今回のお気に入りは、シャクルトン・ウイスキーです。
シャクルトンという人の名は日本ではあまり知られていません。
しかしイギリスでは誰もが知る理想のリーダーです。
彼は冒険家ですが、実績はというと小さな成功を除くと南極横断に失敗した記録があるだけです。
ではなぜ彼は理想のリーダーとして尊敬されているのでしょうか?
南極海で船が氷に挟まれて沈没し、乗組員は極寒の地に取り残されました。
彼らは船から下ろした器材を活用して17か月もかけて南極海を脱出し、何と28人全員が生還を果たしたのです。
シャクルトンが乗組員全員から尊敬と信頼を集め、志を一つにしたからこそ奇跡の生還劇を成し遂げることができました。
これこそ南極横断に勝る偉業です。
このような大いなる失敗を正しく評価し、シャクルトンの名を後世にしっかりと残したイギリス人の人としての成熟度を尊敬せずにはいられません。
彼は冒険家ですが、実績はというと小さな成功を除くと南極横断に失敗した記録があるだけです。
ではなぜ彼は理想のリーダーとして尊敬されているのでしょうか?
南極海で船が氷に挟まれて沈没し、乗組員は極寒の地に取り残されました。
彼らは船から下ろした器材を活用して17か月もかけて南極海を脱出し、何と28人全員が生還を果たしたのです。
シャクルトンが乗組員全員から尊敬と信頼を集め、志を一つにしたからこそ奇跡の生還劇を成し遂げることができました。
これこそ南極横断に勝る偉業です。
このような大いなる失敗を正しく評価し、シャクルトンの名を後世にしっかりと残したイギリス人の人としての成熟度を尊敬せずにはいられません。
と前説をした上で、シャクルトン・ウイスキーについてご紹介します。
シャクルトンは数回に渡り南極を訪れており、冒険で必要になる食料や燃料、機材などを事前に現地小屋に保管していました。
それらは結局使われることがありませんでしたが、100年ほど後に訪れた者がそれらを偶然再発見しました。
その中には木箱の中に藁で包まれたウイスキーがありました。
これは乗組員が寒さをしのぎ、憩うために無くてはならないものでした。
そのウイスキーを製造したメーカーが今も存続しており、マスターブレンダーがそのままの味わいを再現したのがシャクルトン・ウイスキーです。
これまでいくつかのバージョンが発売されたそうです。
私が9年前に購入したのは木箱と藁、気泡入りボトル、ラベルデザインまで全てを再現したこだわりの復刻ウイスキーでした。
随分高価だったためこれまで数回味わっただけです。
シャクルトンは数回に渡り南極を訪れており、冒険で必要になる食料や燃料、機材などを事前に現地小屋に保管していました。
それらは結局使われることがありませんでしたが、100年ほど後に訪れた者がそれらを偶然再発見しました。
その中には木箱の中に藁で包まれたウイスキーがありました。
これは乗組員が寒さをしのぎ、憩うために無くてはならないものでした。
そのウイスキーを製造したメーカーが今も存続しており、マスターブレンダーがそのままの味わいを再現したのがシャクルトン・ウイスキーです。
これまでいくつかのバージョンが発売されたそうです。
私が9年前に購入したのは木箱と藁、気泡入りボトル、ラベルデザインまで全てを再現したこだわりの復刻ウイスキーでした。
随分高価だったためこれまで数回味わっただけです。
そしてこの度、偶然に見かけたシャクルトン・ウイスキーは紙箱に入ったごく普通のウイスキーでした。
値段も3000円ほどと超お手頃。
この価格なら晩酌のウイスキー・ローテーションに入ってもらうことが可能です。
すぐに購入し、味わうことにしました。
値段も3000円ほどと超お手頃。
この価格なら晩酌のウイスキー・ローテーションに入ってもらうことが可能です。
すぐに購入し、味わうことにしました。
味見の前に、9年前のシャクルトン・ウイスキーと比較するため、当時のマイ・ブログで復習しました。
=====
ボトル自体も100年前と同じ製法で作られたそうで、ガラスの中の泡や、転がしたときにできた波打つ側面をみてまず納得。
次に開栓。
香りは少々弱め。
グラスに注ぐと予想していたよりもずっと淡い色彩。
シェリー樽のモルトも入っていると聞いていたのですが、色彩からするとごくわずかのよう。
ウイスキーを口に含みました。
刺激が強い。
第一印象は7~8年の若いウイスキーのような刺激。
そしてあっさりとした味わいと余韻。
これも予想外です。
30年ものまで入っていると言っていたのでもっと重厚な味わいかと思っていましたので。
でもこれは度数が47度もあるせいかも・・・。
水を少しだけ入れると、案の定、香りが開放され、味わいが広がりました。
舌触りが見違えるほどまろやかになり、シェリー樽の甘さを確認することができました。
これは美味しい!
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ボトル自体も100年前と同じ製法で作られたそうで、ガラスの中の泡や、転がしたときにできた波打つ側面をみてまず納得。
次に開栓。
香りは少々弱め。
グラスに注ぐと予想していたよりもずっと淡い色彩。
シェリー樽のモルトも入っていると聞いていたのですが、色彩からするとごくわずかのよう。
ウイスキーを口に含みました。
刺激が強い。
第一印象は7~8年の若いウイスキーのような刺激。
そしてあっさりとした味わいと余韻。
これも予想外です。
30年ものまで入っていると言っていたのでもっと重厚な味わいかと思っていましたので。
でもこれは度数が47度もあるせいかも・・・。
水を少しだけ入れると、案の定、香りが開放され、味わいが広がりました。
舌触りが見違えるほどまろやかになり、シェリー樽の甘さを確認することができました。
これは美味しい!
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以上の復習を踏まえ、今回のシャクルトン・ウイスキーの感想を少々。
●外見は紙箱、ボトルともにごく普通で、復刻版のような木箱&藁という豪華さはありません。
ただ、ボトル自体にガラス加工でシャクルトンの好きだった詩が書かれています。
●度数は40度でごく普通。
9年前のが47度だったのは極寒の地での凍結防止対策としての特注品だったのかもしれません。
●色合いは少し薄目。
●香りは以前と同じく弱め。
●味わいは以前ほどの刺激は無く軽め。
度数が7度下がったせいでしょうか?
●加水後は香り味わいともにまろやかになります。
軽やかに甘さが口の中に広がります。
ハイランドウイスキーの特徴である、サラッとして飽きが来ない味わいです。
ただ、ボトル自体にガラス加工でシャクルトンの好きだった詩が書かれています。
●度数は40度でごく普通。
9年前のが47度だったのは極寒の地での凍結防止対策としての特注品だったのかもしれません。
●色合いは少し薄目。
●香りは以前と同じく弱め。
●味わいは以前ほどの刺激は無く軽め。
度数が7度下がったせいでしょうか?
●加水後は香り味わいともにまろやかになります。
軽やかに甘さが口の中に広がります。
ハイランドウイスキーの特徴である、サラッとして飽きが来ない味わいです。
以上の通り今回のシャクルトン・ウイスキーは当然と言えば当然ですが、9年前のと似た味わいに仕上げられていました。
9年前の1/5ほどの価格で味わえるのですからありがたい話です。
この価格差は、復刻用に用意した木箱や藁、包み紙、気泡入りボトル、冊子などが値を吊り上げたのでしょう。
9年前の1/5ほどの価格で味わえるのですからありがたい話です。
この価格差は、復刻用に用意した木箱や藁、包み紙、気泡入りボトル、冊子などが値を吊り上げたのでしょう。
(おまけ)
シャクルトン・ウイスキーにはいくつかのバージョンがあるそうなので調べました。
①2011年発売版 1st ver.
シャクルトン・ウイスキーの発見を記念して忠実に復刻したウイスキーを
ザ・ディスカバリーと名付け、5万本販売しました。
アルコール 47.3度
HIGHLAND MALT WHISKY
ウイスキーの味わいを復刻したのはホワイト&マッカイのマスターブレンダー
リチャード・パターソン。
私が9年前(2012年)に味わったのはこのバージョンです。
シャクルトン・ウイスキーの発見を記念して忠実に復刻したウイスキーを
ザ・ディスカバリーと名付け、5万本販売しました。
アルコール 47.3度
HIGHLAND MALT WHISKY
ウイスキーの味わいを復刻したのはホワイト&マッカイのマスターブレンダー
リチャード・パターソン。
私が9年前(2012年)に味わったのはこのバージョンです。
②2013年発売版 2nd ver.
シャクルトンの脱出行を冒険家が忠実に再現したことを記念して、
新たなブレンドで復刻したウイスキーをザ・ジャーニーと名付けました。
アルコール 47.3度。
このウイスキーを復刻したのもリチャード・パターソンではないかと思われる。
複数の蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドしている中にベン・ネヴィスの名が
ありました。
シャクルトン・ウイスキーの復刻にニッカウヰスキーの子会社が関わったことを
知り、驚くとともに光栄に思いました。
シャクルトンの脱出行を冒険家が忠実に再現したことを記念して、
新たなブレンドで復刻したウイスキーをザ・ジャーニーと名付けました。
アルコール 47.3度。
このウイスキーを復刻したのもリチャード・パターソンではないかと思われる。
複数の蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドしている中にベン・ネヴィスの名が
ありました。
シャクルトン・ウイスキーの復刻にニッカウヰスキーの子会社が関わったことを
知り、驚くとともに光栄に思いました。
③今回入手した廉価版(2017年発売らしい) 3rd ver.
ザ・ディスカバリーとザ・ジャーニーのどちらかの廉価版だと考えていましたが、
アルコール度数が違うため、第3のバージョンです。
アルコール 40.0度
BLENDED MALT WHISKY
ウイスキーの味わいを復刻したのはホワイト&マッカイのマスターブレンダーの
リチャード・パターソン。(ラベルにサインが印刷されています)
ザ・ディスカバリーとザ・ジャーニーのどちらかの廉価版だと考えていましたが、
アルコール度数が違うため、第3のバージョンです。
アルコール 40.0度
BLENDED MALT WHISKY
ウイスキーの味わいを復刻したのはホワイト&マッカイのマスターブレンダーの
リチャード・パターソン。(ラベルにサインが印刷されています)
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