函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

戦後最大の災害年

2013年12月31日 13時38分01秒 | えいこう語る
今年を振り返ってみた。
太平洋戦争後に我が国の平和を襲った最大級の災害は、シンゾウ台風2号だろう。
1号の時は、鳴り物入りにもかかわらず、すぐに萎んでしまったが、ハワイ沖あたりで巨大な勢力を温存していたようだ。
※顔を洗って,新しい年を出直そうとしているカモメ。


「国土強靭化政策」を掲げて以来、様々な分野の強靭化をはかっている。
戦後国民がこつこつ築いてきた、平和で満たされた世界最大級の「九条湖ダム」が、決壊寸前だ。
だが、このダムの強靭化予算はゼロだ。
2号台風は1年間居座り、日本中を大混乱に陥れている。
国民へのクリスマスプレゼント「特定秘密保護法」も、12月早々に届いた。
沖縄の米軍基地固定化にも、毎年3000億円超の強靭化予算を確約した。
※こんな戦闘機が頭上を飛んでほしくないものだ。 これはトンビだけれど。


さらに「靖国神社参拝」のトリプル・プレゼントも加えた。
このプレゼント、悪ふざけのサンタならぬ“サターン”の仕業だ。
だが、そんなプレゼントをもらって、喜んでいる国民が半数以上というのは、同じ国民として理解ができない。
シンゾウ台風2号の被害は甚大なはずだが、そう考えていない国民が結構多い。
「痛みに耐えればそのうち慣れる」と言った前首相のまじないが、じわじわと効いて来ているのだろうか。
新年は地球儀をそばに置き、我が国の行く末をじっくり考えてみたいものだ。
「大国の総身に知恵は回りかね、小国の身に回る知恵は知れたもの」
この言葉を胸に刻み、事あるごとに地球儀を凝視していたい。
※今年もやってきた渡り鳥。コクガン。


シンゾウ台風2号。
2年も続けて国内に居座り、被害を拡大させては,この国は立ち直れない。
「主権在民」という「国民強靭化政策」を新年の目標にし、2014年も奇想天外な夢を見て、ストレスを解消したいものです。


富国強兵の道

2013年12月28日 13時01分35秒 | えいこう語る
第一次内閣は「弱心臓」、第二次内閣は「強心臓」。
答えは、アベ内閣だ。
心臓を入れ替えて、シンゾウをアベコベにしたら、世の中、どうやら明治維新に戻りつつあるようだ。
アベノミクスも、直訳すれば「富国強兵」という意味だ。
アベちゃんは、どうやら「坂の上の雲」を目指しているようだ。
天皇陛下が80歳の誕生日に「憲法を守ってほしい」との談話を出したが、それも無視しようとしている。
昭和天皇がA級戦犯の合祀以来、参拝を中止した靖国神社に、大親分である米国の制止を振り切ってまでも、参拝した。
「殿、ご乱心もいいかげんに」と、側近ばかりではなく、全国の民の声も聞こえる。
もしかして、アベちゃんは、現天皇や昭和天皇を超え、明治天皇になった気分でいるのだろうか。
そうであれば、現憲法を改正し、大日本帝国憲法をリニューアルする気持ちも理解できる。
※この神社の境内には,日露戦争の参加者の石碑がある。我が村は9名の戦死者を出している。


地方版「富国強兵」を実行しようとしているのが、沖縄県のナカイマ知事だ。
復興予算という名目の税金をごっそり奪い、米軍の基地強化と固定化を決断したのだ。
ナカイマ知事の風貌は、もはや「沖縄の妖怪」といっても過言ではない。戦争で犠牲になった県民の霊をも食らうのだ。
「アベ天皇」と「ナカイマ妖怪」この二人で、国内への米軍基地の均等配分を本格的に実行するに違いない。
「県外移設は諦めてはいない」という、妖怪の二枚舌の意味は、米軍を全国に配分し沖縄の軽減を図る、ということではないか。さらに解釈すれば、日本全土の米軍基地化だ。
我が北海道でも、千歳にオスプレイの配置、さらに勝手に「訓練適地」だなどと囁かれている。
「出たな妖怪」。
まさしく、基地埋め立て許可は「今でしょう」だ。
しかし、国民には戦争をしない国にするための大きな武器がある。
それは、明治維新からの「日本史」だ。
歴史を正しく学べば、戦争へ向かう道は回避できるのだ。
逆に正しく学ばなければ、再び戦争の惨劇を味合うことになる。
新年度より、私が函館市社会教育委員に推薦された。
私のブログを教育委員会が見ていなければ、選ばれるに違いない。
戦争への道は、まず教育現場からというのが歴史の示すところだ。
恒久平和を維持するためには、どのような社会教育が必要か、会議の席で討論することが大切だと思う。
日清・日露・日中、そして太平洋戦争へと、国民の命を強制的に奪った歴史を、二度と繰り返さないことを誓うのが、靖国参拝の真の意義だ。
心臓がアベコベの首相は、参拝の意義を完全に勘違いしているようだ。
函館市民も首相同様、間違った方向に流れないようにするのが、社会教育委員の新たな仕事だと思う。
2013年歳末に、アベ首相とナカイマ知事は、国民と県民に「最後っ屁」をかました。
新年は「倍返し」をして、二人に引導を渡したいものだ。


便乗国家日本

2013年12月27日 12時31分42秒 | えいこう語る
私がウニ漁に出かけている隙に、アベ首相が靖国神社を参拝してしまった・・・!?
まさか、政権発足1周年記念に靖国神社参拝という、我が国の平和の歴史を崩壊させるイベントを仕掛けてくるとは、夢見名人の私も、夢にも見なかったという感じだ。
※世の中が変になってきたので、どこかへ行ってしまおうかと思案しているカモメ。


「自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる」という、日本国憲法前文を思い出した。
この文言、アベ首相は間違って解釈しているのだろう。
自国の主権を維持するためには、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないという解釈が正しいのではないか。
第二次アベ内閣の靖国参拝は、米国・中国・韓国、さらに、かつて我が国が侵略した国家を、無視した行動ではないか。
私は、靖国神社を見学したことがある。
そこで私が得た結論は「自衛のための戦争は正しい」と、主張する神社だということだ。
アベちゃんの靖国参拝は「憲法第9条改正」に向けた、世界へのメッセージと捉えられたに違いない。
まず、特定秘密保護法で、国民の知る権利と表現の自由を奪う。
南スーダンのPKO活動での韓国軍への自衛隊の弾薬供給は、武器輸出禁止撤廃の前兆だ。
自国の防衛のため、何が何でも「集団的自衛権の行使」の突破口にしたい目論見だ。
「戦争をする国」にするためには、国民の支持が必要だ。
そのための基本的政策は、義務教育の強化だ。
「国旗・国歌」の強制はあたりまえ、さらに必要なのは精神教育だ。道徳教育の強化に努めると、下村文科相が口火を切った。
国家に忠誠を誓う国民を育てなければ、お国のために命を投げてくれないからだ。
アベ首相の靖国参拝は、このようなメッセージを世界中に証明したことになるのではないか。
※焼夷弾でも落ちたような夕暮れの村。


アベ首相の勢いに、便乗する者が次々現れる。
仲井真沖縄県知事だ。選挙前は普天間基地の県外移設を公約にして当選したが、県内移設と引き換えに、多額の予算を確保したのだ。
嘘つきは、シーサーに頭をかじってもらわなければならない。
今朝の新聞を見てさらにびっくりは、我が北海道知事の高橋はるみちゃんだ。
3選まで温かい目で見ていたが、丹頂鶴の雛がいまだに大空に飛び立てないような道政運営なので、「交代論」まで自民党内部から出ていた矢先だ。
よりによって、アベちゃんの靖国参拝と同時に出馬証明なんて、はるみちゃんもいつの間にか、沖縄県知事同様の政治手腕を身につけたようだ。
沖縄の米軍基地の県外移設は、北海道が引き受けるのではないか、などというのも脳裏をかすめる。
泊原発再稼動や幌延町に高レベル核廃棄物の地下埋設の可能性も出てくる。
先日、はるみちゃんが函館に来た時、函館商工会議所の松本会長が4選をヨイショした。会頭の腹は、知事にも新幹線の駅名に、函館を応援してもらおうということだろう。
実力者だが強面の会頭、大間原発は反対だが、泊まり原発は反対でないという。そして市長も同じ意向なのだ・・・??。
さて、我が函館工藤市長、来年「大間原発指し止め訴訟」のトーンが、少しダウンした感じが見受けられる。
「原発の技術的なものは重視しない」という。規制委員会の安全基準をクリアーすれば、それはそれで納得ということなのか。
函館市の会頭と市長の関係は親密のようだ。会頭を敵に回すと選挙は苦戦するからだ。それがあるからか、いつも海外出張は、一緒だ。
たいした情報でもないが、函館市長とはるみ知事の両選挙参謀長は「兄弟」だ。
気前の良いアベちゃんを手玉に、沖縄県の知事のような、裏取引など行ってほしくはないものだ。
靖国参拝から、なんだか取り留めのない話になってしまったが「便乗国家」になってほしくないというのが、今日の思いだからだ。


「アベ」と「ナカイマ」

2013年12月25日 11時55分18秒 | えいこう語る
今、我が国を代表する曖昧な人物といえば、総理と沖縄県知事だろう。
「ファジー・アベ」「ファジー・ナカイマ」この二人は、チビ・イノセのように、徳田ファミリーからのちっぽけな金ではなく、米国から膨大な政治献金を貰っているのではないだろうか。
「ナカイマ」は老体鞭打つような素振りをして、都内の病院に事務所を構えた。
入院直前にはアベ首相と会い、沖縄振興予算を21年度まで3千億円台とする確約を得た。沖縄県知事としての国に対する忠誠と責務を終えてからの入院だ。
そこにアベ首相がお見舞いに来る。
3千億円のお礼は、普天間基地の移設に向けた名護市辺野古の埋め立て承認だ。
来月早々には名護市長選挙がある。県民の埋め立て反対運動が激化する。
だがブルトーザーは、県民の声も土砂と一緒に埋め立ててしまうだろう。
敗戦後、住居も土地も奪われ、更地にされた沖縄の光景を再現させる仕業だ。
沖縄は二度目の敗戦の屈辱を味わうことになる。
沖縄を米軍に売り渡すのは「アベ」と「ナカイマ」だ。さらに、裏切り者は、沖縄県自民党県議だ。
「ナカイマ」は病気と老体を理由に、知事の職を辞するかもしれない。県民も二度と沖縄の地を踏ませないだろう。
※平和の党も公明正大さを失ったようだ。「希望」という字も「危険」と書き変えた方が良い。


故マルコス大統領を思い出した。
「ナカイマ」は、病院の屋上からオスプレーに乗って、ハワイの保養地に脱出するかもしれない。
昨日の夢はここまでだった。目覚めてもオスプレーの飛行騒音が耳に残っていた。
2年前の、函館の温泉旅館の朝食時。
私の向かいに、沖縄の若者二人がいた。そこで基地談義が。
基地反対運動をしている若者は「ナカイマは裏切り者だ。次の選挙で、知事の座から落とさなければならない」と話していた。
その会話が蘇ってきた。
沖縄の内情を知らない国民は「ナカイマは日米安保の中で、知事として苦渋の選択をしたと思うに違いない。さらに、復興予算を確保した辣腕は見事だと」。
政治家に尋ねたい。国民のために責務を負うのか、それとも国家に対してか。
「どちらも」と、口をそろえるだろう。
来年は馬年だ。
自衛隊の閲兵式で、軍服姿で白馬にまたがり、ちょび髭を蓄える「アベ総督」。そんな初夢など見たくないものだ。


天皇陛下のお言葉

2013年12月24日 13時41分26秒 | えいこう語る
80歳の誕生日を迎えた天皇陛下の言葉を、閣僚たちがどのように考えているのか、ぜひ聞きたいものだ。
日本国憲法第一条は「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とある。
陛下は誕生日にあたって、次のような談話を出した。
最も印象深いことは、戦争で若い人たちが命を奪われたことだという。さらに、平和と民主主義を守るために、日本国憲法は作られた、とも話された。
この言葉を、アベ総理はどのように解釈するだろうか。
「国民の命を守り、そして平和で民主主義国家を守るため、他国からの侵略に対する国防を強化することが、陛下と私の共通した思いでもある」そのように曲解するのだろうか。
※魚の寒干しの風景。潮風のスパイスをたっぷりあびた、いい干し物ができる。


今朝の新聞は、陛下のこの談話を一面に掲げ、アベ独裁政権の暴走を阻止する論陣を張るものだと思っていた。
ところが北海道新聞は、そのコメントはまったく触れず、誕生日のみを記事にしているのだ。報道各社の動向を見ながら、書こうとしている、腰の弱さなのだろうか。
閣僚の中でも真面目な感じがする小野寺防衛大臣、脳の移植手術を終えたようだ。
南スーダンでPKO活動している韓国軍に、銃弾1万発を無償で提供するという。この銃弾で命を落とす人がいたなら、我が国は殺人教唆罪ではないか。
この武器供与で、北朝鮮は韓国軍と日本軍は、同盟軍と考えるだろう。きわめて危険な行為ではないだろうか。
国民の脅威を煽り、国防の強化に努めようという、姑息な作戦に出たのかもしれない。
天皇陛下陛下の誕生日に言葉に、泥を塗る行為ではないだろうか。
国民の象徴である、天皇陛下を敬わぬアベ内閣。
さらに今朝の朝刊で驚いたのは、アベ内閣の支持率が54,2%にアップしたという。
陛下の平和の思いにも、耳も傾けない内閣を支持する国民。それになんらの抵抗も見せない報道。
このような世相を憂う陛下の発言こそが、国民統合の象徴としての、責任あるあるべき姿なのではないだろうか。
「天皇陛下の言葉」の重みを理解できない政府。
北朝鮮を笑っている場合ではないような気がするが。