが、将来は国会へ進出も期待される。

▼鈴木知事誕生の裏には、元菅総理の顔があった。私はスガヨシヒデが描く「新・北海道大改造計画」なるものの存在を、漠然ながら描いている。

▼それは一言でいえば「沖縄軍事基地」と「北海道軍事基地」の強化だ。スガヨシヒデの、目の奥底にはそんな‟陰謀”が潜んでいる気がするからだ。

▼「踏み絵を踏ませる」、「熱湯に投げ込む」等、スガはそのような残酷なことを平気でする、人物の様な気がするからだ。

▼国益のためなら沖縄県を、人身御供にさせるような人物だからだ。と恐れた時、夜風が窓を震わせ、誰かが家に侵入してきた。

▼そして私は板の間に正座させられ、両腕を後ろに結ばれ、太ももの上に大きな石を何枚も積まれた。

▼悶絶しそうになり、悲鳴を上げたところで、目が覚めた。・・・数日前から左足側面に痛みがあり、寝る前に妻に大きめの湿布を張ってもらった。そこで左足が刺激されたことで「足枷の刑」の夢を見てしまったのだ。

▼夢でよかったと思う。でも裁判官が‟菅義偉の守”だったのが、恐ろしすぎたが。

曖昧な日本ここに極まる

2024年01月27日 07時58分52秒 | えいこう語る
▼政治家の「脱税の問題」が、日本政治を低下させている。そこに政治家自らが改革に向かっている。

▼と思いたいが、良い方向に変えようとするということであれば納得するが「政治資金対策本部」なるものは、脱税を行なった者たちで構成されている。

▼そのことをメディアが徹底的に追求しないことで、問題解決を曖昧にさせている。権力の横暴を阻止するという、メディア本来の役割を、メディア自身が劣化させてしまっている。

▼ジャニーズ事務所や、吉本興業の某タレントの性的問題、大手車メーカーの不正問題など、戦後大きくなった組織全体の、モラルの劣化がみられる。

▼さらにいえば、日本国自体の劣化だ。それは戦後、米国民主主義を手本としていた日本が、独自の国家の在り方を、問わなければならなくなってきているということだ。

▼だが、米国に押し付けられたという憲法を「改正する」という、単純な考えではない。世界をリードしていた米国流の「常識」が、崩壊しているという現状もある。

▼それは次期米大統領選に向かって、最大限に露呈し始めているようだ。米国と日本の劣化は、やがて日米安保条約の強化として表出してくる。

▼その強化は日本の「経費負担増」として現れる。今後の日米安保は、軍事ばかりではなく『経済安保』が、あからさまに前面に出てくるからだ。

▼政治や経済について、深い理解力もないが、一国民として今の米国と共に、我が国も廃れていくような気がしてならない。その結果が「戦争」へとつながりはしないかという杞憂だ。

▼アイザィア・バーリンというオックスオード大学で長く教鞭を執った人がいる。第二次大戦中に英国の外務省にいて、米国に駐在していたこともあるという人が、こう言っている。

▼【弱悪な人々が間違った有害な意見で、社会を正しい道からそらすのを、止めることはできる。しかしそれができるのは、邪悪で有害で歪曲され、誤っているとされているものが、そのようなものではないと主張する、自由を与えられている時だけである。さもなければ、確信は単なるドグマの上に立っているだけで、合理的とはいえず、新しい事実や観念の光に照らして、それらを分析したりすることはできない】。(外岡秀俊著「日本国憲法の価値より抜粋)

▼今の日本社会はまだ邪悪なものを批判する‟自由”は与えられている。その自由を充分行使できないメディアが、自らの使命を放棄しようとしているのではないか。

▼国民の目線に立つメディアが覚醒し、新しい事実や観念の光に照らし、自由や平等、文明や心理といった真実を、国民に知らしめてほしいものだ。

▼こんな無様な日本なのに、4月にキシダ総理はバイデン大統領から招待を受けた。選挙戦真っただ中の米国の歓迎。

▼その真意をメディアは、正確に国民に伝えてほしいものだ。