鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2261~野田知佑

2023-07-26 12:44:46 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、野田知佑です。

今月の「たくさんのふしぎ」で紹介されていたユーコン川のイカダ下りが面白そうだったので、「ユーコン川を筏で下る」を読むことにしました。

内容紹介を引用します。
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75歳、イカダの大冒険!
《ぼくのカヌー人生の中で、ユーコン川は、すべてを放りだして娑婆と縁を切り、漂流し、自由を謳歌する最大最良の場所である》。
1980年代に日清チキンラーメンのCMでカヌーブームを巻き起こした著者が川を旅することになった原点は、1975年『ナショナル・ジオグラフィック』誌に載ったユーコン川イカダ下りの記事だった。
ユーコン川は、カナダ北西部からアメリカ・アラスカ州をへてベーリング海へ注ぐ総延長3700キロの大河。
75歳を迎えた著者は、2013年8月、仲間とともにイカダを自作し、中流域700キロの川下りに挑戦する。
イカダ上でゴールドラッシュ時代の作家ジャック・ロンドンの伝記を読み、焚き火のまわりでは世界各地の旅人たちと語り合う。
初カヌーでユーコンを下る日本人美女。
20代の姪の娘に語る昔日の逸話。
先住民と仲良くなる方法。
ユーコン離婚。
シングル・マザーの処世術。
若い娘の口説き方。
8月のオーロラ…。
2000年前から変わらぬ風景と、120年前のゴールドラッシュの記憶。
不思議な歴史感覚の中を散歩しながら、さまざまな人生をユーモラスに語る、野田紀行文学の代表作にして、若き日本人への励ましの書。

【編集担当からのおすすめ情報】
「世界一の川、それは日本の川だ」。
1938年生まれで、高度成長期以前の日本の自然を体験しており、南極以外の世界中のあらゆる川を旅してきた著者の言葉には含蓄があります。
ほかにも胸に深く届く名言が続出する一冊です。
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川の流れに身を任せ、ゆったりと過ごした1か月間のイカダ旅の様子を読むと、こちらの心までゆったりします。
行きかうカヌー旅の人々と会話をし、気が向けば大きな川魚を何匹も釣り上げて食し、イカダや川岸で昼寝をする、実に気ままな旅。
欧米の学生や老夫婦が多く、日本人はごくわずかです。
日本人の場合、学生はほとんどおらず、公務員が多いようです。
野田さんのバックアップチームの写真も2人は顔を塗りつぶしており、会社に内緒で来たことがうかがえます。
1か月もの長期休暇を許す企業は日本にはほとんどないようです。
「若いうちは無謀な冒険をして失敗しても良い」という欧米に比べ、「冒険をしても就活の足しにならない」という日本人。
人生におけるゆとりが大きく違うことを実感するエピソードが満載です。
これが野田紀行文学なのですね。
グローバルスタンダードという言葉をよく耳にしますが、日本はまだまだだと実感させられました。

今は半分くらい読んだところ。
公共の乗り物で移動するときはいつも文庫本を用意するのですが、本書は別。
文庫本より二回り大きいので、鞄の中身を抜いて持ち歩いています。
後半もとても楽しみです。




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